神谷ちづ子・ついつい・一言

[メディアの話] カテゴリの記事

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  何故、どの局も同じインタビュー映像？

  東国原氏が、また宮崎県知事選に立候補するのだと。それはいい。様々な意見があるだろうけれど、当人の人生だし自由だし。このニュースが各局で報じられた時、とても奇妙な印象を受けました。宮崎県民の声というので、サングラス掛けた女性が「また宮崎を盛り上げて欲しいですね」と賛成の意見を言い、その後で、子連れの女性が「これまでの行動から、また途中で投げ出すのでは」と非難っぽい意見を言い・・といかにもありそうな意見を並べて、バランスを取っているんですが、 ある局でそのインタビューを見た後、別の局に切り替えたら、そっちの報道番組でも、同じ人達が同じことを話していた 同じ局の番組同士で、映像を使い回すことはよくあるのでしょう。褒められたことではないけれど、まあ、あるのだろうなぁ、とは納得できる。 しかし、ライバル同士だろう、他局と、同じ映像を使い回すって・・こういうことをやっているモラルとか、プライドというのは、どうなんだろう そういえば、どこも同じような企画で、同じようなコメンテイターが同じようなことを語っている・・という図はできあがっています。そもそも、どの局の報道番組も、一つの制作会社が作っている、という噂も聞こえています。 実態は、そうなんでしょう。じゃなきゃ、同じインタビュー映像を使うなんて、あり得ないですものね。 こうやって報道番組は作られている。独自性もなく、金太郎飴みたいに、同じ主張と同じ切り口と映像で。 それが朝から晩まで、一日中流されているわけですよね。 今も、自民党安倍派と統一教会の癒着・・のトーンで毎日、朝から晩まで、あらゆる局のＮＥＷＳが流されている。安倍さん大嫌いだったメディアにとって、してやったりのことなんでしょうが、そうやっていれば、確実に一定の世論は形成されていくわけで。 仮に、誰かその制作会社を牛耳る人がいたとしたら。その気にさえなれば、世論なんて簡単に操作できるよなぁ・・と不安になります。統一教会の弊害より、よほど、こっちの方が害が大きいような気がしますけどね。   

  2022.08.23

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  山田真貴子氏の失脚

  菅総理の息子さんが関与していた、ということで、メディアと野党で大騒ぎしていた「東北新社」の総務省幹部接待問題。 菅総理の息子がいるなら、官僚は断れるわけがない、とどうしても菅総理の責任にしたがっていましたが、NTTがもっと高額の接待をしていたことが判明してしまって、振り上げた手の行き場がなくなってしまっ段階、ですかね、今は。 私は当初から、トップの高級官僚が、菅氏の長髪息子がいるからって、そんな理由でしかたなくヘイヘイと宴席に参加するわけないじゃない。接待慣れしていただけでしょ、と冷ややかに見ていましたが案の定。東北新社程度の会社が報道にあるような高額接待をしていたとしたら、他の大手企業がやっていないわけがない。 もう少し突けば、AUもソフトバンクも放送局も新聞社ももっと巧妙に頻繁に接待していた事実が出て来るのではないか。文春さんに期待でしょうかね。 騒いでいたメディアは、そうなったらどうするつもりなんだろ現にTBS出身の杉尾秀哉参院議員も「テレビ局の幹部は（総務省幹部と）ずっと会食している。私も立ち会ったことがある」と今頃になってばらし出してますが。  今回の騒動で改めて思ったのは、日本はそういう「接待文化」で動いて来て、今でもそのまま続いている、ということでしょうか。建前はともかく、接待したりされたりすることが当たり前な地盤がある。 もっとも「公務員倫理規程」があるので、公務員がそれをやっちゃうとアウトです。すっかり渦中の人となった山田真貴子内閣広報官も脇が甘かったというしかない。 山田氏とは一度だけですが、お会いして歓談したことがあります。社会的に上り詰めた女性の中には、私のような一介の主婦を見下げている（だろう）人が割と多く「あんたなんかとまともに話す気なんてないわよ」みたいな態度をあからさまに示されたりするものですが、山田さんはそんな感じは全くなく、気さくで上品でしかも頭の回転が速くなるほど、こういう人が出世していくのね～、と感心したものです。 色白で肌がきれいで明るくて、そりゃあ、若い頃からモテたでしょうし、オジサマ達からも気に入られて来たに違いない。でも、そこが落とし穴だったのではないか。 つまりどこかに「ゴチされるのは私が女性として魅力的だから」と思い込んでいた所があったのではないか。世の中って、若くてかわいい女の子や美人さんは奢られて当然、魅力ある女程、お金を掛けて貰える・・という価値観がありますでしょ。 まあしかし、アウトはアウトです。いい方だっただけに、残念。 さあて。野次馬の私としては、これから続々と、メディアと総務省との癒着ぶりが表に出て来ることを期待するわけです。だって、新聞料金の軽減税率や、テレビ局のやりたい放題ぶりは、どう考えたって、後ろにナアナアな関係があるとしか思えないもの。もっともワイドショーは、急に静かになるのかもしれませんが、ネ。  

  2021.03.07

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  森氏引きずりおろしを仕掛けたのは？

  この1週間、ＴＶでは朝から晩まで、一般紙、スポーツ紙では紙面をやたら使って、「あってはならない発言」「許されない差別」と口を極めて批判され、森喜朗会長が辞任にまで追い込まれた。目を三角にして怒ってみせていた方々、白いスーツでアピールしていた女性議員さん、天下の大犯罪のように「女性差別」だと断罪し、記事を書き続けていた記者さん達はさぞかし、清々しくいい気分なのでしょうね。 私は今回の現象におぞましさを感じ、吐き気がしそうでした。TVに出ている人の中に「差別発言なんでしょうかね」と疑問を持つ人が誰一人いない。「とんでもない女性蔑視」だという前提で発言しないと許されない空気になっている。よって森さんが嫌いな人は、とことん批判し「老害」などと言ってのける。そこまで、とは思わない人も、枕詞のように「発言自体は断じて許されないことですが」と付ける。そうでもしないとTVには絶対出してもらえないし、うっかり擁護したら、今度は自分に火の粉が飛んできそうな空気になっていたわけです。 森氏の発言の詳細を私は何度も読んでみましたが、「女の話は長いから、女は会議に参加してもらいたくない」といったわけではない。軽口レベルのさほどの発言でないことが明瞭なわけです。 もちろんジェンダー学的には、問題はあるのでしょう。組織のトップの発言としては、不適切だったのかもしれない。うっかり「女性が」なんて、言うべきではなかった。もう少し、脇を締めて言葉を選ぶべきでした。でも、少なくとも森氏ご自身的には女性を蔑視したつもりはないし、（女ってのは、面倒だからな、ぐらいには思っているのでしょうけど）これにいちいち腹立てていたら、世の中動かんよ、ぐらいのレベルです。一億総出で批難して、天下の大悪人扱いし、これまで無償で（だそうです）尽力してきた会長ポストから、今の時点で引きずりおろす程、女性を傷つける発言だったとはとても思えない。 「女性の話は長い」と言われて大きく傷つく女性が果たしているのか私は若い頃から、女性差別にはかなり敏感に反応してきましたが、そんな私ですら、「そんなことはない、男だって話は長い」で突き放してお終い程度の発言としか思えません。 一体、どうしてここまでの騒ぎになってしまったのか今朝のテレビで二宮清純氏が「内堀も外堀も埋められてしまいましたから」辞任は当然、と言ってましたが、なるほど、と思いました。森氏は見事に戦いに負けたのでしょう。 メディアは「世界からも批判を受け」、日本の恥だと非難していました。でも、世界に向けて、発信したのは他でもない日本のメディアです。しかも、森発言を悪意に切り取った記事を、さらに悪意に脚色・翻訳している。 ロイターの記事を見ましたが、“If we increase the number of female board members, we have to make sure their speaking time is restricted somewhat, they have difficulty finishing, which is annoying,と森さんが発言した、となっています。これ、according to the report from the Asahiつまり、朝日によれば・・なんですね。朝日の記事を、ロイターはそのまま利用していて、独自に取材なんかしていない。 Annoyの単語がありますが、森氏の発言に、annoy(不愉快）と訳すような言葉はどこにもないですよ。あとになって盛った言葉でしかない。 朝日が悪口振りまいて、「ほら、海外からもこんな風に言われている」と嘆いて見せている。これ、マッチポンプそのものですよね。 スポンサーからも森氏に対しクレームが出たようですが、どうやらスポンサー企業に抗議のメールや電話が随分と来たらしい。 仮に森氏の発言が女性蔑視に見えたとしても、冷静に考えれば、即スポンサーに抗議というのは、異常でしょう。 謝罪の記者会見で、森氏は記者の発言に怒ってしまい、それで余計、世間の反感を買ってしまったわけですが、若造にあんな言われ方をしたら、誰だって怒るわなぁ、と思いましたよ。それでも怒っちゃ、負けなんでしょうけれど、敢えて仕掛けた記者がいた。 なんか、嫌～な感じがしませんか大きな勢力に巧みに仕掛けられている、というような。 今や、メディアがここぞと狙いを定めれば、簡単に人なり組織を社会的に葬ることが出来る社会になっている。彼らは巧みに（嘘とは言えない範囲で）事実を曲げられるし、印象操作はお手の物。しかもそのメディアは、正義面をしてこれが国民の意思だ　と主張する。それも、公共の電波や紙媒体を使って、朝から晩まで一色に。事態がひっくり返っても、その後の責任は一切、負わない。そしてそのメディアを頭から信じ、仕掛けられたとおりに動く人達がいる。 恐ろしい世の中になっています。  

  2021.02.13

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  メディアが大上段に振り下ろす「正義」は常に胡散臭い

  いや～な感じ・・としみじみ思う。目下の、森喜朗「女性差別発言」総叩き状態。 TVじゃ、朝からず～っとこればっかりで、女性コメンテイターが目を三角にして「言語道断」と怒り、5日の朝日新聞は、朝刊の一面トップに謝罪の記事が大きく載って、さらに10,15,27面でも、森氏の発言を「暴言・妄言」「女性全般を侮辱」と厳しく糾弾しているらしい。リベラル派の友人も「そんなに大問題かもっと他に大事なことがあるだろうに、と私でも思ったわ」と言っていた。 昨日の産経抄にも森氏のことが書いてあって、「小欄も森氏の発言は日本のイメージを著しく低下させた、とは書いたけれど、今のメディアの様相は正しさで厚化粧した集団イジメのようで、割り切れない」とあった。 ちょっと冷静に考えてみよう。「女性の話は長い」は差別発言ですかね森氏は日頃から「女の話って、長いよなぁ」と思っていたのだと思いますよ。差別意識というよりも、経験則として。それがつい、言葉に出てしまった。もちろん立場的にも場所的にも不適切ではあったのかもしれないけれど、こんなの「そ～んなこと、ないですよ、男の発言も長いし、会長、あなたの発言も十分長いじゃないですか」と切り返して終わり、ってレベルじゃないですかね。森氏、この発言の時の挨拶、40分もしゃべっていたらしいから。 糾弾している人のほとんどは、森氏の発言を直接聞いていないし、そもそもどういう流れの中でどんな風にしゃべったかも、知らないのだと思う。森氏が女性差別発言をした・・ということがいつの間にか「決定事項」になってしまって独り歩きしている。糾弾すれば「正義」に見えるし、しないと袋叩きになるし、厳しく糾弾する程注目され、拍手喝さいされ、ネットニュースに流れる、というメリットもある。政権にダメージは与えられるし、森さんを引きずり下ろすことで、オリンピックを中止に出来るかもしれない、という思惑もある‥多分。で、一億総森叩き状態・・という側面があるのではないか。 世の中の女性差別って、もっと深刻なことがたくさんある。こんなことで大騒ぎをしていて、「ああ、だから女ってのは、面倒くさい」と思っている人も大勢いるのではないか。火の粉が飛んでくるから口には出さないでしょうけど。でも、それって結果的に女性にとって損でしかない。 その産経抄は最後に「マスコミが一斉に大上段に構え振り下ろす「正義」は、胡散臭く危うい」とまとめてあって、そうそう、私が感じる「嫌な感じ」はこの危うさなんだと思いましたけどね。

  2021.02.07

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  ECMO使用が54人？　朝日のミスか、悪意なのか？

  ​先ほどネットに出た、朝日新聞の記事。タイトルが、​『東京で新たに327人感染　エクモ使用の重症者、54人』​ おいおい、ECMOの利用者がそんなに増えているわけないでしょ、と記事を読んだら、「東京都は6日、新型コロナウイルスの感染者を新たに327人確認したと発表した。5日には584人で1日当たりの感染者数の過去最多を更新していた。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺（ECMO（エクモ））を使用」とする都基準の重症者数は54人で、前日から1人減った。」とある。 記事には「人工呼吸器科ECMOを使用とする重傷者は54人、とちゃんと書きながら、この見出しは何じゃないですか。肺炎治療の最後の手段がECMOで、ECMO装着となると、本当に深刻な病状で、さすがの東京でも54人になったら、それこそ深刻です。明らかに間違いか誘導。ミスならば恥じるべきだけれど、見出ししか見ない読者への悪意ある印象操作と取られても言い訳が出来ないと思う。 因みにECMO-netのリストから見る東京都のECMO装着者は昨日5日で1人ですよ。4日だと2人。 また、感染者327人だったら、減少傾向と考えてもよく、少しは明るい兆しであるのに、記事を書いた記者はそれがどうにも悔しいのでしょうか。わざわざ「5日は過去最多を更新していた」と書き足している。 朝日に限らず最近やたら目に付くのが、こういう、事態が悪いように見せる、煽り記事でしょうか。感染者数が減ると、重傷者は増えたと書き、500人を切ると、400人以上が何日続いている、と書く。 何がしたいんでしょう、この人たちは。 この手の新聞の読者は今後の購読を考えた方がいいと思いますね。 ​

  2020.12.06

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  メディアのバイデン贔屓は、その方がかっこいいから？

  アメリカの大統領選、どうやらバイデン氏に決まりそうな様子ですね。トランプ氏が抵抗していますが、まあ、どんでん返しは難しそう。 私は日本の国益にはやっぱりトランプ大統領の方がまだいいと思っていますし、身勝手だけれど、あの総力で反トランプを仕掛けて来るメディアに決して負けなかった図太さを評価していたので、ちょっと残念ですけどね。 それにしても日本のメディア3日から「ここはアメリカか」と思うようなヒートアップぶり。大阪の住民投票なんて、小さくしか報じなかったのねぇ。 といいながら私もしっかりテレビチェックしたのでしたが、揃いも揃ってのあからさまな反トランプぶりって、なんなんでしょう。 トランプ氏が票を伸ばすと我がことのようにがっかりし、バイデンさんが伸ばすと、スタジオ上げて「よかった」と嬉々とする。あんたら、形だけでも公平な立場を装うべきなんじゃないと思いましたが。 あのNHKのニュースですら、「圧倒的優勢だったバイデン氏でしたが、最後のトランプ氏の見境ない追い上げに・・」と報道していて、「見境ない」って、悪意あるよね～、「激しい」「猛烈な」でいいのにね、と苦笑が出ましたね。とにかくトランプが勝つのは許せんって姿勢が見え見え。 人それぞれ、意見はあるわけですけど、こういう偏りってどうなのってな感じです。 何故、日本のマスコミは関係ないのにみんな、バイデンさん贔屓なんだろとTBSの番組で志らく師匠が質問したら、橋下氏が「バイデンさんを支持している方がかっこよいと思うからです」と言ってましたね。確かにトランプは悪、みたいなイメージが染みついている。バイデンさんと言うか民主党は、「マスクはしなくちゃいけない」「弱い側に立たなくちゃいけない」「温暖化対策を強めなくちゃいけない」と一見、美しき正論を並べますからね。テレビに出る以上、トランプ氏擁護は、孤立しそうに思うのでしょう。 しかし、日本にとってどちらの大統領の方が有益か、そこをどうして分析し、議論しないのか橋下氏が「僕はトランプが大統領の方が日本の国益になると思っています」と公言していましたが、少数意見でしょう。日本のメディアは「とにかくトランプじゃ、駄目」の気分で染まっている。客観的な考察もなく、ね。 ま、アメリカの大統領はアメリカ人が決めることで、私達は淡々と見守るしかない。ただ、その後、成立するであろうバイデン政権がどう行動し、世界がどう動くか、中国の覇権がどれほど拡大し、バイデン政権はいかに対処するのか。そこは、きっちり押さえて日本の我々は戦略を練らないと。国会もメディアも、そういうことを議論して欲しいものです。なんとなく空気がそうなっていますが、バイデン大統領誕生で、バラ色の世界が待っているわけではない。プチオバマ政権、あるいは弱体オバマ政権が展開されるわけですから。ところで今回、注目したのは、木村太郎氏でしょうか。実に詳細に調査し、分析している。トランプ楽勝、という彼の予測は外れとなりそうですが、各州の事情、人口構成、投票傾向、世論調査会社の調査方法など、一体、どういう情報収集・分析システムが背後にあるのだ、と驚くほどの分析力。 新聞やテレビをさらっと見ただけで上っ面な発言しか出来ない、その他の有象無象のコメンテイターとは全く違う。木村氏はすでに80を超えているはずですが、ほんと凄い74歳のトランプ氏はわずか数日でコロナから回復し、全米を」渡って演説を繰り広げ、もうすぐ78歳になるバイデン氏が次期大統領になりそう・・。我らが日本の首相も、早朝から毎日、凄まじい数の人と会ってしますしね。 高齢者のエネルギー・・見くびってはいけませんです。    

  2020.11.06

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  アメリカ大統領選・勝利はどちらに？

  アメリカ大統領選挙が目前に迫り、日本のテレビも、我が事のように、かまびすしい。もっとも、日本のマスコミの分析は多分に感情的かつ非客観的、しかも大半が民主党贔屓なのでゼンゼン信用できない。 『ひるおび！』では、司会の恵氏が「バイデンさんは素晴らしいことを言っているのに、ちょっと迫力に欠けた」と、両候補最後の討論会の感想を述べていたし、（バイデン氏の発言が素晴らしかったとは思えんが）TV朝日『ワイドスクランブル』では、アメリカの分析家が「トランプの負け」と分析したという話に、コメンテイターの柳沢氏が嬉しそうに声を出して笑っていたし、TV朝日の『モーニングショー』では、例の玉川氏が「トランプが勝つわけがない」と唾飛ばして喚いていたし。 情勢を分析しての発言ならともかく、「トランプ倒したい」という気持ちだけでモノ言っているような人が多すぎるますよね、日本のマスコミ界。 トランプ氏が潔癖で誠実でベストな政治家だ、とは私も思いませんけど、オバマ政権の時と比べたら、オバマ氏は日本に冷たくて、見下しているところがあったし、核爆弾廃絶を唱えただけで、何の成果もなかったし、中国の覇権主義拡大を見て見ぬふりしてきたわけだし。一方でトランプ氏は、なんだかだ乱暴な物言いはしても、戦争は起こしていないし、公約は確実に実行してきたし、日本に対しても好意的で、拉致家族とも丁寧に接してくれた。二人を比べてみて、トランプの方が日本にとってはよほどありがたい相手だったじゃないですか。 なのに日本のマスコミは、オバマ政策を引き継ぐバイデン氏に味方する。しかも彼は力強さも魅力もなく、アメリカ国民も「バイデン氏に期待」しているわけではなく、認知症疑惑や、息子の対中国収賄疑惑すらある。 不思議な国ですよ、日本は。 ただここにきて「バイデン圧勝」と言っていたのが「バイデン優位」となり、今は「接戦か」「トランプが追い上げ」と報道の空気が変わりつつあります。4年前のヒラリー当確報道が大外れした反省で、ここらで保険を掛けておこう、というメディアの腹なのかもしれないけれど、はて、大統領選、どうなるのでしょう。 今朝の「報道プライム」で久々、木村太郎氏が出演して、「トランプが負ける要素がない」と断言していましたっけ。 実は私も「バイデン氏は勝つ要素がない」と思っているクチでして。世界を牽引すべきアメリカの大統領が彼でホントにいいんですか・・って聞きたいですよ。民主党も、4年も準備期間があったのに、何故、もっと魅力的な人物を用意できなかったんでしょ。 ま、いずれにせよ結果はもうすぐ出るわけで。はて、どうなりますかね。  

