韓国の龍の日記

元オフコースのヤスこと鈴木康博の、昨年12月発売だから最新CDかな？オフコース時代の自らの曲のリメイク＋新曲「明日の風に吹かれて」。

小田和正のリメイクのアレンジは私には改悪に聞こえてほとんどが気に入らないのだけど、このヤスの新しいアレンジはこれはこれでいいなあと素直に思える。張りと伸びを失った今のヤスの声も、このアルバムではしっくりくる。

で、新しい書き下ろし曲「明日の風に吹かれて」なんだけど、この曲は明確に小田に向けた曲だとわかる歌詞。今まで小田の方はヤスに向けた曲と思われるものを沢山発表してきたけど、ヤスから小田に向けた曲は二人別れてからこれが初めてではないか？

「考え方や感性が似ていると言われたよね　二人で競うように　夢に向かって進んだ　波に乗り始めた君の仕事に　感じてしまった Jealousy　自分見つけ　自分らしく　輝いてゆく君を　サポートもできなかった　ああ　あの頃　明日の風に吹かれて」ってあまりにも赤裸々な告白で、男としての潔さを感じる。小田もヤスもお互いの才能を、男としての精一杯の生き方を認めあっていたんだな、と感じた。

以前、ヤスと小田の共演はもうありえないと思うと書いたが、この歌を聴いたら「ありかもしれない」と思えた。でもあと5年はかかるかな。