甲信方面の国宝。「サンリツ服部美術館」と「菅田天神社」。
上諏訪温泉での翌朝。起きて直ぐ、ある「情報」で少し気持ちが落ち着かなくなります。でも暫くして朝食へ。特段、僕は問題無くいただきます。ご飯はお代わりしたし、鮭とかも食べやすかった。部屋に戻り、湖を眺めます。良い天気になったなあ。さて、今回、上諏訪温泉に宿泊した理由は次の通りです。そもそもは塩山が第一目的だったから中央本線のどこかとなりますが、どうせ宿泊するんだったら更に「国宝」を絡めようと。結果、現在「サンリツ服部美術館」で特別展「名物裂を探る 織り込まれた歴史と美」が開催中で、その中で国宝「楽焼白片身変茶碗 銘不二山 光悦作」を観ようと決めたのでした。ですから、今月の国宝予定を塩山方面と合わせ、「甲信」方面としていた訳ですね。こちらの宿はチェックアウトタイム11:00ですが、サンリツ服部美術館は9:30より。且つ、この宿から美術館は直ぐ近く。ですからチェックアウト前に部屋に荷物を置いて外出。本当に台風一過、良い天気で湖も綺麗です。美術館には一番乗り。そして、出るまで他のお客さんは来ず、妻と二人で「独占拝観」出来ました。「振袖茶碗」ですか。「手捏ね」ですよねえ。色々な感想があると思いますが、僕は素直に「これでお茶を飲みたい!」でした。「附」の共箱蓋と袖裂も展示。国宝展示の際は何時も一緒に展示されるんですか?警備の男性の方には「極めて珍しい。」と教えられましたが。いずれにせよ、個人的には想定していなかったので嬉しかったです。宿に戻ります。「諏訪湖マラソン」がスタートしたようです。部屋からも見える。この写真は結構先頭集団の方。ですからそう多くもありませんが、この後にはかなりの「集団」が続いていました。では、チェックアウト。「JR+宿泊」の「びゅう商品」で53,000円くらい。「えきねっとクーポン」30,000円利用で持ち出し23,000円くらい。夕食のお酒等で追加料金6,000円程ありましたが、「由布姫の里めぐりクーポン」や各種サービスもありましたし、かなりお得感はありました。良かった、良かった。そして、「諏訪湖マラソン」を間近に見ながら上諏訪駅までプラプラ歩きます。で、駅の「タリーズコーヒー」で時間調整。いやいや、なにげに楽しい充実の宿泊でした。諏訪湖は勿論見たことあったけど、上諏訪温泉に宿泊するのは僕、初めてでした。ちなみに妻は独身時代に祖父母と一緒に宿泊したとのこと。その際は老舗の「ぬのはん」さんだったそうです。諏訪湖と言えば、子供の頃学校で習ったのが「精密機械」「東洋のスイス」ですかね。やっぱりセイコーのイメージがある。「サンリツ」もその関連だもんね。あと、醸造食品も有名か。タケヤ味噌とか日本酒の真澄とか。そして、なんと言っても「諏訪大社」。改めて考えると、凄いところだね、こちらも。さて、予定通り「スーパーあずさ」に乗車。でも、僕だけ甲府駅で途中下車するんですねえ。何故なら?そうです、一旦諦めた「菅田天神社『国宝』小桜韋威鎧兜大袖付」が本日、やはり観る事が出来る様なんです。昨日から本日のこの晴天は予想されていましたからね、正直多少の期待はありました。ですので、昨夜から今朝にかけて色々なネットをチェック。そしたら朝方、やはり「観る事が出来る!」との情報が。時間が経つにして結構確実な情報に。いや~、ありがたいですねえ。妻と意見一致です。「誰かさんのブログは人様に何の役にもならないけど、世間の皆様のブログ、掲示板、SNS等は本当に役立ち素晴らしい。見習わなきゃ!」でした。本当に感謝です。甲府で電車を乗り継ぎ、僕だけ塩山駅に。駅前は大変静かで落ち着いている(当たり前?)。天気はほとんど快晴。湿度もなく暖かく最高の気候。こりゃ、一年でもこれ程「公開」に適した日は無いのでは?とも思ってしまいます。駅から徒歩10分弱で菅田天神社に。いやいや、全然空いている。従来発表では12:00~13:00は公開時間ではありませんでしたが、その時間に到着も拝観出来ました。それも他には一人二人くらい。まさかの間近でジックリ拝観です。「楯無」。神格視された鎧。平安時代のものなんだよなあ。僕は「臣下」の朝臣「源氏」の流れではないですが、こういうものが現代まで受け継がれ大切にされていることを純粋に嬉しく思う。けど、ちょっと「首がコテン」?って見えるね。どうにか調整出来ないのかな?あと、これだけ公開を限定しているのに、この「保存庫」で大丈夫?とも思いました。国立博物館等にお願いするものどうなんでしょう?勿論、お参り。いやいや、本当にラッキーで嬉しかったのは正直な感想です。でも、事前に3日間とも拝観不可と発表したんですよね。そして、本日もホームページで全日拝観不可の情報のまま。お金や命をあずかる金融機関や医療機関ではありえないかもしれません。「国宝」や「甲冑」をこよなく愛する方々で既存情報に基づき観る事を諦めた方々は.......。そんな複雑な気持ちで塩山駅に戻ります。「かいじ」で東京方面に。塩山駅ではサンドイッチ等が売っていなく、三谷監督「清州会議」の、どら焼きを。そして、帰宅。結果的には期待通り、思った通りの旅行となりました。でも、多少は混雑しても、当初から晴天で「期待の想定通り」の展開が良かったとも思います。ラッキーであった奴の感想と言えば、それまでなんですが.......。