  2020.11.01

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  さあて総理著『政治家の覚悟』は売れるだろうか

  菅総理が野党時代に自費出版した著書『政治家の覚悟』が評判となり、文春が新書で改訂版を出した。ところがかつて本の中に書かれていて、一時ブーメランだと話題になった「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」という公文書管理の重要性を訴える記述が削除されたと、政治家や有名人が大批判をしています。 つまり、まずいと思う所はこそこそ隠ぺいする体質なんだぁ・・と。 「もう文春とは仕事をしない」と文筆家先生が嘆いたり、「グッとラック」の司会者の立川志らくなんか「割愛せずに黒塗りにすりゃ良かったのに」とバカにしたり。 ところが、この改訂版って、最初の本の4章あったうちの3,4章をバサッと削って、その分、官房長時代のインタビュー記事に差し替えたものらしい。 つまり菅総理が自費出版した本の1章と2章だけそのまま利用し、別の形にして新たに出した・・ということなんですね。3章4章は、民主党政権時代の民主党批判が柱で、まあ、時代遅れだし、総理の立場で他党をあまり批判しちゃ、よろしくない、とでも判断したのでしょう。8年以上も前のことだし、すでに終わった民主党政権批判ですしね。 そういう本の出し方はいくらでもあり、編集者が「こういう形で」と提案したのを、菅サイドは、お任せします、とでも言ったのでしょう。 ・・ということはフツーに想像つくと思うのだけれど。 つまり「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」の箇所だけ削除したわけではないのに、巷では鬼の首を取ったように大騒ぎだ。 それで分かるのは、批判している大半の人は、人から聞いたか、ネットの記事を読んだだけで、新書で確認もしていない、ということ。 出版された本をチェックもしていないし、出版社に確認もしていない。一応、それなりの立場のある人たちが、誰かが言い出したら、スワッ負けじと乗っかって批判する。恥ずかしくないのですかね。 今日もTBSの『ひるおび』で取り上げていましたが、なんとか、批判に持って行こうと、必死な様子で情けなかった。さらに輪をかけて、コメンテイターで出演の竜崎某という元記者さんが、「公文書と言うのは非常に大事なもので、3章4章を削ったというのは、文春も菅総理も公文書なんか重要ではない、と考えているからです。許せん」みたいに感情的に怒っていましたっけ。この論理って、完全に、頓珍漢でズレていると思いません 公文書に関する本ではない。菅さんという政治家の人となりを伝える本なのでしょ。過去の著書の一部を利用するのもありだし、使わないのもありだし、構成を変えるのも加筆するのも、それは、編集者と著者で決めればいいのではないですかね 世の中、なんだか頓珍漢に動いている。 新内閣のあらをなんとか見つけて、批判したい、という勢力の意思は分かるけれど、世の中、多種多様な問題が山とあるのだから、もう、こんな低次元なことで騒ぐのは止めて貰いたいもの。 TV朝日のモーニングショーでは、「そうやって話題の箇所を削れば世の中が騒ぐのは当然で、文春はそれで売り上げを伸ばそうと計算したのではないか」と言ってました。なるほど。文集がそこまで計算したならば、大したもんです。はて、菅氏の親書、売れますかな 

  2020.10.26

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  池袋暴走事故・公判中にメディアが断罪するのはいかがなものか。

  ​先日来からモヤモヤとしていることがあります。昨年4月、89歳の飯塚幸三被告が自動車を運転し11人を死傷させたいわゆる「池袋暴走死傷事故」の初公判の報道ぶり。 この事故は、若いお母さんと小さな娘さんまでが亡くなり、一方で事故を起こした当人が89歳の歩くのもやっとの高齢者で、かつ旧通産省の高級官僚だったこともあり、高齢者の運転は止めさせろとか、飯塚被告がなかなか逮捕されなかったことに対して「上級国民だから優遇されている」等と、かなり感情的・大々的に報道されたものでした。 今回の公判で飯塚被告は「アクセルペダルを踏み続けた記憶はありません。車に何らかの異常が起きて暴走した。暴走を止められなかった」と起訴事実を否認し弁護側も「過失運転は成立しない」として無罪を主張したそうです。 それについてメディアもネットの反応も「人間として終わっている」「被害者の気持ちを踏みにじるのか」「許しがたい」「反省がない」と発言には注意すべきコメンテイターですら、飯塚被告の人間性にまで踏み込んでの批難の大合唱です。 気持ちは分かります。妻と娘を無くした遺族がテレビで発言していることもあり、「なんで年寄りが生き残って、罪も過失もない若い人達が犠牲にならなくちゃならないのか」そう考えてしまうのも、納得出来る。天下のトヨタの車に、そんな欠陥がある確率は極めて低いことも分かる。 それでも、と思うわけです。高齢者だからって全員が運転ミスを犯すわけではない。若い世代より死亡事故は多いのかもしれないけれど、何千万人いる高齢者の中の数人です。 車の異常なんて起こるわけがない、トヨタの担当者がそう発言している、という理屈も100%絶対だとは言い切れないわけです。仮に、万に一つでも「車に異常が起きた」可能性が科学的にあるならば、世間の今の批難は不当なものとなるわけです。 そこを検証し、被告の発言の真偽を明らかにするのが裁判であり、裁判の結果が出るまで、私達は、特に影響あるメディアは静観するべきではないか。 しかし、そういう意見が全く出て来なくて、私はモヤモヤしていたのですが、​11日の「サンデージャポン」で杉村太蔵氏が「遺族の方の立場になって考えますといたたまれないし言葉がない」​とした上で「一方で少し冷静になって考えないといけないのは、私たち民主主義の社会に生きています。そういう時に裁判において被告が自分の正当性を主張するのは、基本的人権の中では最も尊重されるべき一丁目一番地。これを否定するのは、ましてやメディアで強くバッシングするのは冷静にならないといけない」と指摘したという記事を目にし、彼もちゃんとしたことをいうじゃん・・と見直しましたね。コメンテイターとしてTVに出る人は「被害者に寄り添う」スタイルをとることが最も好感度を失わない安全で安易な姿勢ではあるのでしょう。だから世間の空気で「悪いヤツ」となった相手は徹底的に罵倒し正義ぶる。 でも私達は、飯塚被告が実際どういう運転をしたのか、89歳だったとしても、ブレーキと間違えてアクセルを踏み続ける程に耄碌していたのか、プリウスに本当に欠陥はなかったのか、飯塚被告は事実反省なんかしていないのか、人間として失格だと断罪される程に身勝手な人物なのか・・ということを知らない。 事故を見たわけでも検証したわけでも、当人と話したわけでもないですしね。 印象で人を断罪することがいかに危険か、私達は様々な例を見て来たはずなのに。 杉村氏は、他の芸能人が、それでも非難するのに対し、​「推定無罪という大原則はメディアで押さえておかないといけないポイントだと思います」​と譲らなかったようです。テレビというのは多大な影響力を持つ媒体ですから、その原則は心して押さえておくべきだと私も思いますね。今回は杉村太蔵君にマル一つです。 ​

  2020.10.11

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  日本学術会議任命騒動は、大改革の第一歩かも

  日本学術会議の新会員候補6名を、菅総理が任命拒否した件。野党もメディアも、「日本人の自由が無くなる」と烈火のごとく批判しています。Yahooニュースに出て来る記事も、政府の姿勢を批判する政治家や著名人や芸能人の声明のオンパレード。唯一、橋下さんの反撃がニュースとして出てきますが、テレビやYahooニュースを眺める限り、世間では批判一色、菅総理がとんでもないことをやらかしている・・という印象になりそう。 でも、記事につくコメントを読むと、「任命拒否されたって、学問の自由の侵害じゃないだろ」「じゃあ、残りの80数万人の学者は学問の自由がないってこと」「学術会議って、一握りの学者で自由勝手に動かしているんでしょ」「そもそも学術会議なんて、必要」という意見ばかりなんですね。 びっくりする程、一般人とメディア+野党の意見が乖離している。これまで様々な騒動が起こっては消えてきましたが、これ程一般人の感覚とメディアの意見が、違っていることは珍しいのではないか。 庶民にとっては、権威の象徴みたいな学術会議の会員が、誰であろうと、誰に代わろうと、生活には関係ないどうでもいいことで、一部の人達が必死に抵抗して騒ぐことに、むしろ胡散臭さを感じるわけですね。 一体、どういう利権があるわけ　と。 で、騒ぎが大きくなるにつれ、実態がどういうものかもわかって来る。知るに付け庶民感覚として「この組織、必要」「いらないんじゃない」と考える人も増えて来る。騒ぎがなければ、存在すら気にならなかったのにね。 前回のブログで「墓穴を掘るのじゃないか」と書きましたが、どうも実際にそっちの方向へ動いている感じすらある。 210人も会員がいる中で、5人6人、適切でない人が入っていてもさほどの弊害ではない。政府的には無視していいようなことでしょう。なのに今回、野党やメディアが騒ぐことを百も承知で、菅総理が敢えて6名の任命を拒否した、というのは、背後にもっと大きな目的があるからではないか。決して、気分や一時の感情で、任命拒否に至ったわけではないと思いますね。きっと強かなシナリオがある　のでは はて、これからどうなるか。ちょっと見ものではありますまいか。 ところで、日本弁護士会の会長もされた宇都宮健児氏が、「同会議の独立性を考えれば内閣総理大臣には任命権はあるが任命拒否権はないと解釈すべきである。憲法６条１項により天皇に内閣総理大臣の任命権はあるが任命拒否権はないのと同じ考えである」と発言したとニュースになっていました。 法律のプロで、弁護士のトップに君臨し、都知事になっていたかもしれない人が、こんないい加減で中学生みたいな発言をして、それがまことしやかにニュースになる日本恐ろしいことです。  

  2020.10.08

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  学術会議騒動も、嘘を付ける発言も、メディアの手法に要注意！

  なんか、面白くなってきたぞ、というのが、　菅内閣が日本学術会議の会員候補6名の任命を拒否した件。 任命権は総理大臣にあるそうで、菅氏は「法に基づいて適切に対応した結果だ」と述べていますが、メディアは「学問の自由の侵害だ」と目を三角にして怒っている。 しかしこれ、単に「学術会議のメンバー」という権威主義の肩書がつかないだけで、任命されようとされまいと、研究を続けるのに支障はない。学問の自由を侵す行為ではないでしょ、冷静に考えて。 むしろ、学術会議のメンバーがどういう経路で推薦され決まって行くのか、いったい彼らが税金を使って何をし、どういう人達がどういう動きをしているのか、既得権益があるのかないのか、一挙に一般庶民の注目を浴びることになったわけで。関係者の墓穴を掘ることにならんのかしら。突くと有象無象がぞろぞろ出て来る、って感じアリアリでしょ。 尤も、メディアは「学問の自由の侵害」一辺倒で、押し通すのでしょうね。もうひとつ、これは面白いと言うより、メディアの誘導の怪しさ・悪意だな、と思うのが、杉田水脈議員の「女性はいくらでも嘘を付けますから」発言騒動。 テレビでも大々的に取り上げだし、コメンテイターが口を揃えて、「言語道断」「女性への侮辱」だと怒っている風を見せていますが、不思議なことに誰も「杉田議員がどういう内容の発言をし、どういう脈絡でそういう言葉を使ったか」ということに触れない。 知らないのだと思います。皆さん、チラとスポーツ紙でも読んで、それだけで「けしからん」と言っている。その方が楽だし、正義に見えるし。 そもそも最初の共同の記事では「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した、となっているのに、いつの間にか「女性はうそをつく」ということになっていて、雰囲気的に「性暴力の被害にあった女性に対して発言した」という空気を作っている。塑その辺は実に巧みで、皆さんはっきりと「被害者へのこういう発言」とは言わない。曖昧に、なんとなく視聴者が「とんでもない暴言だ」と思わせるように持って行っている。 「うそをつける」と「うそをつく」とは全然意味が違うし。 これも不確定情報なんですが、杉田氏は韓国の慰安婦問題について「10歳で慰安婦にされたなど、明らかに嘘だと客観的に証明できる嘘をつく、”こうした” 女性はいくらでも嘘をつける」と発言したらしい。 分からないですよ。私もその場にいたわけではないし。ただ、杉田氏は浪人時代も自費で国連まで出かけて行って、慰安婦問題がこれ以上歪曲されないように戦ってきた人ではあるのですよね。 この件に関して、杉田氏もきちんと表に出て説明すべきだし、あの方の発言が雑なことは毎回「ちょっと」と思いますし、私はファンでも支援者でも何でもないですが、メディアの、本質には触れず、周辺のことだけ取りあげて、「自分がオジサン議員に気にいられるために性暴力の被害者に対して、酷い言葉を吐いた」という空気を作っていくのは、卑怯の一言でしかない・・とは思います。 本当に。一局、それが駄目なら一番組でもいいから、真っ当にちゃんと取材し、公平な切り口で報道する人達が出て来てほしいもの。そう愚痴ると「テレビなんか見なきゃいい」と言われてしまうだけですが。  

  2020.10.03

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  女性はいくらでも嘘をつけますから

  「自民党の杉田水脈衆院議員は25日の党の内閣第一部会などの合同会議で、女性への暴力や性犯罪に関し「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した。被害者を蔑視する発言で批判が出るのは必至だ。」と共同通信の記事。 案の定、待ってましたとばかり、スポーツ紙も後追い報道し、蓮舫女史は「女性をどこまで軽んじるのか」福島みずほ女史は「性暴力を訴えた女性が嘘をついている可能性が高いということを言っているわけであまりにひどい差別と偏見である。強く抗議をする」共産党の小池晃氏は「これは『女性蔑視』にとどまらない。性被害に苦しむ女性を貶める大暴言で辞職に値する」等々と野党側の方々が続々とツィートで批判しているようです。 杉田議員は、確かに雑な発言が多く、問題視されることがこれまでも何回もありましたが、この件に関しては、会議の流れと発言の脈絡を聞かない限り「女性蔑視」と断定するのは、あまりに軽率ではないか。おそらく、『性犯罪と言うのは証明が難しく、被害者側である女性が嘘を付けば、簡単に冤罪を作り出せる側面もある』ということを杉田さんは発言しようとしたのじゃないですか。状況的にかつ、常識的に推測すると。朝日新聞によると会議は非公開で『会議の出席者が証言した』と記事にあり、記者側は直接、発言を聞いていない。その聞いていない人達が「出席者から聞いた」という伝聞だけで嬉々として記事にして、自身の発言に責任ある立場の人達が、その記事から条件反射的に「女性蔑視だ」「酷い偏見だ」と批判するって・・社会としてかなり危険ではないか。メディアと発言力のある人たちが意図的に動けば、いくらでも人を貶めることが出来る、ということになるわけで。 私は杉田議員のファンではないし、庇う気もないですが、こういうやり方って、ザワザワと嫌な感じです。 日本のマスコミと有識者って、こんなレベルなの？？・・って思うし、大人社会じゃないですよね。 そもそも「女性はいくらでも嘘をつけますから」という一言は事実であり、それだけでは「女性蔑視」ではない。小説の中に「そうよ、女はみんな嘘つきよ」と書いてあっても、読者は「なるほど」と受け取るだけでしょう。 ひとつ自信をもって言えるのは、男も女も、政治家もメディアも嘘をつくし、ごまかしもするけれど、嘘が上手いのは男より断然女性の方だろうなぁ・・ということで。これも女性蔑視になるのだろか 

  2020.09.27

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  メディアはどうしても菅政権批判をしたいらしい

  自民党新総裁がいよいよ決まるようですね。菅政権の始まりとなるのでしょう。 メディアはそれが面白くなくてしょうがない。菅氏の発言のわずかなアラを見つけちゃ、チクチクとあれがけしからん　これはいかがなものかと非難がましい。 画面を通してでも、人柄って分かるもので、各番組に出られた菅・岸田・石破三人の発言を聞いて改めて発見するのは、岸田さんは、きっと誠実でいい人なんだ、ということと、やっぱり石破さんは言葉のごまかしが多い、ということ。それと菅氏は、しみじみ阿ねない人なんだな、ということでしょうか。消費税について「少子高齢化が止められない以上、いずれ上げざるを得ない」と発言し、次の日「しかし10年はその必要はない」と言ったと。何ということを言うのだ、しかも「しまった」とすぐ発言を撤回する・・と騒いでいますが、日本の少子化をなんとかしない限り、いずれ消費税は上げるしかない、ということは、ずっと言われていることであり、経済オンチの私だってそれは分かる。 菅氏はその事実をきちんと述べただけのこと。怒ったってしょうがないよね。 石破氏も岸田氏も、総理になる目がないから、テキトーに大衆受けする理想論で終始していましたが、現実に国の舵取りをするとなったら、きれいごとなんか並べていられないでしょうが。 日曜の朝の番組でも「官僚が政策に反対したらどうしますか」の問いに、岸田さんは「まずは説得して理解してもらう」と無難な回答を出していましたが、菅氏は「それは、異動してもらう」とにべもなく即答していましたっけ。 この発言に対しても「独裁政権か」と批難勃発中。 民主党が政権を取って政治主導だと官僚を抑え込もうとした時は、「そうだ、選挙で選ばれた政治家が主導するのは当然だ」とメディアも国民も拍手喝采だったわけです。 当時、官僚の妻として間近で見ていて、事情も知らず知識もない政治家が、かっこつけて威張りくさって、やりたい放題。民主党って、自分らの見栄と権力のためにメチャクチャやるんだ、と心を痛めたものでした。官僚が政治家のいいなりになるしかない体制は、多分に弊害はあるのです。 ただ、この国難の中で、8年近く政権の中で関与して来た人が、総理大臣という重責を担うに際し、「説得して納得してもらう」などと一般受けするきれいごとを並べるのではなく、「私の方針に従ってもらいます」と意思表示するのは、私は正しい姿勢だと思いましたね。 国を守っていく覚悟が強ければ、そういう発言になるのでは 民主党政権誕生時、「90日間は蜜月期間だから」と失策には全て目を瞑り政権をベタベタ褒めはやすメディアは気持ち悪かったけれど、今回の始まる前からの新政権批判も、メディアの立ち位置が見えすぎて気持ち悪い。 菅氏を贔屓するわけではないですが、政権が始まってもいないのに、足を引っ張るのは止めましょうよ・・と言いたい。まずは、じっくりお手並み拝見いたしましょう、じゃないですか。 さて。もう大方の票は分かっているみたいですが、次の世間の関心は組閣がどうなるか、ですね。菅総理は手堅い陣営を敷くのではないかな。間違っても人気取り人事には走らないと・・これは私の期待です。 

