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カテゴリ:ことば
お茶街道 は、カワサキ機工株式会社 という製茶機製造の会社が創業百周年でつくったページ。100周年事業としてやっただけに、気合いがはいっていてお茶の歴史やお茶について学ぶのにいいかもしれない。
ここを見ているときに、次のように書かれているのを見つける。
さて、滅茶苦茶の語源はほんとうにそこにあるのだろうかと調べてみる。芽茶 は苦いかもしれんが、あちこち売っているぞ。ほんとうに不味から「芽茶苦い茶」が「芽茶苦茶」→「滅茶苦茶」なんだろうか。なんとなくいかがわしい。
これも同じ系統。そして次はと見ると、「「芽茶」という極上のお茶も」と極上に変身している!極上ってことはないでしょ。
慣用句辞典 の無茶/無茶苦茶 を見ると、
があるので、「むちゃ」は寛政5年(1793)頃には使われていたということになる。もともと無茶は当て字で関係なかったのが、どこかで当て字に意味が盛り込まれていくうちに変わっていったのかな。 どうも語源を調べていると、ほんとだかなんだかよく分からないものばかり見つかる。日本語も OED (Oxford English Dictionary)のように初出が分かる辞典が欲しい。 Google の Archive で検索すると、英語だったら 200年間で初出がどこかは少なくとも確認できる。 日本人は日本語の電子化に無関心である。ほんとうは、古いものを電子化しようとすると漢字の問題にすぐぶつかるって分かっているけど、言ってみたくなる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.08 08:59:09
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