以前 BETAKUTO!! のことを少し書いたんですが、そのときと同じ作家の漫画です。
![柳生烈風剣連也.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/a547d15a979b5f4902df630324d7f3535307d2e0.13.2.9.2.jpeg)
柳生烈風剣 連也
亜麻色の髪のサーシャ
野口賢
柳生烈風剣 連也 亜麻色の髪のサーシャ 全一巻 集英社ジャンプコミックス
野口賢
初版が1992年ですからこれもそんなに古くはないですが、それでも20年ぐらい前の漫画です。
コミックスも持ってますが、週間少年ジャンプで連載時にも読んでました。
主人公の柳生連也のモデルになってるのは歴史上の人物・柳生連也斎です。
柳生 厳包(やぎゅう としかね、寛永2年(1625年) - 元禄7年10月11日(1694年11月27日))
江戸時代の剣術家、新陰流第五世。
柳生利厳(兵庫助)の三男で母・珠(利厳の継室)は島清興(左近)の末娘である。
初名は厳知。通称は七郎兵衛、兵助、兵庫。号は連也斎。隠居後の別名は浦連也。
(Wikipediaより抜粋)
母方の爺ちゃんが島左近ってのがスゲーです。
相当な剣の使い手だったようですが、相当な変人でもあったようです。
柳生一族には魅力的な人物が多いですよね。
さて、漫画の方はといいますと、主人公である少年の頃の連也は心優しく剣も好きではありません。
平和に暮らしていたところに、暗殺者アサシンと恐れられるベルガ族がアジア統一をかかげて攻めてきます。
統一の邪魔になるであろうサムライの頂点に立つ尾張柳生を滅ぼすってのが目的だったようですが、連也の姉であるサヤカをさらって帰国。
「柳生一族も今夜で終わりだ」
って言ってたくせに、柳生一族全然終わってません(笑)
攻めてきたのがナハトム・ジーク。
ベルガ帝国の傭兵でスコットランド出身のハイランダーです。
さらわれた姉を探すために修行すること六年。
連也は高田三之丞を伴って大陸に渡ります。
ちょっとというか、けっこうシスコンな感じがします連也...
ちなみに高田三之丞も実在の人物です。
姉を探す旅路の中で異国の姫を助け、怪物みたいな敵と戦い、死地をくぐりぬけてみたら姉は敵とできてたうえに、連也が自分を殺しにきたいうと凄まじい勘違いを披露します。
敵の異形の鎧や、サムライと異国の傭兵・暗殺者との戦いなどなど一巻で終わらせるのがもったいないような濃い内容でなかなか面白い一冊です。
今回書いてない登場人物など他にも面白いシーンはあります。
たぶん絶版になっているでしょうから、探すなら古本しかないかもしれませんが、別に希少本ってわけでもないので簡単に見つかるかもしれません。
と思って探したら見つかったんですが
不思議な価格設定です。
けっこう人気があるんでしょうかね~?