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タイとタイ語に魅せられて

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2017/01/02
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テーマ:タイ(3327)
カテゴリ:タイ旅行記
2017年あけましておめでとうございます。!
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

しばらく更新が滞っていてすみませんでした。
今日から再開しまーす。

バンコク北西に新しい高架鉄道のパープルライン
2016年8月6日、正式開業しました。
プミポン前国王が命名した「チャローン・ラッチャタム線
というのが正式名称です。

私も遅ればせながら11月27日(日)に初めて乗ってきたので
その様子と、あとパープルライン沿線の観光スポット
紹介したいと思います。



パープルラインの路線は、地下鉄MRT&国鉄バンスー駅から
西へ1kmにあるタオプーン駅から始まり、北隣のノンタブリー県の
クローン・バンパイ駅まで全長23kmの全線高架の鉄道です。

で、始発駅のタオプーンまでは、将来的にはMRTがバンスー駅から延伸して
つながる計画で工事も進んでいるのですが、現在は接続していません。

なので窮余の策として今はバンスー~タオプーンを結ぶバスと
バンスー~バンソンを結ぶ国鉄列車がいずれも無料でシャトル運行しています。

まずはそれに乗らねば。

MRT終点バンスー駅の改札を出ると、


Feeder Systems
Bangsue - Tao Poon
Exit 2


との看板が。
2番出口を出ればいいんですね。

通路の壁にもシャトルバスと列車の時刻表がところどころに
掲示されています。それによるとバンスー~タオプーンの無料バスは、
6~23時の間にラッシュ時は6分間隔、通常時間帯は8分間隔で運行しています。

バンスー~バンソンの無料国鉄列車は、月~金曜の6:30~9:30と
16:30~20:30のみ15分間隔での運行。

今日は日曜日なのでバス一択ですな。

2番出口で地上に出たところに大きく「→」と書かれていたので、
そのとおり進むと、



待合所が。

前方に見えるカマボコ型の建造物が2番出口です。
ちなみに背後すぐには国鉄線路があって、
そのまま国鉄バンスー駅に入れます。



ほんの2分でタオプーン行き無料シャトルバスが登場。

正面の表示はタイ語オンリーですが、乗降口右横の青地に白字の表示に
Shuttole Bus Taopoon Station - Bang Sue Station
とあるので分かると思います。

すぐに発車して、あっけなく4分で終点のタオプーン駅真下に到着。



バスを降りた目の前にある

  上り口←
パープルライン駅


とのタイ語表示に従って左へと進みます。



立派な入口が出現。
エスカレーターで上階に上がると、



持ち物チェックのゲートの先に自動改札が。

パープルラインはMRTと運行会社が同じようなので窓口で尋ねたら、
MRTのチャージ式カードがそのままこの路線でも使えるとのことで、
自動改札にタッチして入場。



ホーム階へのエレベーターのところにある日の丸に目が留まりました。

バンコク大量輸送網整備事業(パープルライン)
(バンヤイ駅~バンスー駅区間)

日本とタイの友好と協力の証として、日本の政府開発援助(ODA)
によって、2016年に完成しました。


と日本語でも記されています。パープルラインは、
丸紅と東芝の共同事業体が受注してODAで建設された路線なのです。


エスカレーターでホーム階に上ると、



ちょうど列車が到着したところ。
清掃のため一旦ドアが閉まった後、折り返しクローンバンパイ行きとして
ドアが開きました。そうそう、ご覧のとおりホームドア付きです。



この車輌もJR東日本系列の総合車両製作所製。
山手線や都営浅草線の新型車両と車体構造や機器システムを
共通化したステンレス製車両なのだとか。

では早速乗ってみましょう!



ほぉ、新しいだけあって清潔感満点ですね~。

しかし利用客が少な過ぎます。接続の悪さで利用を避けられているのが
大きな原因のようで、予想以上の赤字だとか。

MRTのバンスー駅~タオプーン駅延伸開業を政府は急がせているようで、
今年8月にはこの1駅間を開業させることでようやく昨年末にまとまったのですが、
さてどうなることやら ^_^;)
(出典:『Post Today』2016年12月7日付

進行方向右手後方の車窓を眺めると、



下にそのMRT(ブルーライン)のタオプーン駅がもう完成しています。
早く開業できないもんなんですかねぇ。


タオプーン駅を発車して1駅目のバンソン駅に到着。

バンソン駅を出て間もなく左手下には、



建設中のレッドラインが見えました。
バンスー駅からこのバンソン駅を経由して、チャオプラヤー川対岸の
タリンチャン駅までを結ぶ路線です。

右手の車窓にはレッドラインのバンソン駅も見えましたが、
パープルラインのバンソン駅とは離れた位置にあり、接続の便は悪そうです。
またレッドラインの駅横の地上には国鉄のバンソン駅もあります。

なお、上の写真のレッドライン高架線左にカマボコ状の屋根が2つ見えてますが、
あそこはサイアム・ジプシー・ジャンクション
というナイトマーケット。
以前訪れてちょっとワケアリな成り立ちを解説しましたね~ ^_^;)

ということでサイアム・ジプシー・ジャンクションは、
パープルラインのバンソン駅から歩いてすぐですよ!



