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2016.03.11
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カテゴリ:マイクロエース
前回,200系新幹線を取り上げました。昭和57年の東北新幹線開通当初は,大宮が始発駅で,上野から185系200番台による「新幹線リレー号」が運転されていました。その185系はこれまで,3社からNゲージ製品化されています。

まず,マイクロエースは,旧マイクロエース時代末期の昭和56年に,同社最初で最後のプラ製電車として185系を製品化。旧マイクロエース時代は,踊り子色と新特急色(当時実車はこの2色のみ),そして異色の存在として「趣味のカラー」シリーズのTGV色がありました。
10年以上のブランクの後,平成11年に新生マイクロエースの電車モデル第1号として,シュプール号「フルフル」と,新踊り子色が発売されました。
12色を駆使したフルフルのボディーに加え,座席カバー部を白色に塗り分けるなど,旧製品ベースとはいえ,新生マイクロエースの意欲作というべき内容でした。新踊り子色も,当時のカトーのラインナップにはなく,製品化を歓迎したユーザーは多かったと思います。

(シュプール号「フルフル」セット)

その後,踊り子色,新特急色,エクスプレス185も発売。さらに,踊り子のストライプ塗装を決定する過程で検討された試案塗装も10種モデル化。

(イカロスMOOK‐名列車列伝シリーズ「特急踊り子&JR東日本の新型特急電車」より)

実車にない塗装ということで,模型ならではの存在でしたが,後年実車で登場する157系風塗装は,奇しくも試案塗装の一つである「国鉄特急カラー」と似通ったものとなりました。
平成22年には「ベストリニューアル」版を発売。単なる再生産ではなく,動力車をサロ185からモハ185にあらため,また,旧製品では動力部のダイキャストが車内をいっぱいに占め,動力車の窓は黒塗りとされていましたが,リニューアル版では動力は窓下に収まるものに改良され,窓も透明となっています。その他,80系風湘南カラーもモデル化されました。

カトーは,まず,踊り子色,新特急色を発売。その後,エクスプレス185,新踊り子色が加わり,さらに,ラウンドハウスブランドで,湘南色(80系風),国鉄特急色(157系風)も製品化されています。
トミックスは,踊り子色と新特急色を発売していましたが,途中から踊り子色6両セットのみ(サロなし)となってしまい,その踊り子セットもカタログ落ちしてしまいました。(追記:その後,HG仕様でリニューアルして復活しています)

カトー,マイクロエースではクロ157をそれぞれ製品化していますので,クロ157新塗装と185系を組み合わせた「お召列車セット」も見てみたいところですね。



(マイクロエースの185系。シュプール号「フルフル」(左)とTGVカラー(右))


(追記)旧マイクロエースのクハ185には,ACT-1準備車なる製品があり,「先頭車のACT-1準備車は別売スピーカーユニットを加えてタイフォンを鳴らすことができます。」と説明されていました。当時の鉄道模型趣味誌にも,「クハ185はヘッド・テールともに点灯式だが,ACT準備車と称するもの(同価格)があり,将来発売されるタイフォン発音装置のスピーカーと付属品がセットできるようになっている。このサウンドシステムは,地上側(パワーパック側)の発振装置から走行電流にダブらせて信号を送り,随時タイフォンを鳴らすもの。この方式は集電状態が常に良くなくてはならないので,クリーニングカーまで準備している。」(TMS1981年9月号)とあります。また,日本模型新聞鉄道模型版38号(1981年9月)にも,「ところでマイクロエース185系でみられる面白さは、クハ185のACT1、ACT2準備車を購入してのエレクトロニクスによる楽しみ方である。広告、パンフレットで予告されているようにACT1はタイフォン発音装置、ACT2は自動踏切警報装置のことで、クハ185製品のうち品番6による準備車はこれらの装置を作動させるための車上ユニットを載せるスペースが確保されていて、オプション部品の追加によりこれらの楽しみが可能になるとのことである。…こうして“光と音のNゲージ”を標榜して登場したマイクロエースNゲージ製品の内容もほぼ明らかになってきたわけで、室内灯店頭の普及度もこれからにわかに高まりそうであり、今後の発展と成長が期待されている。」とありました。
TMSにあるように,同社のCタイプ自由形機関車の一つとしてレールクリーニングカーの発売が予告され,品番(9235)まで与えられていましたが,残念ながら,サウンドシステム・クリーニングカーとも未発売に終わっています(なお,「鉄道模型考古学N」では「ATC-1」となっていますが,正しくは「ACT-1」です)。


(旧マイクロエース・クハ185 ACT-1準備車(TGVカラー))


(TMS1981年9月号より。「警笛装置」が付くはずだったが…)





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最終更新日  2020.06.07 21:43:44
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