  2020.09.14

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  安倍総理の体調不安を嬉々として報じる下品さ

  安倍総理の体調不安が盛んに報じられています。どうやら安倍さん嫌いのメディアは、24日に佐藤栄作氏の在職期間を上まわった後、午前中、慶応病院で診察を受けたタイミングで、辞職表明をするのでは・・という期待でウズウズしていたらしい。 各局、政権がどうなるかみたいな特集で、退任はいつか、次は誰がいいだのと盛んにやっていましたね。 こういうのって、失礼千万ではないですか。一国の総理大臣であれば、空席の期間があってはいけないし、その健康状態というのは、国益にも関わるわけですから、話題にするのは分かる。でも、ご当人は倒れて救急車で運ばれたわけではない、意識不明なわけでもない、歩いて病院に入って、歩いて出て来られた。一週間後に再検診というのだって、通常あり得る話。 それを、もうお終いみたいな風に嬉々として報道するって、下品以外の何ものでもない。ある通信社なんて、末期の病人みたいなげっそりした安倍氏の顔をわざわざ選んで掲載していました。 政治の世界も報道の世界も、そのレベルということでしょうが、良識ある報道人はいないのでしょうか。嘆かわしいことこの上ない。 散々安倍政権を叩いて来た方々なので、安倍さんの体調が悪いと嬉しくてしょうがないのでしょうけれど、まずは「お大事に」の一言がいえないのか。好き嫌いの前に人としてどうか、ということですよ。 ただ、安倍総理の体調があまりよくなさそう、というのは、あのアベノマスクで話題が盛り上がっていた頃から見えましたよね。生気も眼力なく、「どこか悪いのではないか」とテレビのこっちから見ていた私ですら、気になりましたから。 体調がよくないのをだましだまし、来たのではないですかね。それだから政策判断も脇の甘いものになっていた。体調のせいには出来ませんけど。 世の中って、何が起こるか分からない。昨年末には、こんなコロナ禍になっているとは誰も想像せず、安倍四選なんぞとも言われていましたっけ。その最先鋒・二階氏は、すでに次の政権でも権力を維持すべく、さっさと鞍替えしているみたいですけどね。 ところで、ワイドショーではゲストが口をそろえて、「次の総理は石破さんがいい」と言っています。どこの番組でも、言う人こそ違え「石破さんがいい」と。 こうどこもここもだと薄気味悪く、メディアの作意が見え見えですよね。こうやって世の中の空気を作るつもりなんでしょう。すぐ乗っちゃう人がいるから困ったもので。 石破さんって、形勢が悪くなるとそうっとご自身の主張をすり替えちゃう方ですよ。いいのか、そういう人が国のトップで・・と私は心配ですが。  

  2020.08.25

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  コロナ禍解決に向けてメディアのやるべきこと

  先日、古い友人である物理学者から電話があって、「ちづ子さんはコロナのこと軽く考えているようだけれど、ぼくはそうは思えない」・・と言われてしまいました。 ブログを見て気になって電話してくださったのだと思います。教授先生に言われたら、「ハハ～」とひれ伏すしかなかったですが。軽く考えてはいないんです。自慢じゃないけど（自慢かも）年初、テレビで専門家の先生方が「心配することはない、風邪みたいなものです」と解説していた時期に、いや、このウィルスは嫌な感じがする、なんとかしないと・・と言っていたし、今後、日本でもアメリカやブラジルのような感染拡大が絶対起こらない保証はない、と理解もしていますから、日々、ハラハラ気にしながら見守ってはいるのです。 ただ、今のメディアの伝え方には大いに不信を感じています。敢えて不安を煽るように報道をしている。その不安を煽るために、フリップで出すグラフも数字も、かなり恣意的である。解説者として出て来る先生方は、出演の頻度が増すに連れ、言うことが変わってきている。かつ、番組によって、言うことが違う。「こういうことを言ってください」と言われているのではないか、という疑いがある。コメンテイターは「命が何よりも大事」と感情的・きれいごとしかいわない。MCも（全員じゃないですが）結局最後に「要するに検査が必要ということですね」と強引かつ唐突にまとめようとする。政府批判に繋げるために、客観的な評価をしない。 これらのことって、視聴者や一般国民に注意喚起をするには効果があるでしょうが、おかげで、今や日本中がコロナ怖いでパニック寸前じゃないですか。 誰かが「世論は科学と関係なく動く」と言っていましたが、普段ならともかく、感染症と国民が団結して戦わなくてはならない局面で、かなり危険だと心配になるわけです。 三密回避というのは、標語としてはいいけれど、行き過ぎた解釈もされているのではないか。 かつて「ウィルスは小さいから布マスクでは感染予防にはならない」と解説していたのに、今や、誰もいわなくなってしまったじゃないですか。マスクをしないと国賊のように批難されるけれど、実際、マスクがどれだけの予防効果があるのか、立証できていないし、しようともしていない。 たまに「コロナは恐れることはない」「死亡者は、インフルや他の病気と比べても少ない」と主張する人がいると、「命を軽んじている」とほぼ袋叩きに合う。メディアは、そういう検証は避けますからね。メディアが触れないと、世論は考えない。 重症化するとかなり厳しい状況になることや後遺症の脅威は取り上げるけれど、圧倒的多数の軽症者や無症状で終わる人たちのことには触れない。 Cocoaのような、ちゃんと活用すれば有益なシステムがわずかながらできたというのに、メディアはこぞって、広めようとしない。 あんたら、もしかしてコロナ禍がこのまま広がるといいと思っていないとすら、時々、私は疑ってしまうのです。 様々な学者が様々な観点から検証しようとしているわけです。結果的にどの理論・分析が正しいのかは、もう少し見て行かないとわかりませんが、メディアは客観的・公平にそれらの分析を紹介してくれるだけでいい。というより、それが使命なのではないか。 制作側や司会者やコメンテイターの思い入れや感情や裏の意図は、一切省く。どうすれば視聴者受けするか、などとは考えない。それが、この感染症とちゃんと戦う、みんなで終息させる、ということではないですかね。 本気でみんなで知恵を集めようよ・・と思うわけなのです。 

  2020.07.25

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  メディアはcocoa導入を呼びかけるべき

  新型コロナの昨日の感染者が、東京で243人と過去最多、全国でも新たに429二人が確認され、国内の感染者数は2万1854人となった・・と。 確かに嫌な感じです。これからどうなるのだろう、と日本中が不安になったことと思う。 しかし、重症者の数はむしろ減っているんですよね。下のグラフを見てください。全国の呼吸器を必要としている入院中の感染者の数で、(ECMO装着に至る患者は、このうちの5分の1ぐらいだそうです）ちょっと検索すればすぐにも出てきます。きれいな山形で、確実に重症・中症者が減りつつあることを示しています。もちろん感染者が増えている今、今後、このグラフがどう推移するかは分からないし、大きくまた上昇するリスクは十分にあるわけですが、今現在も確実に中・重傷者は減り続けている、という事実は一方にある。でも、こういうグラフを示すメディアがどこにもない。（辛坊氏が、ようやく出しましたけれど） それどころか、一日の感染者が何人になったと、250人ぐらいを最大値にした、つまりやたら急勾配になるグラフを作り、大変だ、大変だ、でも政府は緊急事態を出そうとしない、何の政策も示さない・・と不安を煽っているわけです。 そもそも毎日「これで感染者は2万人を超えた」などと1月からの感染者数の合計を真っ先にだす、その意味ってあります　すでに感染者の大半は完治して、普通の生活に戻っている。 だから呑気に構えましょう、ということを言いたいのではないのです。仮にもジャーナリズムを気取るならば、メディアは冷静に客観的な数値を出して欲しい、ということで。報道側が感情的になってどうする　じゃないですか。ま、大袈裟に煽る方が、視聴率に繋がるし、記事も読んでもらえるからなんでしょうけど。 確かに政府や行政のやることは、もどかしいですよ。そこを批難するのは構わないけれど、君達も自分らのやれることを考えたらどうか。不安を煽ることではないはずで。 例えば感染者と接触したことを知らせるアプリ、cocoaですか。これをみんなが導入すれば、確実に感染防止対策に使えるわけです。大規模イベント解禁になる中、参加者全員にアプリインストールを義務付けするだけで、いざ、感染者が出た時も、感染拡大を防ぐことができる。 今現在考えられる対策の中で、唯一、廉価で誰でも簡単にでき、有効な物だと思うのに、メディアは無視するか、「まだ5%しか広まっていないんですよ」と冷笑するばかりで。 政府がやることは、何もかも気にいらないでしょうけれど、まず優先することは、いかに団結して、コロナと戦っていくか、でありましょう。感染者が増えたの、何人になったのと騒ぐ前に、影響力ある人達が、cocoa入れましょう・・と何故、広く呼びかけないのか。 メディアって、本当はコロナ禍が収まってもらいたくないのではないか私は激しく不信を抱いているのです。

  2020.07.11

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  検察との癒着をなんとか隠そうとするメディアの論理

  橋下徹氏というのは、実に巧みなポピュリストなんだと思うんですね。 一見、過激で突飛な意見を強烈に発信しているように映るけれど、 微妙に世の中受けする論理に構築している。計算してますよね。   ま、空振りすることも多いのだけれど、今回の検察庁・黒川氏の 賭けマージャン騒動にも「賭けマージャンのこと自体で責めるつもりはない」 と仲間内で賭けマージャンに興じている現実に触れ、理解があるように見せ、 「だけど、建前は賭博罪です。建前を強いることが国の秩序を維持する」 「政府は断固、起訴するべき」と、正義をかざす。   返す刀で「メディアも何やっているのか。産経新聞も朝日新聞も 国民に実名報道を強要しながら自分たちは実名報道しないんですか？」 　権力チェックしないんですか」と 国民が不満に感じていることにもしっかり触れるわけです。   今朝のフジテレビ「日曜報道　THE PRIME」でも、持論をまくし立て、 でもMCは、「はい、終わり」とばかり次の話題に移ってましたね。   これ、橋下さんがこうやってメディアも責めることで、番組的に言い訳を作ろうとしたのじゃないですかね。「メディアへの非難もしましたよ」と。 つまりシナリオ通りってヤツで。 かつ、これで橋下株は上がるわけです。 よくぞ、言ってくれた　正論だ・・とのコメントが数多寄せられていました。   まあしかし、今回の賭けマージャン騒動で、メディアは、 訓告なんて甘い、退職金なんてとんでもない、懲戒免職だ しかもこのコロナ禍の中で、三密いや、四密じゃないか、 黒川さんはマスクもしないで移動していた・・と黒川氏批難一色。  ついでに「総理の任命責任だ」と毎度の安倍政権批難に持って行って、 自分達メディアが、背後でズブズブ関わっていることから世論の目をそらし、終わらせようとしています。 よほど、ヤバイと感じているのではないか。   この件の最大の問題は、明らかに検察トップとメディアの人間が、 かなり深く癒着している、そのことがバレてしまった、ということでしょう。 メディアが「安倍首相と近い立場にある、といわれている黒川氏を」 と「いわれている」を使って『安倍氏と黒川氏は仲良し』印象操作をしてきたことが、 むしろ自分らメディアの方がズブズブということが証明されてしまった。 なんとも皮肉で、トンマな話です。   確かに、検察トップが、ご自身が冷ややかな目で見られている最中、 よくもまあ、賭けマージャンなんかやったものだ、と呆れた話でした。 それはそうなのだけれど、今回の件、メディアの勢いにそそのかされて、 検察法を廃案にし、黒川氏起訴で賭博罪で断罪して、結果、どうなると思います   まず、廃案となったことで、予定されていた公務員の定年延長が施行されなくなった。 国家公務員の定年延長がなくなると地方公務員もなくて、 おのずから民間も積極的には定年延長を導入しなくなる。   黒川氏を追い落とせと今回の賭けマージャンを起訴し、賭博罪で逮捕なんてことになると、 今後、一般庶民の賭けマージャンにもその前例が踏襲されるわけで。   つまり、全部一般国民に返ってくると思うのだけれど……。 橋下氏は「本音はともかく建前を通せ」と主張していますが、 建前を通すことで、本質を見失う方が、ずっとリスクは大きいものです。 メディアの論調に乗せられてはいけない。 毎度のことだけれど、気を付けませんと。  

  2020.05.24

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  全国民のPCR検査が21世紀型感染症対策？

    こういうことを書くと、一日中TVばかり見ていると思われそうですが・・。そんなことはないんですよ。ただ、食事の時にはTVを点けているので、 必然、ワイドショーをいつも見てしまう結果になっている。   で、昨日ですが、朝はTV朝日の「モーニングショー」、 昼はTBSの「ひるおび！」、夕方はTBSの「Nスタ」と 岡田晴恵・白鴎大学教授が怒涛のように出ていたわけです。え、またこの先生・・とうんざりするくらいに。  岡田女史、コロナ禍が始まってから各局引っ張りだこで、 特にテレ朝のモーニングショーには、ほとんど毎朝出演し、 解説なさっている。まあ、偉い学者さんなのかもしれませんが、他に五万と専門家がいるだろうに、 何故か、この方をテレビ局はことさらお気に入りみたいなんですね。 確かに、学者さんとは思えない位スラスラと解説されるので、 テレビ的には、ありがたい解説者なのかもしれません。   それはどうでもいいのです。ちゃんとした専門的な解説を聞けるのなら。気になったのは、最近、岡田氏は、「秋冬に必ず第二、第三の波が来るから、 全国民にPCR検査をして、陽性の人は隔離し、 陰性の人は社会に出て動いてもらう、そうやって分離することが必要で、 それが21世紀型感染症対策です」と高らかに持論を展開される。   一見、かっこよく聞こえるものだから、ひるおびのMCの恵さんなんか、 喜んじゃって、思いっきり賛成していましたが、 おいおいおい・・と思うわけです。   確かに今、日本のPCR検査数は決して十分ではなく 検査を受けられないまま、重症化してしまった方はいらしたわけです。 そこはもう少し、スムーズに受けられるような形にもっていかないと ならないでしょうが、国民全員がPCR検査を受けるのが21世紀型   この理論に対して、リモート出演していた別の専門家が、 「国民全員というのは現実的ではないし、仮に全員に検査したとしても、 陰性だった人が1週間後には感染している可能性もあるわけです」 とやんわり否定し、岡田女史もMCも黙ってしまいましたが。   しかし、そういうことは専門家でない、中学生だって分かる事。 そもそも、目下一日に2万件も検査できていない現実の中で、 例えそれを10万件に増やしたところで、1億２千万人の国民全員に検査って、 1200日掛かる計算になる。1200日って、3年以上ですよ 1日に100万件検査できるようになって、120日も掛かる。   しかも、今日、陰性だったからって、 明日、知らぬうちに感染するかもしれない。 検査はあくまでも感染しているかどうかを調べるもので、 ワクチンではないからね。陰性だったからといって、 なんの保証もないわけです。今、陽性ではありませんでした、というだけで。   国民全員が毎日、歯を磨くように検査するんかいそれを誰が毎日、検査の結果を出し通知し、その経費はどこから出る また、税金ですか　私達の・・。しかも検査の精度は7割しかない。   ・・とまあ、まったくもって非現実的な「全国民検査」提案を 朝から晩まで、堂々と披露し、それをあたかも素晴らしい提言のように 持ち上げるテレビ局の常識って、なんなの・・と空恐ろしくなりましたね。   TVだけではないんですね。ネットニュースをみても、 岡田晴恵先生が、ああいった、こういった、という記事が 毎日、たくさん出ているわけです。 なんだか、薄気味悪いくらいに。   私は専門家ではないので、そのPCR検査がどれくらいできるようであれば 理想的なのかは分かりませんが、明らかに、それは科学的じゃないよね、 という理屈をメジャーが堂々と報道しているこの現実を大いに危惧しますね。   どうなっているんだろ、日本。

  2020.05.20

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  給付の10万円。お金持ちは、国庫に返金か寄付で！

    ここのところワイドショーは、政府の一律10万円給与の話題でもちきりの様子です。   他国じゃすぐに振り込まれているのに、日本は遅い、 このままじゃ、いつになるのか、とか。   麻生財務大臣が「手を挙げた人に」と発言した。 上から目線で失礼だ、これって余裕のある人は申請するな、 と言われているようだ・・などなどと。  マイナンバーカード制度が出来た時、人権が守られない、 政府にどう利用されるかわかりゃしない・・と 反マイナンバーカードキャンペーンを張ったのは、 他ならぬマスコミと野党で、テレビでバンバン否定的な論調を張り、 ボロクソ煽って、結局普及率はわずか15%そこそこらしいです。   マスコミの論調をすぐ真に受けて、安易に乗る国民も問題だし、 意義を理解してもらえるよう、ちゃんと説明できなかった政府も問題だけれど、 結局、何の役にも立たない制度にしてしまったその罪は大きいと思う。   私はマイナンバー制度で行政手続きが格段に便利になることを 大いに期待していただけに、ほんと、がっくりでした。   その反対していた人達が、今、「政府はなにモタモタしているんだ」と また噛みついている。じゃあ、どうすれば速やかに安全に大金を振込できるのか、 あんたら、考えがあるなら提案しなさいよ　じゃないですか。   政府の肩を持つ気はないですが、ほんと、コメンテイターとかタレントの連中って つくづくお気楽な稼業だと思いますよ。   麻生さんが「手を挙げた人に」と発言して、申請しにくくした、とそこも怒っていますが、麻生さんは、意識もなくああいう言い方をする人だって、みんな、分かっているじゃないですか。 それに財源は私達の貴重な税金なのだから、お金持ちや必要がない人が、 「私はいりません」と辞退するのは、何の問題もない。 それどころか、国民として大歓迎のところじゃないか 余ったお金は、また国庫に戻るんでしょう 何を怒っているのだ、と私はそっちの方が不思議でなりませんよ。お金持ちは、むしろ率先して10万円受け取りを、辞退したっていい。   どうやら今回の10万円、マイナンバーカードを持っている人は オンラインで申請できるようで、（つまり持っていないと使えない） ぜひとも、今回こそ、マイナンバーを持っていてほんと、よかった・・と 思えるような「マイナンバー保持者が得するシステム」にしてもらいたいもの。 でないと、面倒な手続き踏んでカードを得た私達が浮かばれない。   それとこの間から提案しているように、申請用紙にチェックを入れると、 医療機関や困っている人支援として、寄付できるような仕組み 取り入れて欲しいですね。 まだ、間に合うと思うのだけれど・・でも、財務省は 絶対、そんなこと、する気はないでしょうねぇ。

  2020.04.21

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  朝ドラの停滞にみるTV界の青息吐息

    世の中、コロナウィルスニュースで一色となっています。政府の姿勢にも不信を拭えないし、コメンテイターの発言も無責任なのが多いし、 それより、本当の実態がどうにも見えないのが不気味だし、 今後、広がっていくのか、収束できるのか不安多々で、 物申したいこともいっぱいあるのですが、素人の私がここで 誰もが言っているようなことを述べても・・と思い、   今日は、NHK朝ドラ『スカーレット』の話。   スカーレット、スタート時はとても好調で、 今季は面白く見られるわい、と期待していたのですが、 じわじわ、なんとも話のテンポが悪くなり、 無駄な会話が増え、スタジオ収録ばかりになり、中盤から失速するのは、最近の朝ドラの定番ではありますが、それにしても、ちょっとなぁ・・ と視聴者として不満が高まっていた中で、今週はなぜか突然、 「スピンオフ」と称して、信作君と百合子ちゃんのお話になってしまっている。見ていない方には信作って誰よ、百合子ちゃんとどういう関係よ・・とここで戸惑われるでしょうが、説明も大変なので、このまま進めます。  これがまた、救いようもなく、面白くない。 シーンは彼らの両親が経営する喫茶店の中だけで、 どうでもいい会話が果てしなく交わされ、 間に「思い出シーン」として、過去の放映シーンを挟み込んでいる。   NHK、どうしちゃったの・・という感じ。お金も力も入れていない、と言うことだけは分かる。   どうもこの間の脚本も水橋文美江さんではなく、 三谷昌登さんと言う方で、「フカ先生」の二番弟子を演じた方だとか。   なるほど、何か違うわけだと、そこは納得しましたが。   しかし。どうしてそういうことになっているわけ   この1週間の内容が、とびきり面白いなら、まだ分かりますよ。 でも、そうでないことは誰が見ても明白で、 かつ、これだけお金を掛けてない、ということは、 計画になかった窮余の策ということで。   想像するのは、主演の戸田さんがインフルエンザか何かで倒れて、 お休みしている。もしくは脚本の水橋さんが行き詰って、 「もう、私出来ない」と放り出しちゃった、というの。   ネットをあさってみると戸田さんと水橋さんの確執説がある。 主演と脚本家の仲違い、ということでしょうかね   他には「働き方改革」の一環で、戸田さんと水橋さんを 休ませてあげよう、という意図だと言う説。 しかし、それは違うでしょう。ドラマが決まった最初から、 絶対そういう契約はしないし、視聴者をバカにしてますよね、そうだとしたら。 あと1か月頑張っていただき、その後ゆっくり休んでいただければいいわけで。   もう一つは、ドラマの展開が今後、悲惨な人生を描くことになるので、 その前に明るい話題を‥と言う説。でも、それも全く説得力はない。   ま、分かることは制作現場が、明るくやる気に満ちた空気には なっていない、ということですね。   朝ドラに限らず、ワイドショーもいい加減なコメンテイター並べ、 新聞記事かき集めた浅い取材でやっとこ、毎日のノルマをこなしているという印象だし、 夜の、どこも同じようなバラエティーのバカバカしさを見ても、 その安易でやらせたっぷりな作り方を見ても、ともかく、テレビ界全体が くたびれ果てているというか、青息吐息だということが分かる。 ドラマも、ろくなものがないし。   放送時間を減らしてでも、改めて品質向上を目指してはどうなんでしょう。 このままだと本当に、テレビ、終わるよ・・と危機感をもって本気で思うけどネ。  

