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カテゴリ:映画
昨日、熊本城の桜見物の前に行ったところは 電気館で上映されている山田洋次監督の映画「家族はつらいよ」と、 花畑広場で開かれているラーメンフェスタでした。 「家族はつらいよ」は退職した平田一家の主人・周造(橋爪功)が妻・富子(吉行和子)から 突然、離婚届を突き付けられ署名捺印を求められるという発端から始まった 離婚騒動を描いたファミリーコメディ。
この映画を観て夫たるもの現役時代に仕事がどんなに忙しくても、 妻への思いやり、優しさなどを持って接してきたかを振り返させられ、 そして、そこの貴男は大丈夫と問いかけられる深く考えさせられるものでした。 私も現役の頃はお酒を週に2~3日、いやそれ以上外で飲んでいました。 長男曰く「中学、高校時代の頃、お父さんは家に居なかったもんね」と言われるぐらい 外で飲んでいました。 妻は2年前に癌で亡くなりましたが元気で生きていれば 「家族はつらいよ」と同じ場面を迎えていたのではないかと思っています。 驚いたのは「健康だったら・・・・・」、そのあとの言葉は離婚をほのめかす言葉を お母さんが言っていたよと長男が妻が亡くなったあと教えてくれたのです。 昨日、この映画を観に来ていた人たちは私よりややご年配のご婦人が殆どでした。 「貴男の妻に対する態度や言動、心配りはそれでいいの」と問いかけるこの映画は 世の中の既婚男性諸氏に「あなたも将来迎えるかもしれませんよ」と、 警鐘を鳴らすものでないかと思ったところです。 妻を亡くした今、離婚騒動が持ち上がる心配はありませんが、妻が生きている中での 映画の平田家のような幸せさに浸ることができなくなったのを寂しく思っています。 最後に「妻を亡くしてつらいよ」という映画 もあっていいのではないかと思っています。
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最終更新日
2016.03.27 22:13:28
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