【マクラーレンに注目?!】 今シーズンオフのF1界というのは、一昨年のシーズンまで六連覇を達成していたフェラーリを押しのけて、メジャーな自動車メーカー本拠地のないスペイン出身のドライバーであるアロンソ(弱冠24歳!!)が、
少々傾き加減な本業が常にその撤退を意識させてきたフランスの自動車メーカーワークス、ルノーにシリーズ優勝をもたらした結果が影響しているのか(憶測ですが)、各チームが次のシーズン開幕へと照準を合わせた今となっては、彼らチャンピオンドライバーやチームに対する賞賛の雰囲気はどこへやら、やたら他チームの動向ばかりが話題に上っているようです。
特にその中でも、かつてはあのセナを擁しホンダエンジンに数々の栄光をもたらしたF1名門チームのひとつ、マクラーレンのオフシーズンの動向には、07年の同チームへの移籍が決定したらしい現チャンピオンのアロンソ、現エースでシーズン二位のドライバー、ライコネンの去就とともに、例年にも増して注目が集まっているような気がします。
(去年までの五連覇チャンピオン、シューマッハー(フェラーリ)についてでさえ、マクラーレンへの移籍か引退かの二つの選択ししか存在しないような論調の記事があったり…)
【カラー&スタイリング】 そんな"マクラーレンな話題…" のうち、なぜか今注目の集まっているひとつとして、オフシーズン独特のマシンカラーがあげられます。
【変遷】 セナがドライブした時代は赤白のマルボロカラーで誰の記憶にも残っているカラーリングだったのですが、その後成績の振るわない時代を経て、
ハッキネンというシューマッハー世代のドライバーが二年連続のチャンピオンを獲得したころ('98、'99)には、メルセデスがエンジンを供給、WESTがスポンサーについたこともあって、少々言葉では言い表しがたいガンメタリックな色合いのシルバー系のカラーになり、その後真っ赤なフェラーリが圧倒的な強さを見せ始めたこともあって、なんとなく影の薄いカラーリングのマシンといった印象でした。
その実、スタイリングのほうはといえば、今年のマシンにいたっては、ドライバーの頭の後ろに、訳のわからないバイキング風の角が生えていたりする(現在開発中のマシンにも生えてます。(写真)訳がわからないと思っているのは僕だけか…)始末で、実はほかのどのチームよりも派手なスタイリングだったりするのですが、やっぱりガンメタでは地味すぎるというのか、蛍光オレンジのラインがアクセントになってはいても、やはり注目のマシンという感じのしない存在でした。
【前兆?】 そういうチームなはずなのだけど、この冬はどうしたことか、マクラーレンチームオフシーズンの伝統だというオレンジ一色(本を正せばデビュー当時のチームカラーだそうな)
のどちらかというと派手目なマシンカラーが、そこここのF1関連のサイトでやたら目に付いてきているわけです。
前述のWESTがスポンサーを降りたという報道もされましたし、これはやはり、これまでの黒っぽいシルバーというか、例のガンメタとは一味ちがったカラーリングのマシンが期待できる前兆ではないかと思います。
(勝手に思ってるだけ。)
現在開発中のマシンは、エンジンの排気量が縮小規制されたために空気の取り入れ口等が縮小されたために、全体の空力デザインに影響を与えたそうで、全体画像を見てもスタイリング的には’05シーズンまでのモデルの方がバランスを取れていたような感じもしますし、ここは一丁(!?)、カラーリングでビシッと決めてほしいものです。
【希望】 伝統のオレンジカラーのままでグランプリ出走というのも楽しいかもしれませんが、多分、チームカラー的に派手派手マシンは期待できそうにないですし、
Vixiv的には左の画像のヘッドフォンのような、黒とメタリックな紺色みたいな、シックでクールなカラーリングのマシン登場に、ひそかな期待を寄せておこうと思います。
もっと地味になったりして…
参考:
マクラーレンドットコム