  2020.02.27

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  Yahooニュースの偏向にも気付こう

  気になっていることがあります。   PCを開けるとYahooの画面が飛び込んでくるんですが、 ニュースの選択が、かなり偏向している。 メジャーメディアの記事と、個人やよく分からない雑誌の記事が 同等に並んでいる。かつ、最近は、テレビの番組で有名人が語った 言葉が、大袈裟なタイトル付けて、大々的に出て来る。  これ、Yahooの担当者が選んでいるんですかね テレビ見てそのまま記事にするなんて怠惰な仕事を誰がやっているのか   まあ、そうでもしなくちゃ、日々更新される画面が空いちゃうんでしょうけれど、 ふと気が付くと、一方的な意見ばかりが溢れていて、 これ、何気なく見ているだけでも洗脳されるなぁ・・と思うわけで。   もちろん、世の中、いろんな意見があっていいわけですが、 新聞や雑誌なら、私達はまだ、選んで購入していますから、 そこには、ちゃんとした判別がある。 この新聞(雑誌）はこういう傾向の思考をするので、 なるほど、こういう記事になるんだなぁ・・という。   ただネットだと、ついつい何気なく眺めてしまい、 きっと、頻繁に配信されて目立つ記事や意見が、 いつの間にか頭に刷り込まれている・・という危惧がある。   そもそも、テレビに出ている人達が皆、 正しい見識を持っているわけではない。 あの忙しい人達が、話題になる全部の事件や騒動に 精通しているとは思えないでしょ。事実、トンチンカンな意見も多いし。 スタッフが用意した資料や新聞の切り抜きをさっと目を通しただけで、 生半可な、でも「きっとこういうとりっぱな人に思われる」という意識で エラソーに、中身のない浅いだけの意見を述べる。   不思議ですよね、世の中にはその道の専門家という人達が 何万といるはずなのに、テレビに出て来る専門家って、数人しかいないでしょ。 で、その人達というのは、多分に「番組制作スタッフの意向に沿った 意見を言える人達」なわけで。   でも、一般庶民は、テレビに出て意見を言っている、 あるいは有名（テレビに頻繁に出るから有名になるだけだけれど）人 だから、きっとまっとうなコメントなんだ・・と思いがちです。   そしてテレビでの発言が、そこで終わらず記事となって、 ネットの中で、またしつこく発信される。   怖いなぁ、と思いますね。   こうやって、世の中はテレビでコメントする人たちの 専門性もない上っ面の意見に染まっていく。 つまりその裏にいる番組制作者の思惑だけで、世論が形成されてしまう。   なんとかならんか・・と思うわけですが。 テレビの独占化を廃して、世界のニュース専門局とか、 専門家の意見をまとめる局とか、 淡々と事実だけを報じるチャンネルが現れないと 世の中、変らないのかもしれません。   ま、私も来年は、TVをシビアに視る、Yahooのニュースばかりチェックしない・・を心掛けませんと。  

  2019.12.24

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  教皇のスピーチにメディアが期待したもの

  バチカンのフランシスコ教皇が来日され、 メディアは日本の一大事のように報道しています。   私はイタリア贔屓ですから、教皇（今は法王と呼ばないらしい）の 来日は大歓迎ですし、贅沢を慎み庶民の立場に立つ、 気さくなお人柄の現教皇に、親しみも感じています。   だとしても、このメディアの熱気はなんなんだ　と引っかかるわけです。 世界中に13億人もの信者がいるカソリックの頂点の方ですから、 その影響力は無視できないのは確かですし、 バチカン市国という一国のリーダーであるわけですが、 それにしても、一宗教のトップにこれほど大騒ぎするのだろうか   日本のカソリック信者は、わずかな数でしょうし。  羽鳥氏のTV朝日モーニングショーでも、長い時間を使って、 教皇の来日、特にメッセージについて取り上げていました。   で、ハハンと分かったんですね。 教皇は原爆被災地の長崎、広島でもスピーチをされましたが、 福島でもなさっている。で、原発について、 「思うに最初の一歩は、天然資源の使用に関して、そしてとくに将来の エネルギー源に関して、勇気ある重大な決断をすることです。」 と、原発廃止を訴えているのです。 なるほど、テレビ朝日が大々的に取り上げたわけで。   世界に大きな影響力を持つ教皇が、原爆の被害に遭った長崎と広島で、 「原爆を廃止しよう」と訴えることは、無駄ではないし、意義もある。   でも、本気で世界の核兵器廃絶を願い、廃止に推し進めようとするならば、 核兵器所持を誇るアメリカやロシア、中国の国民や要人の前で訴えるべきでしょう。そうしない限り、不可能なわけです。   原爆なんぞ一切持てず、原爆の被害に遭っただけの国民の前で しかも、原爆を落とした当のアメリカに、いまだ頭が上がらない日本で 訴えたところで、なんの進展が望めましょうや。   そして原発廃止を訴えるのもいいですが、だったら、 原発を廃止するなら、どんなエネルギーで世界の電気を賄うのか、 温暖化の問題はどうするのか、そこもしっかり示して欲しいもの。   もっとも教皇のお仕事は、世界の平和を祈る事であり、 メッセージだけで終わることも、立場上仕方ないことなのでしょうけれど、 でも、「廃止」を訴えるだけなら誰だって出来る・・。   日頃はなにかと斜めから見たがるメディアが、 教皇のメッセージをもろ手を挙げてありがたがっている。 なんとなく、教皇を利用したプロパガンダっぽい・・と なんとも違和感を感じるのは、私だけなのでしょうかねぇ。      

  2019.11.26

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  「ヘイト」という言葉の一人歩きは危険だ

  小学館の『週刊ポスト』が「韓国なんて要らない」と題した特集を掲載し、 「憎悪を煽っている」「ヘイトスピーチ」との抗議が起こり、 「今後は小学館と仕事をしない」と表明する作家が相次いだりして、 小学館は「お詫び」したそうです。  確かに友好的なタイトルではないし、韓国の国籍を持つ人が目にしたら、 不愉快だろうことは分かります。   しかし、これをもって「ヘイトだ」と糾弾し、叩きつくし、 お詫びまでさせるものか・・とやや違和感を覚えました。だって、もっとえげつないタイトルが、堂々とまかり通っているじゃないですか。   内容を読んでもいないで評論するのはよくないですが、 本文も「断韓」で何が起きるのかシミュレーションをした、 という、かなり論理的な内容らしいし。   例えば、身勝手なお父さんがいたとする。 約束は守らない、浮気はする、家族のことなど考えない。 子供達は「あんなお父さんなんかいらない」というのじゃないか。   それは子供達の怒りであり、悲しみの発露ではあるけれど、 父親への人権侵害には当たらないはずです。   メチャクチャな隣人がいたとする。 ゴミ捨てのルールは守らない、町内会の当番は放棄する。 何かと言うと「70年前、お宅の木の枝が家の塀を壊したじゃないか、 犯罪だ！以前、親父の代で弁償して貰ったらしいけれど慰謝料をよこせ」 とネチネチいちゃもんを付けて来る。   そんな隣人に対し「あんな隣人なんていらない」と 怒ってもそれは当然な感情で、「人種差別」をしたわけではない。   「・・・なんていらない」はそういう言葉ではないですかね。病気だ、というのはさすがにいけないけれど。   どうも、「ヘイト」という言葉が横行するようになって、 「差別」「人権侵害」の線引きの位置が、一挙に低くなったような気がしています。   「それって差別よ」と言われれば「いや、違うよ、差別の意識はない」と 反論できるようなことでも、「ヘイト」だと言われれば、 確かに、好きじゃないし、むしろ嫌い(ヘイト）だし、 その気持ちはにじみ出ているかも、となんだか、反論できなく・・みたいな。   日刊ゲンダイが、目下、韓国関連でテレビに出ずっぱりの 武藤正敏元駐韓大使を取り上げ、批判しています。   主張のメインは、武藤氏がかつて三菱重工の顧問をしていて利害当事者なのに、 反韓丸出しの偏った意見を垂れ流し、視聴者をミスリードさせている。   ということらしいですが、そこも訳が分からないけれど、 『「韓国の人は感情が高ぶった時に何をするか分からない」 「普通は事実を積み重ねて歴史とするが、韓国では理想的な 歴史に合わせて事実をつくっていく」――といった具合で、 武藤氏の発言はヘイトそのものだ』・・と。   「下品な言葉遣い、断定的な口調であしざまに隣国を罵る様子は 見るに堪えません」と高千穂大教授・五野井郁夫談として言わせてもいる。   ヘイトそのもの・・ですかね 武藤氏の発言は常に抑えた言葉を選んだもので、 そういう風にヘイトを定義付けて行ったら、 人は評論すらできなくなる。 いや、むしろこの記事こそ武藤氏への「中傷」であり、「ヘイト」そのものじゃないかと、 私は気分が悪くなりましたけれど。   「ヘイトだ」と声を上げると、それでヘイトと決めつけられてしまう 今の世の中の風潮こそ、危険ではないか。   ネットのコメントを見る限り、多くの人が 日刊ゲンダイのこの記事に反論を唱えているので、 まだ、日本は大丈夫という気はしますけどね。   今、韓国が国を挙げてやっている「反日活動」は、 さすがに滅茶苦茶で、感情的で、「隣国なのだから仲良くしましょう」 なんてきれいごとで解決できることではない。   そもそも国同士の付き合いは、「みんなで仲良く」なんて 甘い態度が通用するものではない、ということを、 まずは日本のメディアが悟ろうよ・・と思いますが。  

  2019.09.10

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  豊洲市場は清潔で使い易くてとてもいいらしい

  少し前に、元都知事の舛添氏が、 「五輪開催中、首都高が１０００円値上げになる。原因は環状２号線の開通遅れ。 それは、小池都知事が大衆を扇動して豊洲騒動を起こし、築地移転を遅延させたからだ。 メディアもそのお先棒を担いだ」とツィート。   続けて「しかし、知事もメディアも責任はとらずに平気の平左。 しわ寄せは都民、国民に。これがポピュリズムの代償だ」と、 苦言を呈したことがネットニュースになっていました。   これに寄せられた多くのコメントが「あんたが言うな」で、 あの辞任にまで至ったセコさの騒動は、いまだに多くの人の 脳裏にこびりついている様子です。   それはしかたないですが、しかし、それによって、 舛添氏の全発言を頭から否定し、耳を貸さないのはもったいない。このツィートなんか、まさに図星だし、舛添発言拒否によって、小池都知事の失策を見ないふりするのは危険です。   今は、韓国問題一色で、誰も注目しようとはしませんけれど、 豊洲市場の騒動が何だったか、延期によってどれだけの余分な経費が使われ、（138億円もの無駄な税金が投入されたとも聞いています） 環状二号線完成が間に合わないことで、どれだけオリンピックに影響が出て、 どれだけのデメリットがあるか・・を検証しようとする人がいない。   小池知事のポピュリズムで、失ったものって、凄まじく大きいのに、 あの時、メディアも一緒になって、豊洲移転反対　安全より安心だぁ、 と科学的根拠も無視してやった以上、今更、反省して検証・・も 出来ないんでしょうけれど。  誰も触れませんが、舛添氏が都知事の時に、オリンピック開催をなんとか 10月に変更しようと動いていたんですよね。 それがあの騒動のために、吹っ飛んで、小池知事は見向きもせず、 来年の猛暑の最中に開催が決まってしまったわけで。   それは、舛添氏がせこいことをするからいけない・・ という世論になるんでしょうし、その通りでしょうなのだけれど、 なんかなぁ・・と思います。木を見て森をみず、というのかな。   近所の寿司屋の親父さんが言ってました。 「豊洲に代わって、遠くにはなったのだけれど、非常に使い易くてずっといい」。 女将さんもしみじみ、言っていました。 「築地は、女性のトイレを使うのがほんと、イヤだったんです。 豊洲はきれいで使い易くて、広くなって、でも分かりやすくて、 ほんと、私は嬉しい」って。   メディアは、一切、そういう話は伝えませんけどね。   オリンピックはどうなるんでしょ。 1000円値上げなんて、とんでもないと思うけど、 実験の結果、この程度じゃ渋滞は防げないらしい。   今でもすぐに渋滞して身動きできなくなる都心の交通を、 あの期間、一体どうるすつもりなのか。   メディアは今度こそ責任をもって、問題提議をして欲しいもの。 しないだろうけどね。    

  2019.09.05

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  韓国のTVニュースを覗いてみると・・。

    毎朝、BSの海外ニュースをチェックしているんですが、今朝の韓国のニュースでは、アメリカ国防省高官が、韓日の問題に言及した・・ ことを報道していました。  GSOMIA破棄に関して「善処を求める」と発言した、というニュースですが、 韓国語じゃ、当然、分からないので、通訳版を聞くわけです。   するとNHKの通訳はしきりに「韓日の誤った認識を」とか、 「韓日のGSOMIA破棄は」とか「韓日がGSOMIAに戻ることを求める」・・ といかにも両国に対して懸念している、といった雰囲気に訳している。 主語がいつも「韓日」となっている。   アメリカの立場を考えれば「日韓双方、協議して」とか「日韓の関係修復を」ぐらいは言うかもしれない。 でも、日本はGSOMIA破棄なんて、言ったことも、やろうとしたこともないのだから、 いくらなんでも「韓日のGSOMIA破棄は・・」とは言わんでしょう。   なんか、このニュースおかしいよね、と思いつつ、 日本のニュースを見れば、やっぱり、 「アメリカ・シュライバー国防次官補は「韓国に即座にGSOMIAに戻るよう求める」と述べた」。   「北東アジアが直面する安全保障の難題について、文在寅政権は重大な誤った認識を持っている」 と批判した・・となっている。   これ、NHKの通訳が、ことさら、「韓日」と訳したのでしょうか。 それとも、韓国ではこんな風に「韓国に」を「韓日に」と少し言葉を変えて、 報道しているんでしょうか。   韓国語が分からないので、その辺は分からないですが、 報道ってこういう風に、ほんの少し言葉を変えるだけで いくらでも違った印象に、誘導できるんですよね。   メディアの偏向の手法を、目の当たりにしたなぁ・・と思った次第で。   それにしても、政治家が言葉を少し変えて事実を歪曲する。 それをさらにメディアが、都合のいいように変えていく。   世の中って、とんでもない風に動いているんですよね。油断も隙もありゃしない。    

  2019.08.29

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  玉川徹氏が過激な発言を通せるわけ

  最近のTV朝日『モーニングショー』は、見境がなくなったというのか。 どうしちゃったの　と呆れる位、取り繕いもせず、 一方的な主張発信に走っている・・という印象です。   あいちトリエンナーレのトラブルについても、 あれは検閲だ　河村市長は憲法を学び直すべきだ　表現の自由が 侵害されている　河村市長はテロに屈する暇に市井の自由を守るべきだ・・ 一辺倒でしたものね。天皇の写真を燃やす映像については触れもしないで。そもそも、脅迫電話に屈した形で取りやめにしたのは大村知事だろうに。   今朝も、昨日と同じように、ネチネチと韓国での不買運動あれこれを取り上げ、 「このままだと大変なことになる」「日本は折れるべき」と呷っていましたね。   解説に立った辺真一氏は、他の番組ではまだ、バランスある発言をしているんですが、 この番組に来ると、俄然、過激な主張になる。 その上、コメンテイター諸氏が、この番組は全て、強烈な左派の方々ばかりで、 かつ、テレビ朝日社員の玉川某氏が（腹立たしいのでフルネームを書く気にならない）、 毎日毎日、出演して、生半可な知識だけで、感情的で一方的な意見を口を極めていうものだから、 とてつもなく、偏った主張の番組になるわけです。  昨日も辺氏が「韓国と比べて日本は言論の自由すらない」とさんざん、あることないこと並べ、 「日本は、一刀両断で芸術展を取りやめにするくらいですから」と言ってましたね。 韓国では、「日本擁護の本も出版されている」と。 出演者やプロディーサーに媚びたんでしょうが、なんかね。 あまりに客観性に欠けた視点で、私はびっくりでした。いいのか、こういうのを公共の電波に乗せちゃって。仮に日本に言論の自由がなかったら、この番組なんかとっくに消えていると思うけど・・。   おそらく批判はたくさん寄せられていると思うんです。 だったら何故、モーニングショーが、堂々と以前にも増して、一方的な主張を かなりきつい言葉を使わせて（玉川某なんて、ネトウヨがとクソミソに言っている） 言わせているかと言うと、視聴率が高いからなのでしょう。   どうやら、この時間帯のワイドショーの中で、テレビ朝日のこの番組が いつもトップの視聴率なんだそうです。視聴者の多くは、腹立たしいと思っても、 違うだろ、と思っても、怖い物見たさと言うか、やっぱり、政治問題・社会問題に触れたいから、 この番組にチャンネルを合わせてしまう。   番宣みたいなコーナーや、動物園のアライグマがどうだのこうだのより、 まあ、刺激的ではありまからね。   玉川氏を毎回、出演させるのも、彼の過激な発言が、それが正しいか正しくないには目を瞑って、 刺激的でだから視聴率に繋がっている、と上層部が見ているからなんでしょう。 左側の意見の視聴者は、「よく、言った」と拍手喝さいだろうし、 右側の意見の視聴者は「けしからん」と思いつつ、気になって観てしまうし。   コメンテイターも、解説者も、こういう発言をした方が、また番組に呼ばれる・・ としっかり計算しているわけです。だから制作側に気に入られる発言に少しずつ主張をずらしていく。   知り合いに以前よく、コメンテイターとしてこの手の番組に出ていた人がいるんですが、 「テレビに出るとどんどんお金が入って来る」と言ってましたっけ。 そういう現実があるのでしょう。 そりゃあ、人間、有名になってお金が入ってくる方がいいに決まっていますもんね。 少し言葉を変えるなんて、簡単なこと。   「韓国は感情的になり過ぎ」というべきところを「お互い、感情的にならずに」と言えばいいし、 「表現の自由を言う以前にやっちゃいけないことがある」ではなく 「表現の自由はやはり守らないと」とそこで止めればいいわけだし。   で、最後に「じっくり話し合ってもらいたいです」「大人になって」 「解決に向かって欲しい」とまとめて小さくため息をつけばいい。   その辺をうまく時間内に収められるコメンテイターが、次回もお呼びがかかり、 制作側の意図と違うことを口にする人は、次々消えていく。 かくして、テレビの中は、毎度の顔が、中身のない空虚なきれいごとを 繰り返すだけ・・となる。   その中で、あの玉川氏の毒は、一種の刺激なんでしょうね。ご当人も、その辺、心得て、発言しているのだと思いますね。   しかし、ほんのかすかにではありますが、世の中の捉え方が 変って来ているような気がします。 テレビ批判も増えてきているし、コメンテイター発言を そのまま受け取る人も減って来た。 それは、例えばネットのコメント欄などを見ると分かります。   テレビ局も、このままじゃあ、視聴者に見捨てられる・・ という危機感を持たないと、手遅れになるのにねぇ。 でも、当分は、目先の視聴率優先主義で行くんでしょうけれど。    

