カテゴリ:債務整理
私は横から債務状況が書かれた紙を見ていて、
2社ぐらいは過払いになっているようでしたので、 破産を選択しなくてもよさそうなのに、 どうしてそういう質問をするのかな?と思っていたのですが、 きっと何か考えがあるのだろうと、黙っていました。 「借りたものはやはり返せる範囲で返したい」 という相談者の方の真意を確認すると、 そこから、細かく生活の状況などの聞き取りが始まり、 冗談なども交えながら、どのように月々生計を立てているのか? ご家族の協力が得られるのか?職場の状況はどうか? 質問事項は多岐にわたりました。 結局その場で債務整理の方針を細かく説明することは一切なかったのですが、 最初は非常に緊張した様子だった相談者の方も、段々とリラックスしていき、 最後にはスッキリしたご様子で帰っていかれました。 その後、私の疑問をそのベテランの先生にぶつけてみた所 「どんな方法をとっても3年近く返済が続く。 返済できるか、返済できないかは、経済的な要因も当然あるが、 何よりもその人の気持ちの部分が一番大きい、だからまず、 返したいのか?返したくないのか?その点を何度も確認するんだ」 との回答で、なるほどな~と非常に感心しました。 色々な相談のスタイルがあるかと思います。制度の説明も大切でしょう、 でもその前に、相談者の方を元気づける、励ます、安心してもらう ということが何よりも大切だな~と再認識させられる出来事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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