パープルラインの車窓は、BTSと比べると緑が多いものの、
主に駅前には新しめのコンドミニアムがニョキニョキと建っている景色が続きます。

保健省駅は、その名のとおり保健省の最寄駅。

保健省内にあるタイ式建築の「タイ式医療ミュージアム・研修センター」には、
タイ式医療の歴史展示、天然素材から作った石鹸・塗り薬などの日用品販売コーナー、
ヘルシーな料理を出す食堂、マッサージサービスなどがあるんだとか。
でもそれらサービスの利用には会員になる必要があるみたいですね。

あと省の敷地内に公園もあるようですよ。



ノンタブリー県行政センター駅の右手駅前には公園が見えました。
マクット・ロンマサラーン公園というようです。
この公園の背後にノンタブリー県庁や裁判所などの庁舎が建っています。
なお手前の白い塔状の建物はノンタブリー県柱廟

ここから3駅過ぎたところで



チャオプラヤー川を渡ります!

左が今までいた側、右がこれから向かう側なんですが、
建物の多さの違いがはっきりと分かりますね。

というわけで、渡り切ると景色が一変。



緑豊かな光景に。

でもずっとこんな感じではなく、駅周辺などにはやはり商店街や
真新しいコンドミニアムが建ち並んでいます。
またところどころに大規模なムーバーンと呼ばれる
同じ形の家ばかりの新興住宅街が塊になって見えています。

川を渡って2つめの駅、バンラックノーイ・ターイット駅は、
随分前に訪れたワット・セーンスィリタム水上マーケットの最寄駅。

進行方向右手に下りて高架づたいに少し戻ると、
サイマー-バーンラックノーイ-ター・イット通り
というソイがあります。
その入口でバイクタクシーに告げれば連れて行ってくれますよ。


さらに3駅過ぎたところで、



大きなジャンクションが見えてきました。
左右に走る大通りはカンチャナピセーク通り
パープルラインは大きく右へとカーブしてその上を高架で走ります。

すると間もなくバンヤイ市場駅に到着。



復路の列車からの車窓ですが、右手はこんな感じ。
駅前にBIG Cがあります。さらに後方のさっきのジャンクション角には
セントラルプラザ・ウエストゲートが見えています。

最上階にあったドラえもんコミック・ワールドは、
いつの間にか閉まっちゃったみたいですね。残念~!
(2017/1/4修正)

なおセントラルプラザ・ウエストゲートには駅から連絡橋が直結しています。
(2017/1/4修正)


そして次の、



終点クローン・バンパイ駅に到着!

所用時間32~3分といったところでした。

ホームから見た左側の景色は、



空地の向こうにいくつものムーバーンが地平線まで続いています。

ここから6kmほど北西へ行くと、2009年10月に探した
かの浅丘ルリ子さんもいたバンブアトーン収容所跡があります。
そのうちもう一回探しに行ってみようかな。
当時の給水タンクが残っているらしいんですよね。



右手に見える巨大な施設はパープルラインの車庫
あそこの運営も当初10年間は丸紅・東芝の事業体が担っているようですね。

とまあ、パープルラインはこんな感じでした。
さすがにBTSと比べると沿線の見どころは少ないですが、
でも都心とは違った楽しみ方ができそうですよね。

ちなみに私はクローンバンパイ駅で改札を出ずに、
折り返しの列車で戻ってバンソン駅で下車したのですが、
自動改札で引っかかって出られませんでした。

時間制限があるようで窓口の係員に「手数料42バーツが必要になります」
と手を合わせて謝られてしまいました。いえいえ、悪いのは私なんですから ^_^;)

また手数料という言い方が控えめで好感が持てました。
レシートには「penalty fee」(=罰金)としっかり印字されてましたが(笑)
タイの対人サービスの質も随分と向上したものですね。

長く書いてきましたが、旅のご参考になれば幸いです!


※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ
『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。

そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。
旅の参考になれば幸いです。


★★★お薦めの旅行用タイ語入門書です★★★

     ◇入門書◇
    
『らくらく話せる!タイ語レッスン』ナツメ社

     ◇単語集◇
    
『キクタン タイ語【入門編】』アルク





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最終更新日  2017/01/04 04:50:05 PM
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