  2019.08.14

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  いい大人が泣くな！そんなに重大事件か？吉本トラブル

  なんなんだ、日本のテレビは・・とこの数日、うんざりです。   もう、吉本の芸人の宮迫さん、田村亮さん二人の謝罪会見を 何度も何度も繰り返し放送し、それがお涙頂戴の社長批判だったものだから、 掌見事にひっくり返して、ドドドーと風向き替えて今度は吉本経営陣批判。  それを微に入り細に入り各番組で1時間も2時間も費やして報道している。 「スッキリ」では、司会の加藤氏やサブの春菜さんが感情丸出しで 社長を批難していましたっけ。春菜さんなんて、グジャグジャに泣きながら。司会者が身内の話題に感情的になってどうする！  で、吉本の社長が長々会見したのが、どうやらウダウダだったらしく、 今や、闇営業の善し悪しじゃなく、吉本の企業体質の問題になってしまって、 またまた、朝から長い時間かけて、吉本関連ばっか。 しかも、出演者みんなが、感情的になっている。   その社長も、記者会見で涙を流し。   よっぽど吉本の人は泣くのが好きなんでしょうかね。 泣きゃあ、いいってもんじゃない。 そもそも泣くようなことじゃないでしょ、世の中、 泣くべきことは別にいっぱいある。   吉本芸人がテレビ界の大きな存在になっていることは分かるし、 吉本の企業体質も、問題は多々あるんでしょう。   しかし会社体質の問題は、社内でやればよく、 日本のマスコミ挙げて、朝から晩まで取り上げることでは全くない。   参院選終わったばかりで、もっと報じることはあるでしょうが。 私はれいわで当選したお二人が、今後、何をやろうとするのか、 直接の言葉で聞いてみたいし、国会が体がうまく動かないお二人の新人議員さんを どう迎えるのか、知りたいし、NHKから国民を守る党（でしたよね？）から 当選した方にも、一体何をどう進めるつもりか聞いてみたい。   韓国との軋轢も解決の見通しはつかず、大いに考えるべきことだろうし、 京都アニメーション火災の怪我をされた方々が 回復しているのかも知りたいし、ガソリンのテロをどう防ぐのか、 それだって、大きな課題でしょう。   一芸能プロダクションの社長を叩くこと以上に、 大事なことはいくらでもある。 ワイドショーの司会者は、感情的に喚いてはいけないし、 これみよがしに泣くものではない。   思うに、テレビの世界もそこに出ている人達も、すでに 浮世離れしてしまっているのではないですかね 自分達の世界が全てで、世の中はそれで回っている・・というような意識。   我々視聴者は、もう、うんざりだ、ということが分かっていないらしい。   あの舛添氏が「魔女狩り日本の嫌な空気。事務所と所属芸人の関係など、 吉本興業の中で片付ければよい話だ。テレビの報道番組で長々と流すのは、 公共の電波の無駄遣い。当選した参議院議員の会見の方が、国民のためになる」 とツィートしたことが報じられていました。 それに付くコメントも「珍しく舛添さんと意見が合った」みたいなものばかりで。   辛坊氏が「舛添さんは自分のこと以外はまっとうな意見を言う」 と評したそうですが、なるほど、という感じ。   もう、芸能界内輪の感情的な報道は、いい加減にして欲しいです。   それにしても、ふと思うんですが、今頃、 宮迫さんは、密かにニヤリとほくそ笑んでいたりして・・なんてことは、ないですよね。      

  2019.07.23

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  論壇ネットの悪意はどこから来るのか？

  ​​​ スマホにニュースが続々と入って来ます。 文春オンラインとか、現代ビジネスとかYahooニュースとかダイヤモンドとか、 様々な発信元の脈絡のないニュースが次々と。  ニュースサイトのアプリを導入した記憶はないですし、 いったい、誰が選別しているのか分からないんですが、 おそらく、docomoの系列会社のニュース配信係なんでしょう。 その中で最近、妙に頻度が高く目立つのが、論壇ネットという発信元で、 必ず皇室関係のニュースなんですね。 それが、凄まじくひどい。 7月15日は​『美智子vs紀子vs雅子さま　令和のファッションリーダーは誰？』​ というタイトルで、まとめて「さま」を付けた風を装い、 美智子さま、紀子さまを呼びつけにしているところが、まず、悪意がある。 うっかり記事を読んでしまって気分が悪くなりました。 上皇后美智子さまはファッショニスタでした・・と書き出して、 美智子さまのマント姿が「時にはなんと形容すべきかわからない スタイルにも挑戦されてきた」などと書いてある。 ファーの帽子姿は「でっかいカマンベールを頭に乗せたよう」で 「自虐ネタなんですかね」と、明らかに悪意がある。   続いて紀子さまも負けない斬新さだと記事は続き、 「ファッションへのこだわりはお強いお方で、公務の度に衣装を 新調され、海外へ行く時はスーツケースを50個持参される」 逸話もあったとこれまた嫌らしい。   「紀子さまと言えば、〇ン・チラ胸チラ上等のテニスウェア姿で 見事秋篠宮殿下のハートを射止めたことが知られています」と続き、   おわん型の帽子姿の写真と、似たような形のペンダントランプを並べ、 「次期皇太后として私こそが日本を明るく照らすというメッセージが 込められたお帽子でしょう」と書いてある。ご丁寧に、写真付きで、敢えてひどい写真を集めている。   気持ち悪いくらい、悪意で満ちているんですね。 上皇后さまと秋篠宮家に個人的な恨みがあるのではないか・・というくらい。   一方で雅子さまのことは、反対に薄気味悪い位べた褒めしているんですね。 「雅子さまほど白スーツを完璧に着こなされる方はいな」く、 「皇后となられてからのスタイルもシンプルかつ高貴なもの」で 「服は着る人あって初めて光るものなのでしょうね」と持ち上げる。   この記事だけではないです。 最近の、この論壇ネットが発する他の記事タイトルを並べてみますと、 ​『眞子さま「ニトリのカーテン」を体に巻いたお姿が話題』​ と眞子さまのワンピース姿と 似たような柄のニトリのカーテンのカタログを並べている。 あるいは『秋篠宮さま「暴言」にオランダ激怒！』 『眞子さま「税金で観光旅行」に批難の声　 「マチュピチュでチュチュは小室圭さんと有酸素運動の証』 『紀子さま「公務はビジネス！打ち出の小づちでヤメラレナイ」 闇営業でぼろもうけの実態』 『「紀子さま癇癪」に小室圭さんご母堂が仰天　非常識が共鳴し合う「喜劇」』 ニュースというより、これ、誹謗中傷でしょう。   一方で何故か雅子さま、愛子さまには、読んでいる方が恥ずかしくなるような 最大の敬意を見せるんです。 『雅子さま、ひときわ輝く国母の気品　 保育園へ「慈愛の公務」に　感涙の声相次ぐ』 『愛子さまの保護動物への「溢れる愛情」に涙が止まらない　感動の声相次ぐ』 『令和流、美し過ぎる「雅子さま」に感嘆の声　皇室ファッションの進化』  このサイトはいったい何をしたいのだろうか どういう人、どういう組織が後ろで動いているのか と考えてしまいましたよ。   運営者曰く、 「保守論壇の行き過ぎた言動を指摘し、より健全で建設的な 議論を進めるためにこのサイトを立ち上げました」なんだとか。 どこが健全で建設的なんだか・・とにかく最低なサイトです。 もちろん世の中、偏った人はいるし、事実でもないいい加減で とんでもない発信をしている人は多々いるわけです。 それはネットの性格上、仕方のないことで、距離を置いて 覗きにいかなければいいわけですが、 それがメインニュースとしてガンガン入って来る・・ これって何　ではないですか。   Yahooのニュースを見ていても、どうしてこういうニュースが 表に出て来るの　と不思議になるような、 ニュースの価値もない、駄文の、記事にすらなっていない記事が 堂々と表に出て来たりしています。   Yahooの担当者が選んでいるでしょうけれど。 新聞には一応、チェック機能がある。 最低限の品格は守られるようにはなっている。 テレビにも一応はチェック機能がある。 最近は、かなり問題多々で疑問符が付きますが、 一応、形だけはチェック機能がある。   しかしネットのニュースは、その辺ハードルが低すぎるのではないか もしかしてアルバイトか何かで潜り込んだ怪しいオニーちゃんが 好き勝手のニュース配信している   それもあり得るのでは・・とこういうニュースを見る度心配になりますが。言論の自由と誹謗中傷の線引き。 難しいですが、早急にやらないとまずいような世の中に すでになっているのでは・・と私は危惧しますね。ネットのニュースでも、信じる人は信じちゃいますからね。           ​​​

  2019.07.16

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  いいのか、画面がジャニーズ一色で。

  昨晩、ジャニーズ事務所のドンことジャニー喜多川氏逝去の ニュースが入っていたので、ああ、今日のテレビは一日、 このニュース漬けなんだろうなぁ・・と覚悟はしていたんですけれど。   それにしても、朝から各局、呆れるばかりのジャニーズ一色。 どこも1時間あるいはそれ以上、ジャニー氏とジャニーズに 割いていましたね。いい加減にしてくれ～って感じ。   芸能界の大物だったことは分かります。 功績が大きいことは私も認めます。 しかし、所詮、一芸能事務所のオーナーが87歳で亡くなったということ。 これだけ大々的に報道することなんだろうか   しかも、ジャニーズのタレント達の映像を延々と流して。 これはどう見ても「ジャニーズ事務所への忖度」でしかない。 こういう風に忖度という言葉を使うのは、嫌ですけどね。   ジャニーズ事務所のタレント総出演、といった体で、 さぞや、ジャニーズ事務所的にはいい宣伝になったことでしょう。ジャニーズのテレビ占拠状態ですものね。   でも、ニュース性を考えたら、もっと報道すべきテーマは たくさんあるし、大半の視聴者側のニーズを考えても、 ジャニー氏の功績とジャニーズのタレント達の映像は、 5分ぐらいの報道で十分じゃない・・ではないか。  テレビは完全に「一部の人達の利益」のための道具となってしまっている。 大手芸能事務所の意向とか。 大規模スポンサーの社長さんの好みとか。 キー局のお偉いさんの好き嫌いとか。 大物とされるタレントの子弟が優遇されたり。 演技も出来ない下手くそなタレントが主役を張ったり、 どう見たって、コメントする見識のない人が、コメンテイターの席に陣取っていたり、一方的な意見を言うだけのコメンテイターが並んだり。   世の中なんて、人脈とか貸し借りとか、損得で動くものではありますが、 完全にそればかりになっているとしか見えない、今のテレビ。   で、ろくに取材もしないで報道したり、 事前に調べもしないで、エラソーにコメントしたり。 番組宣伝のための番組ばかり恥ずかしげもなく流したり、 やらせやパクリの企画ばかりしか作れなかったり。   もう低下の一途。   おかげさまで、テレビをどんどん見なくなって、 個人的には、生産的な時間が増えてはいるんですが、 でも、テレビと共に生きて来た世代ですからね。 今の現状を、やっぱりなんとかしたいと願うわけです。   どうにか、ならんのか テレビ界の人達は、そういうことに気付いていないんでしょうかね。嘆息ばかりです。    

  2019.07.10

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  アイドルの第一声をニュースにするって公選法違反では？

    どうにも引っかかるのだが・・。本日4日、参院選がスタートしましたが、スポーツ紙が次々と   『元「モー娘。」市井紗耶香氏が第一声』（報知） 『元都議塩村文夏氏、元モー娘市井紗耶香氏と「共闘」』（日刊スポーツ）   などと報じている。 どこも配信は4日の11時過ぎだから、確実に選挙戦は始まっている。   スポーツ紙が注目したいのは分る。 彼らにとってニュース性はあるのだろう。   でも、これって、罰則のある、公職選挙法の第148条の但し書き、 「新聞紙又は雑誌が選挙の公正を害したとき」 に当てはまるのではないだろうか   だって、確実に不公平ではないですか。 全国紙で、写真入りで名前も党名も大々的に宣伝できちゃうわけですものね。 誰も指摘しないのだろうかこれは違反じゃないですか・・って。   それにしても、セクハラヤジを受けた、ってだけで立候補できちゃう。 アイドルだっただけで、候補者の目玉として立候補できちゃう。   参議院って良識の府じゃなかったっけ良識の府とは、見識ある文化人や各界の専門家で構成され、衆院の暴走や社会の過ちをしっかりと押さえるところ・・じゃなかったっけ。 と私なんか、不愉快なんですが、 結局、有権者は「見栄えのいい有名人」に投票するし、 世の中は目立ったもの勝ちで。   なんだかなぁ・・でありますよね。  

  2019.07.04

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  報道を自負するならアイダホ産かどうかの裏を取れ

  ​​ トランプ大統領が国賓として来日し、安倍夫妻と六本木の炉端焼きに行った ・・と話題になりましたが、そこで最初に出された「ジャガイモ焼き」が ニュースになった「アイダホ産」ではなく「国産」だった・・と NEWSポストセブンが記事にしています。   トランプ大統領が訪問した後、常連客がその「田舎家」に行って、 お店の人に聞いたら「うちは国産物しか使わない」と言われてびっくりしたと。   で、外務省に確認したら「（アイダホ産という報道は）間違いです。調整の過程は申し上げられませんが、 トランプ大統領に提供したのは北海道産のじゃがいもです」とあっさりと “メイド・イン・ジャパン”だったと認めるのだそうで。   確かに来日当時、「アイダホ産のポテトを出した」とどこのテレビも報道していたし、 産経新聞も『「じゃがいも、お待ちどうさまでーす！」 　二人が着席すると、 店員のかけ声とともに、大きなしゃもじで「じゃがバター」が差し出された。 一部報道によれば、「じゃがバター」はトランプ氏の選挙地盤であるアイダホ産ポテトが使用されていたそうだ。 だが、皿を受け取るトランプ氏の表情が険しい。疲れているのか。 それともアイダホ産に気がついたのか。その表情から読み取ることは難しかった。』 と臨場感たっぷりに記事にしています。   出されたジャガ焼きがアイダホ産だろうと国産だろうと、 私らとしてはどうでもいいことでありますが、どうしてこういう間違いが伝わったかと言うと、   外務省はおもてなしとしてアイダホ産のじゃがいもを使ってもらうアイディアを出したのだけれど、結局、実現しなかった。ただ、『これは面白いじゃないか』と政府高官の一人が 親しい記者たちにすぐにしゃべってしまったので、訂正もないままそれが独り歩きした・・ということらしい。   NEWSポストセブンは 「炉端焼き店の店主によると、「トランプ大統領には、北海道産であることを説明した」という。 となれば、アイダホ産と思い込んでいたのは報道で知った視聴者だけ。 いわば「官製フェイクニュース」に騙されたわけで、さすがに“ホクホク”としてはいられない。」   とまとめていますが、おいおい、じゃないですか。 今の記者って、そんなことの裏も取らないのか 簡単でしょ、お店に電話して確認すればいいだけのこと。   それすらせずに、どこのメディアも「アイダホ産だ」と大々的に報道して、 間違いを恥じるどころか「いわば官製フェイクニュースに騙されたわけで」と 政府のせいにしている・・。   最近のマスコミはこういうことが多い。 確認もしないで報道する。 間違えが分かると謝罪もしないで、話をすり替える。   情けないことです。 ところで、田舎家のHPによると、ジャガイモ焼きは756円。 なあんだ、それなら私だって行ける・・と思ったんですが、 よくよくメニューを見ると、筍焼き2160円、キンキ焼き・時価、 毛ガニ12960円、特上牛ロース5184円。   ムム・・ご縁はないなぁ、と思い直した次第で。 ​​

  2019.06.09

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  度が過ぎていましたかね？　トランプ大統領ご接待

  ​​ 昨日、割と同世代の何人かと会話していて、あるお金持ちの夫人が、 「それにしても、なあに、あの過剰な接待は」と トランプ大統領にたいする安倍総理のおもてなしについて 呆れ返った・・ということを言い出しました。   だもんで私は「あんなもんじゃないの　何がいけないの」 とチラと反論し、彼女が「この人は産経新聞を取っている人だからね」と言い、 私が「ねつ造記事ばっかり出している朝日よりはまし」と言い、 座が白けそうになったのでありましたが・・。 彼女ははバリバリの朝日新聞愛読者で、産経新聞を購読しているというだけで変わり者扱いしてくれます。   残念ながら私は産経新聞にも満足はしていませんが、 朝日よりはるかに公平な視点ですし、左に偏ったメディアが溢れている中、こういう新聞も存在してくれないと困ると応援の気持ちで購読しています。   それはさておき、今回のトランプ大統領ご接待に対し、「過剰なもてなし」「媚びてどうする」的な論調があります。 28日の朝日の社説も、 「今回は、共同文書は準備されず、焦点である日米貿易交渉についても、 早期合意に向けて議論の加速を確認するにとどまった。 　首相が強調するように、新天皇と会見する最初の外国首脳をトランプ氏とすることで、 日米同盟の絆を内外に強く印象づけることに最大の眼目があり、 具体的な両国の懸案をめぐる調整は先送りされた形だ。 　それだけに、トランプ氏をもてなす過剰な演出が際だった。 　会談前日の日曜日、両首脳はまず千葉県のゴルフ場で１６ホールを回り、 昼食は米国産牛肉をつかったダブルチーズバーガーに。 夕方は両夫妻そろって国技館で大相撲を観戦し、 トランプ氏自ら土俵にあがっての米国大統領杯の贈呈。 夜は六本木の炉端焼きで歓待した。 　国賓を丁重に迎えるのは当然だが、度が過ぎると言わざるをえない。 首脳同士の「社交」はあくまで外交のためにある。その内実が問われねばならない。」と。   度が過ぎてますかね そもそも、何をもって「度が過ぎる」と判断するのか   ゴルフも相撲観戦も日曜です。来賓が休日に滞在される場合、 公式な協議だの訪問だのはできないし、放っておくわけにも行かないし、 ・・と考えてゴルフやスポーツ観戦、音楽鑑賞などを計画するのは極めて普通でしょう。   昼はハンバーガーですよ、夜は「高級」の付く炉端焼きだと騒いでいますが、所詮炉端焼き。 一人15000円くらいなんて、庶民の我が家だって行けなくはない。 （ドキドキするだろうけれど） ZOZOの前澤さんなんて、一晩で何百万円も食事に出費しているじゃあないですか。国賓ですよ、アメリカ合衆国の大統領ですよ。 日本の代表の総理大臣がふるまうに・・度が過ぎるレベルでは決してない。   海外にいた時、我々レベルでもお客様に対しこの程度のご接待はしましたよ。 なんら特別なことではない。 おそらく、冒頭で呆れていた夫人の方がすっと、高額な食事をしているし、 ゴルフだ観劇だと楽しんでいるだろうと思いますけどね。   もちろん、警備やなんだで多大な経費は掛かったのでしょうけれど、 世界に大相撲を大宣伝し、アメリカ大統領がご機嫌な様子をアピールできた その国益たるや、警備費その他に換算できない多大なものであることは明白でしょう。   しかし、一部の影響力あるメディアや有名人が 「度が過ぎる」となんら、計測もできない根拠で発信するだけで、 世の中では「度が過ぎる」と思い込む人たちがいる。 まず前提で、そう思いたいんでしょうけれど。   さて、私が応援購読している産経ですが、 ​『桜田前五輪相「子供最低３人くらい産むように」』のタイトルの記事を出し、目下ネットで大炎上しています。 相変わらず無神経な親父だ‥と言う風に。   桜田氏は気の毒に、すっかりいじめられキャラになっていて、 記者さん達は面白がって書くんでしょうけれど、 桜田氏は、「結婚しなくていいという女の人が増えている。 お子さん、お孫さんには子供を最低３人くらい産むようにお願いしてもらいたい」 と述べただけで、「産め」と発言したわけではない。 そこまで愚かだったわけではないんですよ。   今の日本の少子化問題を考えれば、「三人産んでくれる人が増えればなぁ」 と願うのは当然で、ご当人もそういう意図だったのでしょう。 実際後で「少子化対策の一環として発言した。 子供を持つ幸せを享受してもらいたいと心から思った。 子育てしやすい環境をつくることが大事だと言いたかった」 「それを押し付けるつもりも、だれかを傷付けるつもりもなかった」 と産経新聞の記者に語ったとありました。   だったら、あんなタイトル付けるな‥と思いましたけどね。   いずこに限らず、記者さんのやりたい放題。 私達はその奥の真実を見極めるトレーニングをしませんと。 ​​

