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チェンジニアko-heiの雑学講座&カー用品紹介ブログ

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2020.10.24
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カテゴリ:車のトラブル
こんにちは!

チェンジニアのko-heiです!!



皆さん、車のメンテナンスはしっかりと行っていますか?

自動車に乗る以上は定期的にチェックして、安心な状態を保つことは、ユーザーの重要な努めですよね。

ただししっかりとメンテナンスを実施していても、不具合というのはつきものです。

そんな予期しない車のトラブルから今回はこちらをご紹介します。

「エンジンルームからのキュルキュル音」

皆さん、街中で聞いた事ありませんか?

走行中やアイドリング中のエンジンから、キュルキュルと甲高い音を響かせている車を。

あの音を聞いているだけで不快な気分になる。という人もいるほどです。

今回は、キュルキュル音の原因と、その解決方法を解説していきます。


この2分ほどの記事を読んで頂けると、万が一の際に、適切な行動がとれるようになる!


それでは、どうぞ!!





1.あのキュルキュル音の正体はいったい何?
2.ファンベルトとは
3.キュルキュル音が発生する主な理由を解説
4.万が一、キュルキュル音が聞こえたら!
5.まとめ







1.あのキュルキュル音の正体はいったい何?

異音を特定する時に、まず考えるべきは、作動している物は何なのか?

この事を考えるのが重要です。

例えば、走行している時に異音がしており、信号待ちで異音が解消された場合、タイヤなどの駆動系の不具合を疑う材料になります。

そして、今回のキュルキュル音はエンジンが回っている時には常に聞こえています。

※停車中でも

という事は、タイヤなどの駆動系の不具合とは考えにくいですよね?

そのうえで、キュルキュルと聞こえるようなら、エンジン本体、もしくはエンジンによって回される補機類の可能性が高いです。

補機類というのは、エンジンの動力によって、回転し、役割を果たす部品の事です。





主な補機類として、

・オルタネーター
バッテリーを充電する為の発電機です。

  バッテリー上がりに関する記事はコチラ

・ウォーターポンプ
エンジン冷却水を循環させる為のポンプです。

  冷却水に関するトラブルはコチラ

・エアコンコンプレッサー
クーラーを作動させる為の部品です。

・ベーンポンプ
ハンドル操作をアシストする、パワーステアリングの油圧を発生させるポンプです。

※最近の車両は、電気モーターを使用したパワーステアリングが主流で、ベーンポンプがない車両がほとんどです。


これらの補機類が存在しております。

そして、それらの補機類とエンジンとを繋げる部品がファンベルトです。





このキュルキュル音は、ファンベルトが滑ってしまう事で発生する事が多いです。




2.ファンベルトとは

ファンベルトとは、エンジンの動力を補機類に伝達する為に用いられる、動力伝達装置の事です。

昔は、冷却ファンを駆動する為のベルトの事を言いました。

同じように、エアコンを作動させる為のベルトを、エアコンベルト。

ベーンポンプを作動させる為のベルトを、パワステベルト、というように数本のベルトを使い分けていました。

しかし現在は、様々な補機類を1本のベルトで駆動するタイプが主流で、そのベルトの事をファンベルトと称しています。




3.キュルキュル音が発生する主な理由を解説

キュルキュル音は、ベルトと補機類とが滑った場合に発生する異音である事が多いです。

では、このベルトの滑りはなぜ発生するのか、原因を解説します。

・理由1:ベルト表面のゴム劣化
ファンベルトは、動力を確実に補機類へ伝達する為に、凹凸の形状をしています。





しかし、主成分はゴム部品です。

その為、走行するにしたがって、ベルト表面のゴムが劣化、破損する事によって、滑りが発生しやすくなります。

これが原因で、異音が発生している場合は、ファンベルトの交換が必要です。


・理由2:ベルトの張力(張り)不足
ファンベルトの張りが緩いと、十分に動力を伝えられず、ベルトの滑りに繋がります。





しかし、最初のうちはベルトの異音は聞こえていなかった事を考えると、途中でベルトの張りが緩くなる理由は何でしょうか?

それは、ベルト本体の緩みです。

ファンベルトも所詮はゴム部品です。

使用に伴って、徐々にベルトが伸びていきます。

すると、ベルトが滑り始め、キュルキュル音が聞こえ始めるのです。

この場合は、ベルトを点検し、異常がない場合は、張りを調整する事で異音を解消する事ができます。


・理由3:補機類側の不具合
ファンベルトの駆動を補機類に伝える為に、プーリーと呼ばれる部品を介しています。

これらの金属部品の錆びつきや、張り具合を調整するテンショナープーリーが損傷していても、キュルキュル音が聞こえます。

この場合は、ベルト側で解消させる事ができない為、修理費用が高くなる可能性があります。




4.万が一、キュルキュル音が聞こえたら!

走行していて、万が一キュルキュル音が聞こえ始めたとしても、すぐに悪影響が及ぶ事はありませんので、ご安心ください。

そしてお早めに整備工場で点検を受け、しかるべき処置を実施頂けると、確実に異音という不具合は解消します。

では、そのまま放置してしまうとどうなるのでしょう。

キュルキュル聞こえているという事は、ベルトが滑っている可能性が高い事はお伝えしました。

ベルトが滑ると、動力を補機類に供給できなくなるばかりでなく、様々な不具合が生じます。

・オルタネーターが作動しない事による、バッテリー上がり

・冷却ファンやウォーターポンプが作動しない事による、オーバーヒート

・エアコンコンプレッサーが作動しない事による、クーラーの効き不良

・パワーステアリング作動不良による、ハンドル操作力の増加

※通称、重ステと呼ばれており、特に力のない女性ではハンドル操作ができないです。

まず、このような不具合が生じます。

最悪の場合、ベルトが切れ、ベルト片がエンジン内部に飛散し、損傷範囲を拡大させる可能性もあります。

このように、ファンベルトの異音というのは、放っておくと取り返しがつかない不具合に発展する可能性があるという事を知っておきましょう。




5.まとめ

いかがでしたか?

良く街中で聞こえる車の異音ですが、そのままにしておくのは危険すぎる事がわかって頂けたでしょうか?





まずは、異音を発生させない為にも、定期的なメンテナンスが必須です。

  ユーザー自身が実施すべき日常点検に関してはコチラ

ご自身の愛車を快適に、より長く、そして安心してご使用いただく為にも、しっかりとした、点検・整備を実施してくださいね。







車に関する素朴な疑問、質問も随時、受け付けております。

内容次第では、記事にて詳しく紹介させていただきます。



それでは、今回はこの辺で!

ko-heiでした!!






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最終更新日  2020.10.24 18:00:06
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