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韓国の龍の日記

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2007年11月09日
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カテゴリ:音楽
きょうの帰りのi-Podはチューリップの比較的初期のアルバム「無限軌道」の1曲目。今回の「run」ツアーの○曲目。

著作権上問題あるかもしれないけど、ここで歌詞を一挙転載しちゃいます!

財津和夫作詞・作曲

心を開いて

君の人生を見つめてごらん
君はやりたいことをやっているかな

一度っきりのこの人生は
君の心一つで自由になるものさ

信じるものがもしないなら
それは君が心を開かないから
心の壁を破ってごらんよ
見過ごしていた世界がすぐ見えてくる

生きてることに疲れたとき 失敗だらけで悲しいときは
想いだそう 眼を閉じて幼い頃の澄みきった世界を

人の口はいつもうるさいもの
とぼけた顔して生きてゆくのさ
いくら悩んでもむだなことさ
だって死ぬまで一人にゃなれないものだから

人生はいつも見かけと違う 生き物の様に君にのしかかる
想い出そう 眼を閉じて幼い頃の夢中だった世界を

君も人生をみつめてゆけよ
僕もやりたいことをやってゆくから
一度っきりのこの人生は
僕の心しだいと解ってきたからさ

これは1975年発表の曲だから、今から32年前。財津さんは27歳くらいだったろう。
若さなりのちょっと突っ張った、しかしちゃんと人生を見つめた歌詞で、あんなに若いのにこれほど人生の一面、人間世界のありがちな姿をわかっていたというのがすごい。僕が同い歳の頃はこんなに人生をわかっていなかった。

この曲を現代の閉塞感に圧しつぶされている若者たちに捧げたい。

確かに君たちの先輩世代は、もっと甘い世界でおいしい汁を吸って、しかも君たちに十分語り、教えなかったろう。それはある意味、自分さえよければいい精神でけしからんことだ。しかし、当時の高度経済成長のいけいけドンドンの風潮もあったから仕方がないと言えば仕方がない。人は誰しも時代の風を受けるからだ。

君たちは高度管理社会の中で冒険することも許されず、ただ真面目に仕事をして、僕らがそうであったようには、仕事の後に仲間同士で飲みに行って愚痴をこぼしたり「こんな会社やめてやる」と怪気炎をあげたりせずやっている。閉塞感を感じても仕方がないといえる。

だけどこの歌詞のように、たまにはとぼけた顔でやり過ごしたらいい。自分の信じる道、それは別名;哲学と言えるのだが、それを背骨にもって言いたいことも言ったらいいんだ。そうして人生に緩急つけて、細くても長く生きていったら必ず見えてくるものがあるのだ。

・・・なんて、僕も40代半ばにして財津さんが27歳のときに作った歌の意味がよくわかる。

若者は向こう見ずで起爆力があるのが取り柄だ。小さくまとまるな、心を開け。わかったか、うちの若造。自分の頭脳明晰に頼んで頭だけであれこれ考えるな。ファイティン!





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最終更新日  2007年11月10日 00時35分56秒
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