  2019.05.30

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  大河ドラマ視聴率低迷に憂うこと

  NHKの大河ドラマ「いだてん～東京オリムピック噺（ばなし）～」の視聴率が 思わしくなく、上田NHK会長は、定例会見で 「視聴率は気にしていない」と言いつつも、 「（視聴率アップの）特効薬的なものがあったら、逆にお聞きしたい」と 弱音も吐いた・・という新潮の記事。   これ「逆にお聞きしたい」発言は別の人で、 会長は「自分は面白く見ている」という発言だったらしい。   ま、こういういい加減さが、新潮ですけどね。   大河ドラマの視聴率が悪いと嬉しい人が世の中にはいっぱいいて、 この手の記事が、最近多い。  視聴率低迷の理由は、チャンバラではないこと、主人公の知名度が低いこと、裏番組に超人気番組がある事、時代が行ったり来たりして、そこに志ん生の人生まで絡ませて 視聴者に分かりにくいこと・・などなどが上げられていますが、 よく出来たドラマなのに、なんだか気の毒になってしまう。   面白いですよ、実に精巧に練られていて。 役者さん達も、みな上手いし。 お決まりの刑事ものなんかより、よほど面白い。 ま、たけしはミスキャストだと思いますけどね。   細かい網目をくぐるような緻密で高度な宮藤官九郎の脚本に 付いていけない視聴者が多くなっているからではないか・・と心配しています。 テレビ界のレベルの低下がひどいものですけど、 視聴者のレベルも、低下しているのではないか   記事はクドカン（宮藤官九郎氏）の降板もあるのではないか・・ みたいな意地悪い考察もしていましたが、NHKであるならば、 もっと毅然と自信をもって初志貫徹して欲しいところです。 視聴率なんかに迷うな・・ですよ。   視聴率の高いものが必ずしもいい番組ではない。 むしろ、内容の濃いいい番組程、地味に存在しているような気もします。 ベストセラーが、大抵の場合、中身の薄い本であることと一緒じゃないか。   視聴率ばかり気にして、過去ヒットしたものの焼き直しや、 ちょっと売れたコミックの映像化や、下手くそなアイドルを主役に据えたものや、 そんなものばかりになったら(実際なっているが）、 世も末、日本のドラマは衰退の一途ですよ（そうなっているが）。   誰が言っているんだか6月から美人女優を大量に出演させて 挽回をはかる・・案が出ているらしいですが、 ばかじゃね・・でありますよね。 美人が出ているからって人はドラマを見るようになる   しかし、そういう世の中になってしまっているのかも・・ という不安も感じたりします。日本人、大丈夫か  

  2019.05.13

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  天皇を容認？なんの目的の朝日の調査

  ​​​ なんでこんな調査するかねぇ・・の朝日の世論調査。   タイトルが​『「容認」７割超、女性天皇も女系天皇も』​ で、新しい天皇陛下には被災地訪問などを期待し、 将来の安定した皇位継承のために女性・女系天皇を認めてもよい ・・という傾向も浮かび上がった・・のだそうだ。   記事は「新天皇に期待する役割を複数回答で選んでもらったところ」とあり、 「被災地訪問などで国民を励ます」が最も多く６６％、 「外国訪問や外国要人との面会」が５５％、 「戦没者への慰霊など平和を願う」が５２％――などとなった。   と一見、へりくだった風に読めるが、自分が皇族の立場になってこれを読んだら、 随分と失礼な話じゃないですか。しかも、 「被災地訪問や戦没者慰霊は平成の時代に天皇、皇后両陛下が力を入れてきた活動。 象徴天皇の活動として、広く浸透したことがうかがえる。」と結んであり、何様？？・・の印象。  天皇という存在は2000年以上も日本が大事にしてきたもので、 どんなに施政者が替わろうと、乱暴な独裁者が君臨しようとそこだけは触れずに守り続けてきた。 いわば日本の文化・伝統の象徴、魂みたいなものだと私は思っています。 かつ象徴天皇の立場は憲法で定められていて、我々が無責任にその 役割が、なんだのどうだのと数値化するものではない。   記事はさらに「安定した皇位継承のために、女性天皇や母方だけに天皇の血をひく女系天皇を 認めるのかと尋ねたところ、女性天皇については７６％、女系天皇は７４％が、 それぞれ認めてもよいと回答した。また、今後の皇室の活動を維持するために、 女性皇族が結婚後も皇室にとどまる「女性宮家」の創設については、 ５０％が賛成、３７％が反対と答えた。」と続いている。   つまり、民意は女性天皇も女系天皇も認めていいよと言ってますよ、 ということを朝日は主張したいわけなんでしょう。   愛子さまが誕生された時、私も「女性の天皇を認めればいいじゃない」 と単純に考えブログにも書いたものでしたが、その後、学ぶにつれ、 なるほど男系で繋ぐということはY染色体を替えないということであり、 つまり確実に血筋を繋ぐということであり、単純に「男女同権」とか 「女性差別」とか「小室さん気に入らない」とかで議論できないことだということが分かってくるわけです。2000年以上続いている系統というものは、生半可な知識と感情で決めつけるものではないし、私達の時代の「民意」とやらで、安易にいじくりまわしていいものでもない。   おそらくアンケートに答えた多くの人も以前の私と同様で、 深く考えずに答えているのではないか 朝日新聞は、そこを狙っての調査だったのだと思いますが。   皇室についてさまざまな意見があることは分かります。 「我々の税金使って」と言う人の気持ちも分からないわけでもない。 でも、占領軍の意図によって、個人の財産は取り上げられ、 自由も職に就くことも制限され、公務だけ押し付けられ、 その上役割がなんだの、税金で生きているくせにだの、存在を「容認」だのと言われたらたまらんでしょう。   一般市民だって、赤の他人や胡散臭いマスコミに 「あなたの役割は」だの「存在を容認か否認か」なんぞと アンケートされたら、怒ると思うけど。少なくとも失礼千万な話です。やっていいことと悪いことがある。   朝日って、今、この時期、何の意図と目的でこの調査をし、 わざわざ『「容認」７割超、女性天皇も女系天皇も』 のタイトルで発表したのか   すっごく、嫌な感じがしたのですが。     ​​​

  2019.04.19

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  異例の事態なのだから異例の行動にもなるでしょうに。

  ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ 安倍総理が皇太子殿下の下に年号の説明に参上した。 このことを報じるのにメディアは決まり文句のように 「きわめて異例のこと」の一言を付けている。   総理大臣が皇太子殿下を直接訪ね、ご説明をするのは、滅多にないことなのかもしれないが、 生前譲位というのが滅多にない異例のことで、 元号が替わる手続きと言うのも、滅多にない異例のことで・・ 異例の事態に次期天皇になられる皇太子さまに一国の首相が接触したところで、 それはむしろ、当然のことじゃないかと思いますけどね。 むしろ、ご説明に伺わなかったら、おかしいでしょ。  敢えて「極めて異例」というのを枕詞みたいつける意図が分からない。 安倍さんが何か企んでいるように印象つけたいのか・・と疑っちゃうよね。   ついでに言うと、防衛大の卒業生の中で今年度、任官拒否をした学生が 478中49人もいた、とFRIDAYが記事にしていました。  確かに学費もただ、お給料まで貰って、卒業した途端、はい、さようなら、 と別の世界に行かれてしまっては、いかがなものかとなるわけです。   記事は『任官拒否の理由は、「民間企業へ行きたいから」 「自衛隊には向いていないと思った」などだったという。 だが、彼らがそう考えるに至ったのは、こんな社会的な背景があるのかもしれない。 政治アナリストの伊藤惇夫氏が語る。    「安倍政権への不安があるのは間違いありません。今年の卒業生は、 ’15年に安倍首相が強引に安保法案を成立させた過程を見てきた世代。 『当事者』として、危険地域へと派遣される可能性と直面し、熟慮の末、任官拒否という道を選んだのでしょう」 あんな最高指揮官のもとでは働けない――。 現政権が続けば、任官拒否者はますます増えそうだ。』とまとめてありました。   まあ、言論の自由ではありますし、たかがFRIDAYではありますが、 こういう極めて一方的で感情的な分析だけを取り上げ恥ずかしくもなく平然と記事にし、公にするレベルの低さ。任官拒否が増えた理由を、きちんと関係者に取材でもして、防大生の現実でも浮き彫りにすれば、もう少しまともな記事になったでしょうにねぇ。最近のテレビも、新年度の報道番組のアンカーがかわいいカトパンだからいいとか、悪いとか、明るイメージが望まれるだとか、どうだとか・・そんなことばっかりだし。視聴者は正しい取材をしたニュースを鋭利な解説で聞きたいだけなのにね。視聴者をみくびるな・・って感じ。   日本のメディアって、すでに末期状態ではないか           ​​​​​

  2019.03.30

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  明石市市長選で、メディアも反省すべきでは？

    世の中が目まぐるしく動くので、随分と昔のことのような気がしますが、「火をつけて来い」と職員に暴言を吐いた・・というのが騒動になって 市長が辞職した明石市で市長選が行われ、 結局、暴言の主の泉房穂前市長が8万票も獲得する大差で再選を果たしたそうです。  それを受けて、メディアは『暴言を吐いた市長が当選』と、どこも「暴言」を頭に付けて報道し、共同通信などは、 『返り咲きの明石市長、出迎えなく　暴言の泉氏「職員に学ぶ」』のタイトル。   メディア、面白くないんでしょうね。   今朝のワイドショーでも、”暴言”で辞職した前市長が再選されたが、 任期は4月の統一地方選までで、また選挙をすることになり、 こんなに税金が無駄になる・・と言う報道をしていましたっけ。   いかにも、泉市長のせいで、余計な税金を使うことになった・・といいたい風。   泉市長が2年前に職員を叱った。それは確かに穏やかではなかったけれど、 辞職まで追い込まれたのは、マスコミが録音の一部だけをこれ見よがしに 大々的に報道して「こんなパワハラする市長がいる」的キャンペーンを張ったからです。   あとになって、確かに一部は暴言ではあったけれど、全体を聞けば なかなか動かない状況に憤ったからであり、パワハラと決め付けるのはいかがなものか・・ という発言だったことが知れたわけですが、すでに騒動は大きくなってしまって、 市長は辞任するしかなかった・・ということでしたよね。   後任を選ぶ選挙に最初は泉氏、辞退をしていたわけですが、「ぜひ、出馬して欲しい」 という市民の声がたくさん集まって、出馬に至った‥と聞いています。 で、8万票を超える圧倒的多数で当選。   確かにまた4月にも選挙をするのはバカバカしい無駄遣いでしょうが、 辞任に至らせ、この時期に選挙をせざるを得なくしたのは、泉市長ではなく、 メディアであり、2年前こっそり録音した音声を流した人達ではないですか。   でも、マスコミは、そういうことには口をつぐみ、 あの「暴言」の市長が当選した、おかげで市民は余計な税金を使わされた、 今回の選挙で8000万円、4月の地方選で1億数千万円・・と報道するんですね。   4月の地方選は市議会議員も同時に選挙なので、 市長のためだけに選挙費用を使うわけではないのにね。   TBSのビビットでは、最後にカンニング竹山氏が「マスコミが発言の一部だけ取り出して、 大袈裟に報道した、無駄な選挙をさせたその責任はあると思う」と発言し、 珍しくまともなまとめにしていましたが、 その後のTV朝日のワイドスクランブルでは、局の解説委員の河村某氏が、 「ここで票を稼いで、次の再選を狙おうということですね」と訳の分かんない解説をしてましたっけ。   素直に「暴言だと騒がれたが、市民は泉市長の実績をちゃんと見ていて評価した」 とマスコミは認めるべきでしょう。騒がれたのではなく、あんたらが騒いだだけでしょ・・ですが。   舛添氏が「暴言は批判されてしかるべきだが、件の和泉前市長が明石市長選に圧勝した。 実績がポピュリズムに勝った」とツィートしたそうです。   「また来月市長選だ。無駄な出費である。今回のように出直し選挙で本人が当選すると、 残りの任期のみとなる。（中略）内輪の会話を録音し、マスコミをけしかけ、 市長の辞職を招き、無駄な費用と労力となった」と泉氏をおとしめた勢力を批判する ツィートも発信しているらしいですが、これが正論だと思いますね。   舛添氏が言うと、「お前が言うな」的突っ込みが条件反射のように来てしまって、 正論が正論として、通らないところが残念ですが。  

  2019.03.18

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  犯罪は犯罪、作品の価値と区別するべきでは？

  ピエール瀧がコカインを使用していたことが分かって、 芸能界は大騒ぎだ。   なにしろ人気者だったから、出演ドラマ、映画CMなど多々あり、 実際、目下放送中の大河ドラマでも重要な役どころを演じていて、 はて、どうするんだ・・と蜂の巣を叩いた状態。  あるブログでは『甘ちゃん』ファンが、近々放送予定だった『甘ちゃん総集編』が お蔵入りになる　検察はどうして、逮捕を総集編放送後まで待ってくれなかったんだ～・・ と嘆いていましたっけ。   近々公開予定の映画も公開中止かと噂され、 凄い事態になっているなぁ・・と言葉がない。   しかし、俳優が犯罪を犯したとして、我々まで「いいドラマや映画を見る機会を奪われる」 という弊害を被らなくちゃならない・・っておかしくないか。   ピエール瀧さんが演技者として優れていたのは誰もが認める所。 彼が出て来るだけで、場面に深みが出て話が面白くなる。 とても良質な映画やドラマになっていたわけです。   そこに倫理や社会への遠慮や忖度を持ち込んで、良質な作品をお蔵入りにし、 楽しみにしていた視聴者や観客の益まで奪うことで、 誰一人得するわけではないんですよね。   もちろん「犯罪を犯した人が画面に出ているなんて許せない」という人はいるでしょう。 そう言う人は見なければいい。 映画館に行かなければいいし、チャンネルを切ればいい。 そういうことではないですかね   イタリアの画家・カラバッジョは殺人を犯しましたが、 それをもって彼の作品を排除することにはなっていない。 優れた絵画であることは事実だし、作品はやっぱりイタリアの宝であるわけです。   ZOZOの前澤社長が120何億かで購入したと話題になったアメリカの画家・バスキアだって、 ヘロイン中毒で27歳で亡くなっていますが、彼の死を悼む人はいても、 ヘロイン使ってけしからん、と作品を倉庫にしまっちゃう人なんかいない。   ましてや映画やドラマって、犯罪を犯したその人一人が関係しているわけではないですしね。 私だって宮藤官九郎さんの名朝ドラ「甘ちゃん」をもう一回みたいですよ。 寿司屋の親父さんでピエール瀧が出てきたら「ああ、この人もバカなことをやっちゃって」 と腹立たしく思うかもしれないけれど、それだけじゃないかな。思う所って。   犯罪を認めよう、ということではないですよ。 犯罪を犯した俳優さんに、その後の仕事のオファーがなくなるのは、 それは当然だと思います。バラエティー番組に出てきてはしゃいでいたら、きっと腹立つと思います。   でも、すでに出来上がった過去のものまで排除するのはどうなんでしょ。   どうも最近の日本は、ほんの少しのクレームにもピリピリして、 取りやめたり自制したり謝罪したりさせられているけれど、 そういう目先の「ご批判を浴びないように」対策で、 失っているものって、多大ではないか・・と思いますけどね。      

  2019.03.14

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  貴乃花離婚がそんなに重大事件か！

    昨夜夜更け、ネットニュースを開けたら、元貴乃花親方が離婚、というタイトルが出て来て、 いきなり映像に移って鳴り物入りで始まったnews　zeroの有働さんが、 緊急速報を流すみたいな深刻な顔して、元親方の離婚を報じていました。  貴乃花、離婚しちゃったんだ、と思うと同時に、 なるほどこれが開始以来あれこれ言われている有働さん番組ね、 と夜更けにいろいろ考えさせられたわけで・・。   率直な感想としては、こんな深刻な顔して報道するニュースか ・・という日本の報道に対する失望感・・でしょうか。 もちろん、笑って報道することでもないけれど・・。   毎朝、NHKの朝ドラを見た後、リモコンをカチャカチャやって、 各局のワイドショーが何を取り扱っているか覗いて、 一番関心のあるテーマの局に落ち着くことにしているんですが、 案の定、今朝はTBSとフジが貴乃花離婚を長々とやっていましたっけ。 フジテレビなんか、一時間以上、彼と景子夫人の結婚会見から 様々な過去のスキャンダルに至るまで並べていたみたいで・・ (視聴していたわけではないですよ、 カチャカチャやるたび、常に貴乃花関連だったから）   放送局の制作スタッフの頭の中は、 完全に世の中のニーズからずれている・・改めて再確認したものです。 公共の電波を占有しながら、由々しきことです。   TV朝日のモーニングショーだけは「離婚問題なんか取り上げるかい」 という自負があるのか、ロンドンの警察がバイクのひったくり犯を捕まえるのに、 パトカーで追跡して後ろからドンとぶつける過激な手法をやっていることとか、 日産のゴーン逮捕の解説とかをやっていましたが、 これまた、どうしてこうも、あまりに偏った意見を 一方的におしつけるんだろ・・という内容で。   例の玉川某氏はロンドンのひったくり犯捕獲ニュースに関して、 「これ、もしかしたら現行犯じゃない場合もこうやって 捕まえているかもしれないじゃないですか。だとすると とんでもない権力の横暴で」という解説をし、 例の青木理氏も「治安が悪くなることより、 国家権力がのさばるようになる方が危険だ」と言っていました。   二人のコメントに対し、別の意見を言う人が誰もいないので、 この番組は、この二人の意見がそのまま、番組の意見として 社会に伝わるわけですが、「現行犯でない場合もパトカーで 追いかけ、ぶつけて逮捕している」かどうか、分からない段階で、 だとしたら、大問題だ・・とブツ解説って、おかしいでしょ。   このお二人、ゴーン氏についても、微罪なのにことさら悪役にされ、 貶められている・・と考えているようで、 「こんなことをやっていては、外国の優秀な経営者は日本に 来てくれなくなりますよ」と怒ってましたね。   私から見ると、日本も日産も舐められていて、きっと制度も緩く、 ゴーンさんも日本だから好き勝手に操作できたのだと思うし、フランス政府も日産乗っ取りを期待していたに違いない。 これを契機に日本の経営者は、外国にいいようにやられないよう、 ビシッとやってもらいたい・・と思いますけどね。   このテレビ朝日的「日本はしょうもない国なんだから、 腰を低くして外国のやり方や意見に従おうよ」の発想って、 そのまま戦後の日本の立ち位置そのままなんですよね。   これじゃあ、日本は強くなれんわ・・です。   話は有働さん関連に戻りますが、放送作家の山田美保子さんが News zero の不調に関して、「朝と違って男性視聴者も多い時間帯の番組です。 だからこそ、小林麻央さんの可愛さや山岸舞彩さんの脚線美が活きました。 それと比べると有働さんのワンショットではじまることが多く、華やかさに欠けます」   と分析している記事がありました。 日本のオッサン達がMCのかわいらしさや脚線美でニューズ番組を選んでいるのか、 と考えると情けない限りだし、それをまことしやかに語る作家が、 日本のテレビ界を牛耳っている現状も、悲しいとしか、いいようがないですけどね。大丈夫か、日本      

