ジージの南からの便り

2023/04/09(日)08:01

鹿児島県の「景観大賞」の優秀賞受賞した日置郡吹上永吉を訪ねる

鹿児島の歴史(323)

 鹿児島県のホームページによると「第2回あなたが選ぶ鹿児島景観大賞」 優秀賞 永吉南郷会 (日置市吹上町)とある。その表彰式は先日、県庁の知事室で行われて地元の南日本新聞でも写真入りで掲載された。大賞一ヶ所 優秀賞二ヶ所だったが、その優秀賞に日頃私と親交のある「本◯どん」が長年にわたって会長を務められ現在も語部として活躍中である「永吉南郷会」が輝いたのだ。  県のホームページの紹介は続く。 永吉地区には、薩摩藩独自の社会教育制度として発展した「郷中教育」(ごじゅうきょういく)を行う「精研舎」が存在していたため、その流れを汲む民間団体として永吉南郷会が昭和29年に創設された。永吉南郷会は長年、島津家の歴代墓所等の清掃・管理を行い環境保全に取り組んできた。  その永吉の永吉島津家の墓地である「天昌寺跡墓地」を私が初めて訪ねたのは2015年11月のことで13日と17日に訪問記事を当ブログに書いている。 その時、永吉南郷会の当時の会長であった「本◯どん」のファイルが現地にあって「電話をいただければいつでもガイドします」とことが書いてあった。当時私は携帯電話は持っていなかったので、帰ってから電話をして2016年の正月早々現地でお会いすることができた。話してみると出身高校は違うが同じ年齢で、私と共通の友人がいたりして、初対面にして意気投合し天昌寺だけでなく永吉の史跡を次々と案内されて、自宅にまでお連れいただいて恐縮した。  それ以来、永吉は私の歴史のふるさとみたいな気持ちで数回訪れて八期歴史仲間も今では本◯どんと親しくなり、いつの間にか私達の八期歴史歩き会の特別会員である。ほんとに不思議な縁である。 その本◯どんは表彰式に永吉南郷会を代表して出席された。県のホームページにも掲載されている。  その歴史のふるさと永吉を今回2年ぶりくらいに訪ねて永吉島津家初代当主・家久の眠る「梅天寺跡墓地」を始めとして数カ所を巡ってきた。 以下、私が訪れる度に新しい発見を含めてブログに書いてきたので、詳細な説明は今回は省きます。 説明板の写真を添付しました。  島津忠良(日新公)との戦いに敗れるまで地元の桑波田一族が統治していた南郷城址。  南郷城跡の方向板に見るように永吉南郷会は黄色い案内板に文字が書いてあるので遠くからでも見やすい。永吉地区の史跡にはこのような案内版があるので訪ねやすい。  次に訪れたのは、永吉島津家歴代当主が眠る天昌寺跡墓地。 五輪塔の大きな当主の墓標が並ぶこのような墓地は鹿児島でもめったに見ることはない。  天昌寺跡墓地には永吉島津家2代当主・豊久が眠る。  篤姫の兄、第13代当主・久敬(長与市島津家に婿養子として入る) 未だ続きます。

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