  2018.11.27

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  安田氏は民主主義のために行ったのか？

  武装勢力に拘束されていたとされる安田純平さんが無事、解放され帰国。 ともかく、首をはねられた・・という結果でなくよかったです。 成田空港に到着して、先頭きってさっさと歩く姿は、 3年も拘束されていたとは思えないほど頑健で、まあ、いずれ どういう拘束だったのかは、分かって来るのでしょう。  安田さん解放ニュースで「渡航禁止なのに敢えて行って、何回も捕虜になって」 と批難する声が高まっているなかで、TV朝日のモーニングショーではいつもの玉川徹氏が、 「ジャーナリストは民主主義を守るために命を懸けているんですよ、 敬意をもって迎えるべきだ」と長々大演説をして、それがまた物議をかもしています。   私、ちょうど玉川氏がこの発言をした時にTVを見ていたんです。 おいおい・・と思い、長々話が続きそうなんで、チャンネルを替えたんですが。   安田氏を批難する気もないですが、敬意をもって・・という気もない。 ですので、安田さんのことは、この際棚に置きます。 気になったのは「ジャーナリストは民主主義を守るために、命を懸けているなんですよ」 という玉川氏の発言でしょうか。   安田さんは・・と言わず、ジャーナリストは、とはっきり言ったのですが、 それは、ご自身も「民主主義を守るために、戦っているんだ」という自負があるからなんでしょうね。   しかしそれって、マスコミ関係者の慢心だし、そういう青臭い意識は逆に危険です。   TV見ていて感じるんですが、玉川氏の発言は、常に「僕らは正義」で、 「ジャーナリストは守られるべき」で「世の中の最大の悪は政府」で・・ と結果「政府批判」に話をもって行こう、としているところがある。   スポーツ界の問題が出ていた時も「政府だってそうですよ、隠ぺい体質は もっとひどい」とか、突然、政府批判をやりだした。 今はその話じゃないだろ、とイライラしましたが。   サウジの在トルコ総領事館でのカショギ氏殺害事件の際にも、 「ジャーナリストの口が封じられるような国はあってはならない」と 大憤慨していて、でもそれが「つまり日本は言いたい放題でいい国じゃん」という 結論になることを察して、その後はぐにゃぐにゃになってましたけどね。   人はそれぞれ思想があるから、そのことにあれこれ言う気はないですが、 ジャーナリストを気取る以上は、目指すのは「〇〇主義を守る」ことではなく、「真実を伝えること」だということを、 改めて思い出して欲しいと思うわけです。   現実は、「敢えて触れない」「言い方を変える」「一方的意見だけ流す」 「都合のいいデータだけ見せる」・・という姑息なやり方で、 彼らが「こんな風であって欲しい」報道に仕立て上げている。   それは自分達流の「民主主義を守る」ことなのかもしれないけれど、 余計なお世話以外のなにものでもない。 私達は、ただただ真実を伝えてもらいたい。 それもしっかり取材をした・・。   いつの間にか、TVなどで顔が売れた方々の、 ろくに取材も勉強もしていないくせに、社会を先導するんだ意識、 「僕らって見識ある有識者」意識・・というのがはびこっているように思いますね。   腹立たしいけれど、マスコミ全体がそれに染まっていて、 それで充分金儲けが出来る土壌が出来ていて、 「テレビに出ている人の意見」ということで 頭から信じてしまう庶民がいて・・だから修正しようもない。   玉川氏、「民主主義が大事だと思っている国民であれば、 民主主義を守るために色んなものを暴こうとしている人たちを 『英雄』として迎えないでどうするんですか」 ともぶったようですが、   私に言わせれば「民主主義が大事だと思っている国民であれば、 世界の事象をいかようにも脚色して都合のいいように世論を誘導できると 思いあがっているマスコミを監視しなくてどうするんですか」 でありますよ。   まあしかし、己自身も、冷静・客観的に世の中を分析できるよう、 頭を鍛えないといけませんけど・・。    

  2018.10.26

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  TVを頭から信じない時代到来を期待！

  少し前ですが、オリエンタルラジオ・中田敦彦のレギュラー番組が減り、 テレビ業界から干されているのではないか・・という記事が出て、 そのことに関し、脳科学者の茂木健一郎氏が、持論を展開していました。 「テレビが中田さんを干すのではなく、中田さんがテレビを干すことこそを 恐れるべき時代になっているのではないかと思う」 「このような記事には、『テレビ』が何といっても大切な仕事の場であり、 そこに出ないことは『干される』ことだという前提があると思う。 だが、果たしてそうだろうか？」 「テレビはもはや唯一の選択肢にはなっていない。優先順位が変わってしまったのだ」   つまり、目先の効く人たちは、すでにテレビに重点を置いておらず、 テレビ界が、今の村社会的視野で「俺達が一番」感覚でやっていく限り、 未来はないよ・・ということをおっしゃりたいのだと思うんですね。   茂木氏は度々、トンチンカンな理屈を主張したりもしますが、 これは、言うべき解説かな・・と思いまして。   今の社会の最大悪は「テレビに出る人は勝ち組、出られない人は負け組」 という価値観が、なんとなく浸透しているところなんだと思うわけです。   確かに、テレビに出れば名前と顔が売れ、収入増加に繋がるわけです。   よって、コメンテイターなんかは、自分が番組に呼ばれることを最優先し、 番組側に媚びた発言に終始する。 出演者は、狭いテレビ業界の中での、上下関係や人間関係だけを 意識して卑屈に、あるいは傲慢に行動する。 一般人ですら、テレビカメラを向けられると途端に ヘラヘラ笑って、いいなりになっている。 そんなだから制作者は「世の中、俺たちの意のまま」意識で、 やりたい放題。いい加減な取材といい加減な解説の、安易な番組を送り続けているわけです。  一方で、視ている側も、「テレビに出るのは凄いこと」意識から 抜けられないでいる。だから、テレビで発言する人の意見は正しくて、 「テレビで言っていた」が判断の中心にすらなってしまう。   テレビで批判されると、それだけで天下の大悪人みたいになるし、 テレビに持ち上げられると、選挙で圧勝すら出来てしまう。某知事みたいにね。 テレビでいいと紹介された健康法は、翌日には国民的健康法になり、 テレビでトレンドだ、と言われると、みんながドッと同じことを始める。 食べ物の紹介も、「さほど美味しくもない」とは誰も言わない。 下手くそなリポートで大袈裟に褒めちぎって・・しかし、 それだけで人が殺到することになるんですよねぇ   現実は、チャラけた制作者が「これで行くか」なんて感覚で 決めて、下請け会社のアルバイトみたいなADが、 安い賃金で走り回って、作っているわけでしょ。 ワイドショーの解説も、芸能事務所が送り込んだコメンテイターが、 渡された資料に目を通しただけで、さも知ったように 早口でしゃべっているだけではないですか。   健康番組は毎日やってますが、よく聞いているとかなりいい加減。（それでも、視ちゃうけど・・）   ニュースも、どこかの新聞やネットにあったことを、 受け売りで紹介するだけが多いし、 専門家、という人達の話も、よく聞いてみると、相当いい加減です。よくもまあ、いい加減なことを、エラソーに言えるな・・って思う。 掲げるフリップも間違いが多いし。  まあしかし、社会はテレビの意のままに動いて来たわけです。 みんながテレビに出たがり、テレビに出ることが成功のシンボルだった。 だからこそ、今の堕落があるんでしょうけどネ。   茂木氏がいうように、世の中の媒体の選択肢が増え、 テレビに出た　それがどうした・・という世の中になると、 社会の判断力というのが、少し磨かれるのかもしれない。   少し、期待をしたいところですが、どうなんでしょ。  

  2018.10.18

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  豊洲市場。移った以上は応援しようよ。

  ようやく豊洲市場がオープンとなりましたね。 この2年間、豊洲のことなんか忘れてたように話題にしなかったメディアも、 さすがに大きく取り上げて、昨夕から今朝に掛けてワイドショーは どこもここも豊洲ネタです。  でもあれだけボロクソ、貶していたものだから、 素直に開場を祝福できないようで、なにかとチクチク言っています。 BSNHKのニュースでは「高濃度の有害物質が検出されて延期になっていた豊洲市場が・・」 と報道していましたが、ウーン、それって正確ではないよね。 嘘ではないけれど「飲料水にするには基準を上回る有害物質の数値が出たけれど」でしょ。 まあ、かつてマスコミは、明日にもベンゼンでみんな癌になるような勢いで 報道していましたけどね。   TV朝日のモーニングショーでは、相変わらず、例の玉川某氏が、 「いろいろ問題があって、僕らも散々取り上げたじゃないですか。 そういう経過があるから素直に歓迎する気にならない」とか、 面白くなさそうにしゃべっていました。すぐ横の高木女史が、 「ものすごく近代的な設備であるわけで・・」と慌ててフォローしていましたが、個人的な感情でコメントしないで欲しいものです。   他にも「火災があった」とか「渋滞している」とか 「導線が不便だ」とか「使いづらい」とか。 最初からネガティブイメージ発信して、どうするの・・って感じ。 そりゃあ、移った初日なら、慣れていないしトラブルはあるでしょうよ。   せっかくの築地ブランドがなくなり・・とも口を揃えていいますが、 築地の品が評価されていたのは、日本中から良質の食品が集まっていたからで、 築地にあったから、というわけではない。 そのまま引っ越しして、豊洲で同じ市場を再スタートするのだから、 なんら問題はないと思いますけどね。   救いは、マスコミの誘導にも関わらず、市場の関係者が、 「ここからはよりいい市場にしていくだけです」と前向きな発言をしていたこと。 さすがに、これから豊洲で仕事をやっていく人たちは、 切り替えているわけですよ。実際、使い勝手はよほどよくなるのじゃないかな。   あと3年もすれば、人々も慣れ、すっかり豊洲市場も落ち着いて、 そうしたらおそらく、近代的設備は使いやすくって、 ずっと昔からあったように、フツーに動いていると思いますけどね。   豊洲市場のみなさん、頑張ってくださいね。ますますの発展を望みたいものです。  

  2018.10.11

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  朝日新聞の変な営業

  おとといのことです。インターフォンがピンポーンと鳴って、 「はい」とマイク越しで返事をしたら、 「お忙しいところ、すみません。ムニャムニャ屋です」 と相手が言うんですね。何故だか顔は見えない。 で、言い方がおかしくって、ムニャムニャ屋・・というところだけ、 ガクンと声を潜めて言うんです。 よく分からないから「え　よく聞こえません、何屋さん」 と答えると「お忙しいところ、すみません。ムニャムニャ屋です」 と同じセリフを繰り返す。今回もムニャムニャのところだけ、 ガクンと声を潜めていうんです。   ムニャムニャが牛乳にも聞こえたので、 「牛乳屋さん　うちは牛乳飲みませんので」と断ると、 またまた「お忙しいところ、すみません。ムニャムニャ屋です」 と同じセリフを繰り返す。相変わらずムニャムニャのところだけ不鮮明なんです。   なんだか、自分が耳の遠いボケ老人みたいな気になってくるんですが、 うっかり玄関に出て直接面と向かうと、いろいろ面倒だな、 ということもあって、こちらもしつこく、 「え　牛乳屋さんじゃないんですか　牛乳ならいりません」 と答えたんですが、またまた「お忙しいところ、すみません。ムニャムニャ屋です」 と同じセリフを返してくる。ムニャムニャのところだけ、声を低くして。   こいつ、わざとやっているな、と思いまして、 「一体、何屋さんなんですか　はっきり言わないとわかんないですよ」 と凄んでやったら、ようやく「新聞屋です」と小声で言う。   だから「新聞ならもう、取ってますけれど・・」と答えると、またまた 「お忙しいところ、すみません。新聞屋です」と言う。   いい加減腹立って「で、どちらの新聞」と半分、切れたら、 「・・・朝日です」と。   「朝日、嫌いですから」と答えたら、 「そんなことをおっしゃらずに」でもなく「そうですか」でもなく、 すっと何も言わずに、行ってしまいましたね。   変な営業マン。   今の家に引っ越しして3年、読売新聞は何度も しつこく「今の新聞の契約が終わった後からでいいから、 お願いしますよ～」とか勧誘に来ましたが、 朝日はただの一度も、来たことはなかったんです。   お隣さんも、お向いさんも朝日取っているらしいのに 一度も勧誘に来ないのは、うちが産経を取っていることが分かっていて、 （どうも販売店同士で情報を共有している節がある） 無駄だと思ってこないんだな、と理解していたんですが・・。   ムニャムニャ屋です、と聞こえないぐらいに言っておけば、 人のいいバーサン辺りは、玄関に出て来るのではないか・・ という作戦だったんでしょうか。だとしたら、無駄だし姑息だよね。   こんなバカにした営業で、配達部数を増やせると思っているのかしらん。余計、反感もたれるだけなのに・・。 朝日新聞の販売部数が減少している、と巷間、言われていますが、 もしかして、かなり深刻なのかも・・と少し思ったのでありました。      

  2018.10.08

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  新潮45を追い込んだ「差別」と言う言葉の威力

    杉田水脈衆院議員が新潮45に寄稿した「『LGBT』支援の度が過ぎる」が「社会的弱者への差別だ、と批判を浴び、その後、 10月号で特集した「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」で、 批判の声が大炎上状態となり、デモや執筆を拒否する宣言や、新潮社の本を排除する書店まで現れ、新潮45は、休刊となってしまった。  杉田氏の文章は、ネットで出回っていたので読みましたが、 10月号は読んでいないので、あれこれ言える立場にはないですが、 ただ、この現象には、ザワザワと嫌な感じを押さえられないでいます。   TV朝日のモーニングショーでも、すぐにこの件を取り上げ、 番組挙げて、ボロクソに批判していました。 まずとても気になったのが、批判の基盤が「杉田議員の差別発言」 という点。杉田氏の原稿のざっくりした主旨は 「未来を担う子育てに、より税金を使おうよ」ということで、 確かに「生産性」という、ビミョーな、人によってはとてもカチンとくる、 差別と誤解されやすい言葉が使われていて、そこは、どうしてもっと、 慎重にならなかったのかな、と残念に思う所でありますが、 しかし、ちゃんと読めば、「差別」発言ではないことは分かるものです。   ところが、議論が別れるはずのそこをふっ飛ばして「差別発言」とし、 「あの差別発言を敢えて庇い、差別を増長しようとするとんでもない連中と出版社」という点からスタートしている意見が、多いような気がするんですね。   モーニングショーでも、擁護論を展開した文芸評論家の小川氏の原稿の、 おそらく比喩として出した「痴漢の権利」といった部分をことさら取り上げ、 「痴漢という犯罪の擁護をしている」「あんなの、論文でもなんでもない」 「文芸評論家とか名乗っているが、過激な発言で右翼の世界で目立ってきた人だ」 とクソミソに批難していました。それが、ちゃんと読んだわけでもないらしいんですね。 例の玉川某氏は「あんなの買って読みませんよ、立ち読みしただけですが・・」 と言っていました。公共の電波を使って個人の人格まで批判するのであれば、 最低限、きちんと読んで検証した上でなくちゃ、いけないのではないですかね。   で、そういう論調の発言や記事のタイトルだけさらっとなぞって、 「LGBTの方達が気の毒だ」「差別はけしからん」「新潮は潰せ」と 声を上げる人たちがいる。   そういう声というのは、大きくなりがちで、その風に乗って ますます大勢の人が「けしからん」と声を上げる。 「差別はけしからん」は、一番安全な言葉ですからね。 絶対非難はされないし、自分はいい人でいられるし。   「差別」って言葉は強力なんですね。 パワハラだ、セクハラだと同様、受けた人がそう感じたら 問答無用で「差別」なんだと認定出来てしまう・・という。   前にも書きましたが、同世代の独身女性と話をしていて、 彼女が「日本が中国の属国になろうと、私はどうでもいいのよ」と言うので、 つい「そりゃあ、子供がいないからそう思うのかもしれないけれど、 子供や孫がいる身としては、彼らのためにこの国の将来をなんとしても、 守らなくちゃ、と思うわよ」と返したら、 「それって、差別よ」と怖い顔で叱られたことがあります。   私は子供や孫がいることを「優位」だと考えたこともなく、 よって差別意識なんて露ほどにもなく、単に事実を述べただけでしたが、 「差別」と決めつけられて、返す言葉がなかったですね。もちろん議論もそこでストップ。   差別という言葉は、安易に使うのは危険なんです。 その一言で、相手の口を封じることもできるし、 使い方によっては、人を潰す武器にもなる。 今回はとうとう、雑誌休刊まで追い込みましたしね。   もう少し、自由に議論できる世の中にならないんでしょうか。 日本人の「空気を読んで、議論を避ける」風潮が、 マスコミのいい人ぶる体質が、 そしてテレビの「多様な意見を許さない」傾向が、 なんだか、社会を嫌な方向に誘導しているような気がしています。   新潮社も、さっさと休刊にしないで、さまざまな人を集めて、 この件、議論を戦わせる号を出したら、世間の注目も集まり、 大きく売り上げも伸ばせたでしょうに・・。ねえ。                  

  2018.09.27

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  マスコミは「ドン」を叩き落すのがお好き

    お盆休みに入って、TV界も夏休み体制なのか、ぬる～い番組でお茶を濁している状態。ま、おかげで、いいかげんうんざりしていた、ボクシング連盟の山根明氏関連も これで一段落か・・と思いきや、TVタックルでもアッコにお任せでもやっていた・・。   関係者330人もが訴え出た以上、その去就は注目を浴びるでしょうけれど、 朝から晩まで、目いっぱい時間をかけて、山根氏の過去から妻との出会いから、 ケータイの待ち受けがゴッドファザーのテーマ曲だということから、意味もない小さな発言まで、微に入り細に入り、日本中のマスコミが取り上げるようなことではないだろうに。   結局、連盟の会長職を辞任したのだから、追い込んだマスコミとしては十分満足だろうに、まだ、やっている。確かになかなかに個性的な方で、面白いのでありましょうが、 今のプライベートのことまで取り上げる執拗なやり方は、 すでに「いじめ」の領域だろうと思うけど。   ドンと言われる程の立場の人を追い込め、あることないこと笑いものにして、 引きずりおろすのは、彼らがいかにも強面で、権力を好きにしているのね‥風だったりするものだから、 世間の喝さいを受けやすい・・と思うのでしょうか。 少なくとも、世間から非難はされない、と踏むのでしょうね。   都議会のドン辺りから、次々とターゲット(獲物？）を見つけちゃ、 ボロボロになるまで叩きのめしていますが、結局、都議会のドンと言われた 内田氏の大きな不正は探し出せなかった。   レスリング界の栄氏も、日大の田中理事長も、法を犯したわけではない。 天下の悪者みたいなこれまでの報道ぶりって、それこそ人権蹂躙じゃないか・・と 私は、彼らの誰とも知り合いでもなく、擁護する気もないですが、 眺めていて、嫌な気持ちになっています。正義の味方のふりして、安全な立場から誰かをとことん叩き落す・・コメントいう人も、制作側も、いい気分なんでなんでしょうかねぇ。   北朝鮮で日本人が拘束されたそうじゃないですか。 中国では「スパイ」ということで逮捕されたままの日本人が何人いることか。 韓国では「慰安婦研究所」なるものがつくられたそうですし・・。   山根会長のネタを朝から晩までやっている暇なんか、日本にはないと思うけれど・・。   話はガラリと変わりますが、9日でしたか、大江戸線に乗ったら、 車両全部が「2020オリンピックまであと2年」という広告で染まっていました。  前の車両も後ろの車両も、そんなでしたから、おそらく8両全車両が オリンピックまであと2年だよ～・・という誰でも知っていることの告知で 染まっていた、ということなんでしょう。   反対車線の電車にはなかったので、大江戸線の全車両に 広告を打ったわけではないみたいでしたが、大江戸線だけに広告を打つはずはなく、 都内の数多くの車両が、「オリンピックまであと2年」ポスターで埋められたはず。   乗客は私と同様「知ってる・・」「だからどうした」と思っただけだと想像しますが、 なんか、コンパクトでお金を掛けないオリンピックとか言いながら、 しょうもない無駄な広告にお金を使っている・・。 サマータイムの提案もそうだけれど、何考えているんでしょ・・と心配になりましたよ。          

  2018.08.12

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  杉田水脈「生産性」発言で大バッシングするマスコミ

    昨晩、録画したドラマを見終えて、地上波に戻ったら、NHKの『ニュースウォッチ9』に繋がって、 ちょうど、杉田水脈衆院議員の「生産性」問題をやっておりました。よってひさしぶりにNHKの報道番組をつい、見てしまったんですが、終始、マイノリティーは支援すべし、差別発言けしからん的内容で、   障害者支援団体の女性の「こういう発言を容認すると、 相模の知的障碍者施設で、生きる価値がないと殺戮する事件が ありましたが、そういう考え方に繋がるという怖れがある。 声を上げていかなくてはいけない」という意見を紹介していました。   で、最後に女性アナウンサーが、杉田氏について、 「こういう浅はかな発言を断じて認めるわけにはいきません」 といったことを述べて、テーマをまとめていたのでした。  その前に見た夕方TBSのNスタでも、この件を取り上げた際に、 政治評論家の屋良氏の「差別的発言に対しての、安倍政権の コメントが遅く、自民党の意識の低さが窺われる」といった主旨の コメントを紹介していましたが、これも怖いな～と思いましたね。   マスコミは、「杉田議員のとんでもない差別発言」ということに決めつけて動いている。   事の発端は杉田水脈氏が新潮45に寄稿した「LGBT支援の度が過ぎる」 で、「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。 彼ら彼女らは子供を作らない。つまり「生産性」がないのです」   と書いた「生産性」のところで、何ということを言うのだ・・ と不快に思い批判が盛り上がった・・ということでした。   私も、どうしてここで「生産性」なんぞという言葉を 敢えて（的確でもないし）使うのだろう、つっこまれるだけなのに・・ と読んでハラハラしたものでしたが、でも、じゃあ杉田氏が何を言いたいか、 を読み解けば、「子育て支援とか不妊治療とか、未来の子供達に 繋がることに税金を使おうよ」ということであり、 それは議論の一つとして、ありではないかと思います。   ところがマスコミは、敢えてか（大抵、敢えて、だが・・） 生産性がないというのは、排除されることなのか・・とんでもない差別発言だ・・ と大バッシングを展開している。   果たして、差別的意味があったのかどうかの検証はすっ飛ばして、 「差別発言を平気でする自民党議員」というレッテルの上で 報道する。寄稿文では障碍者のことには、一言も触れていないのに、 「このままだとマイノリティー排除に繋がる」と話をどんどん膨らます。 終いには「浅はかだ」とアナウンサーが断定する。   確かに、今回の杉田氏の「生産性がない」は、浅はかだったとは思います。 いくらでも言葉がある中で、どうしてもっと理解されやすい、 的確な言葉を使わなかったのか。 批判が沸き起こることは、明らかでしょうに。   でも、私なんぞが周辺の人に「浅はかだったわよね」というのと NHKアナウンサーが、NHKを代表するニュース番組で一個人を「浅はかだ」と 断言するのとは訳が違うのではないですかね。   大マスコミとしてあるべきは、感情的にならず、 個人的意見は控え、あくまでも客観的に報道する・・じゃないか。   なんかね、こういう風な報道が平気でまかり通るようになるって、 おそろしいことだと思ったのでありますが・・。        

  2018.08.04

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  死刑執行報道の機会にマスコミがやるべきこと

    今朝、松本智津夫他、オウム真理教関連の死刑囚の、死刑が執行された・・とテレビはもう、ひっくり返したように大騒ぎです。 予定していただろう企画はすべて取りやめて、拘置所前から中継するなど、 凄いことになっている。拘置所の前で待機したところで、 何事も起こらんだろうに。 あれだけの大きな事件を次々と起こした当事者たちであり、 彼らの死刑が決定してからもう、大分になるわけで、 いずれこういう日が来ることは避けられないことなのだから、 淡々と、ひっそり静かに報道するだけにした方がいいように思うけど。  気になったのは、どの番組もどこか、執行に非難めいた空気があることでしょうか。 正当な裁判を経て決定したことであるし、被害の大きさ、 彼らの企みの恐ろしさを考えれば、正面切って、 死刑執行を非難するわけにはいかないけれど、 でも、何か言いたい、そこで「死刑をしたことで信者の報復が心配だ」 「麻原の次女がこんなことを書いている」‥的なコメントを挟んで 非難がましい雰囲気を作り上げようとしている・・というか。 上川陽子法相の死刑執行は、これで何人になる・・とか、 あとで、きっと言い出すのでしょうね。 私は、マスコミがやるべきことは、他にあると思っています。 松本サリン事件で、被害者でもあり、被害者の家族でもあった人物を、 犯人と決めつけたように報道した過去の事実。 坂本弁護士一家殺害に繋がった、TBSの情報漏洩。 あれで、一時TBSは報道番組を自粛したはずですが、 今では、そんなことなどなかったように、エラソーに報道の看板掲げている。   マスコミが今こそやるべきことは、そういった、マスコミが犯した 視聴率優先の無責任な報道と世論誘導と人権お構いなしの報道姿勢・・ などの罪の再検証ではないですかね。 今、やらないと、二度とやらないだろうし、ますます、 高飛車でデタラメな姿勢を続けそう。   オウム真理教関係の過去の映像が、今朝からさんざん、 流れていますが、ぜひとも、一緒に、 あの間違った報道の、しかも、とうとう謝罪らしい謝罪すらしなかったことの検証も、 やってもらおうじゃないですか。 ねえ！私達も聞きたいですよね。  

  2018.07.06

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  権力の監視という名の「マスコミ権力の横暴」

  今朝のワイドショーはW杯日本金星一色。 喜ばしいことですが、NHKとテレビ東京を除いて、全局で 微に入り細に入り1時間ぐらいかけて細かく解説するのも・・と思ってしまう。 世の中には、サッカーに興味のない人も大勢いるだろうに。 もっとも、その他のテーマも、しょうもないものばかりだけれど。   昨夕のフジテレビの報道番組で、レスリングの栄監督の「また、問題が・・」 というのを大きくやっていました。 謝罪会見したその晩、キャバクラ+飲み会に繰り出した、 それはいかがなものか・・と誰が提供したのか、 食事時の映像まで放送している。  私はレスリングに興味もないし、栄氏個人に、なんの関心もないですが、 一私大のスタッフ（しかもすでに解任されている）が、夜、飲み会に繰り出したことを 全国的に「不謹慎だ」的印象で、大々的に報道するって、どうなのと思ってしまった。 そりゃあ、謝罪した日にお酒を飲むなんて・・と非難する人はいるでしょうし、配慮が足りなかったのかもしれれませんが、 一般人が誰と食事をしようとお酒を飲もうと、他人があれこれいうことではない。 ましてや、天下の大マスコミが取り上げ、世間のさらし者にすることではない。 これって、個人情報の侵害、人権侵害・・の範疇じゃないですかね。反町理氏が、メインのキャスターになってになって、この時間帯のフジの報道番組、多少はまともになるのかと思いきや・・逆方向に進んでいるような。   もう一つ、気になったのですが、日大の田中理事長が会見しないのは、 「うかつに会見すると、バイキングで笑いものにされる」とどこかで話した・・と。 それをまた、バイキングが、面白そうに（笑いものにして）取り上げていました。 私は、気分が悪くなって、チャンネル変えましたけど。   今、テレビは何かというと、「説明不足」と言い、会見を強要し、 編集によってインパクトのある部分だけを大げさに何度も流し、 謝罪の仕方が悪いだの、言葉の選び方が間違っているのだと批判し、結局は 「まだ、説明不足だ」「国民は納得しない」とそれで話題を繋げる傾向がある。   そうやってやり玉に挙げられた人は、社会の悪、みたいにされて、職も失い、名誉も失い、とことん潰されてしまっうわけです。一方で、テレビに出ている連中は、さも、正義の味方みたいに、ろくに分かっちゃいないことを、エラソーに批評し断罪する。世間の風を読みながら、ね。あんたらそんなに偉いんかい・・と私は不快です。力関係からいえば、あまりに不公平だし。よくマスコミは「権力の監視」だと言いますけれど、マスコミも大きな権力で、それを面白がって行使している・・。   栄氏は、レスリングのプロかもしれないけれど会見のプロではないわけで、 会見が下手でも、しょうがないと思うし。 田中理事長が、会見しない方が社会的刺激が少ない・・と判断したとしても、 それは十分理解できるし。   で、昨日、加計学園の加計孝太郎理事長が初めて会見に臨んだわけですが、 大阪の地震やW杯の最中のタイミングで、姑息なやり方・・と非難され、 またもや「説明不足」と言われています。   確かに、今やっちゃおう・・とタイミングを読んだのでしょうが、 それは会見する側の戦略なら当然のことで、責められることではない。 芸能人だって、不倫関係の記者会見を金曜の夕方やってワイドショーの影響を減らしたり、 あるいは、小池女史のように、パンダの名前発表のタイミングで、希望の党の立ち上げを 発表して、世間の目を引き寄せようとしたり・・みんな計算しているじゃないですか。   そもそも、3年も前に、四国のおそらく小さな会議室で、市と県の担当者と 加計学園の関係者が話し合いをもった、その時に、加計学園関係者が、 「いやあ、安倍総理とうちの理事長は懇意ですからねぇ」みたいなことを言っちゃった・・ って話でしょ。本当かどうかは定かではないですが、一応、そういうことになっている。 で、その話し合いのメモ書きみたいものを取り上げ、大騒ぎしていたわけで、 国民に向けて、わざわざ大々的に会見して説明し謝罪することかね・・的レベルのことではないか。   まあ、野党の方々やマスコミのみなさんは「とんでもない、 民主主義の根底を覆すような大事だ」といきむんでしょうけれど。   なんだか、こういったことごと全てが、愚かとしか思えないんですが、 あの人達は、その辺気付かないのだろうか・・。    

  2018.06.20

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  アメフト問題は日大トップが悪い…は強引過ぎないか

    日曜朝のフジテレビ「新報道2001」は、毎回ではないけれど、なかなか骨のある内容を発信したりして、楽しみだったのですが、 「報道プライムサンデー」に変わって、すっかり、どこも同じの、 大衆に媚びた報道姿勢になったような気がしています。 なんとも、失望。   今日の内容も、例によって日大問題について大きく取り上げ、 トップが体育会系という体質が、アメフトの悪質タックル騒動を 招いたとは考えられないか・・という問いを言葉を少しずつ変えながら、 コメンテイターに何度も振って、「日大の組織体系が、アメフトの問題を生んだ」 という方向に持って行こうとしていましたね。   生憎と、出演していた下村氏も、有村氏も、もう一人の方も(名前、忘れた）、 アメフトのタックル問題と日大のガバナンスの問題は、別に議論するべく、 という意見を曲げず、番組の意図はうまくいかなかった印象でしたが。   学問の府のトップが、相撲部出身の（おそらく、相撲枠で入学したのだろうし）、 いかにもザ・体育会系と言った風貌のオッサンというのは、私ですら、 へぇ～・・日大ってそういう大学なんだぁ・・と意外でしたが、 だからと言って、それをもって、→大学全体が体育会系の体質になっている →監督に絶対逆らえない風潮になっている→相手チームに怪我させろ、と 命じられても断れない→だから、今回のタックル問題が起きた・・ というシナリオを作るのは、あまりにマスコミの強引・傲慢ではないか。まあ、悪役っぽい顔ですしねぇ。  それとなんとなく感じるのは、ルール違反のタックルを世間が 「けしからん」と騒ぐのは、まだ分かるとしても、 一私大のトップが相撲部出身というのが、おかしいのじゃないか、 とよってたかって騒ぐって、不遜の領域じゃないですかね。   まあ、多くの庶民が喜んじゃう、ってこともあるんでしょうけど。   日大のガバナンスに問題があるならば、日大の内部で解決していくべきで、 無関係の外野が、ヤイノヤイノ批判することではない。   巷の庶民が「あれは、けしからんねぇ」と酒の肴にするならともかく、 巨大マスコミが、テレビと言う媒体を通して、断定的に語るのはどうなんでしょ。 ましてや、専門家でもないタレントが、正義の使者みたいに批判するって、 私はやり過ぎのような気がしています。   この悪質タックル怪しからん→日大のトップがいけない・・ と持って行く手法って、最近のマスコミのお決まりの手法で、 財務省の資料に昭恵夫人の名前があった→安倍総理夫妻が権力行使したに違いない、都議会にドンと言われる議員がいる→あいつが諸悪の根源 文書に首相の意向と書いてあった→安倍総理は嘘つきだ～ ある高齢者が事故を起こした→やっぱり高齢者には免許返上させるべき・・ といった一連の報道が、みんな同じパターン。   ちょと見、美形でインテリ風な人たちが、みんな揃って、 さりげなく、上手に言葉を使って断定するから、余計タチが悪い。 大抵の視聴者は、そんなもんかな・・と信じちゃいますよ。   マスコミの報道は、よくよく注意して聞こう。 これ、標語にした方がいいのじゃないですかね。  

  2018.06.03

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  マスコミは日大をどこまで叩けば満足するのだろう？

  日大アメフト部の問題が、相変わらずワイドショーの中心になっています。 散々、報道しちゃったから、今や、やることもなさそうで、 同じ映像をしつこく流し、微に入り細に入り、解説する。   今や、日大の組織がいかに問題か‥というところまで来て、 門外漢がよその大学の立て直しにまで言及している。 当事者はきっと、ほっておいてくれぃ・・と思っているのでは   あの、銀座の泰明小学校基準服騒動に似てきている。   何故、こんなにワイドショーの中心テーマになっているのか、と分析すると、 他にこれという話題がない、ということもあるんでしょうが、 悪質タックルをした宮川君と言う学生さんが、見事に清々しく潔い会見をしたこともあって、 「悪い監督とコーチをこらしめにゃ、ならん」という姿勢さえとれば、 安心して正義の人という立場をとれ、誰からも文句が出ない・・つまり、 非常に、誰かを非難しやすい図式になっているからではないか内田監督も、あの相撲部出身の理事長も、いかにも・・という強面ですからねぇ。  聞くところによりますと、日大のアメフト部というのは、 企業の採用担当にも評価が高いのだそうですね。 上の命令をビシーと守り、規律正しく、行動力がある。   テレビで解説していましたが、体育会系の学生と言うのは、 その競技が達者ということで、推薦で入学する場合が多く、 つまり、学業で、というより、その部出身ということで、 就活もすることになるらしいですが、アメフト部は、監督の権力が絶大で、 （どうも上納金まで学生は納めているらしいですが）、何でも従わなきゃならないような体制がある一方で、 監督は全責任を持って就職の斡旋をしてくれるのだそうで。   そういう力関係も背景にあるらしい。 だから、どうだ・・ということではないのですが。   ところで、マスコミはこの件、どうしたいのでしょう 監督とコーチが、職を失い、刑事訴追され、記者の前で、 「全部、私が悪うございました」と頭を下げれば、満足するのでしょうか   大学のメンツもあるから、監督が「怪我をさせて来い」と唆した、 と認めることはまずないと思うし、マスコミの気分次第で、誰かをとことん失墜させる・・という毎度のパターンは、なんか、嫌な感じがしています。宮川君が、刑事訴追されずに終われば、十分なような気もしますが。        

  2018.05.29

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  報道っていつもダブルスタンダード

  TOKIOの山口達也が強制わいせつの疑いで警視庁に書類送検されたそうで、 ここ数日のワイドショーは、彼の話題で大騒ぎ状態でありました。  それにしても、福田事務次官のセクハラ発言報道と比べて、 マスコミの彼への優しい報道ぶりって、気持ちが悪い。 TBSのNステでは、第一報が入ってきた時に、 MCのお二人は「山口さんを知っていますが、優しくて気さくで とってもいい人なんですね」という会話を交わしていたし、 記者会見が終わった後の、夜の報道番組では、どこの局だったか、 「山口メンバーが語ったのは、終始仲間への愛でした」ですって。 なんじゃ、これは・・じゃないですか。 彼は、NHKの番組で共演した女子高校生を夜、電話で呼び出し、 自宅に招き、焼酎を1本ぐらい飲んで酩酊した状態で、 二人で来た女子高校生の一人の腕を押さえキスを迫った・・というのが報道です。 46歳のいい年したオッサンが、未成年者を夜、呼び出し、 強引にキスを迫った。親も警察も出て来た・・というのは、 おそらく、表には出てこないけれどそれ以上の行為があった、のでありましょうし、 悪質性ということなら「オッパイ」と発言した行為より、断然質が悪い。  ところが、財務省事務次官が女性記者に発した品性のない言葉を とんでもないセクハラだ　許せない　と上司の大臣の辞任まで迫るマスコミは、 今回は「涙ながらに会見」(だから可哀そう） 「彼はアルコール依存症だったから」（病気なんだから） 「芸能界にいつ戻れるか」と見事なダブルスタンダード。 山口達也ではなく、山口メンバーですって どこから来たんだ、そのメンバーって呼称 そして今や、「アルコール依存症を早く治して、芸能界に戻って来て」 と、すっかり、アルコール依存症の問題にすり替わっている・・。 なんかなぁ、なんなんだ、この世の中。 私は彼を社会的に潰せ、葬れ、とは思いません。 ただ、相手によっていかようにも報道の仕方を変える、それも、しゃあしゃあと恥ずかしげもなく変えるマスコミの不公平さ、 身勝手さは、どうにも腹立たしい。不倫だなんだと、大騒ぎするけれど、たけしの愛人さんの話は、誰も非難しませんしね。  韓国の文大統領と北朝鮮の金正恩が会談し、 金正恩の「いい人っぷり」が大々的に喧伝され、 なんとまあ、ノーベル平和賞の候補No1ですって 国民の自由を奪い、飢餓状態にし、気に入らない人間をいとも簡単に処刑し、 核兵器やミサイルを開発し、他国の領土に飛ばして脅しを掛け、 我が身の安全第一を目指して来た彼が「非核化を進める」と 宣言しただけで、素晴らしい　彼は頭のいい男だノーベル賞だ・・ となっちゃう、世の中って一体なんなの 小池ブームもそうでしたが、世の中の見解って、 誰かの密かな都合や意図で、簡単に理屈が付けられ、正当化され、 人々も簡単にその雰囲気に乗せられてその気になっちゃう・・ ということなんですね。気に入らないことこの上なしですが。 まあでも、ノーベル平和賞なんて、すでに、意味もなくなっていますし、 これで本当に北朝鮮が核兵器を放棄し、拉致問題が解決するなら、 ノーベル賞ぐらい、いくらでも、あげちゃいましょう・・でありましょうか。 そうなると日本のマスコミは、一気に金正恩讃歌になって、 また大騒ぎするのでしょうか。 おお、ヤダヤダ・・でありますが。  

  2018.04.30

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