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2007年10月17日
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カテゴリ:文学・芸術

表紙.jpg

「忙中閑画」は、私の父が1982年3月に発行した
水墨画の画集です。

父は、この画集のことを次のように説明しています。

「私は書家なのに画をかくことが好きで、暇々に画いたものを
まるで宝物のように箱に蓄めています。

私は仕事で遠くへ出向きます、旅のつど、いつも画仙紙の
小片と、矢立とを携えて、風物を画きとめてきました。

書家という仕事上、画も墨だけで画きます。一つにはとても
忙しいので彩色しておれませんし、第一、色をつける程の
ものでもありません。私の画は何しろ早や書きですが、
時にはあくびをしながらのんびり画くときもあります。

心しんみりと画くかと思うと、からからと笑い乍らのときも
あります。

即ち忙中閑画。

たとえ技は拙くとも、画は私のこころの雫でもあります。
ご覧頂いて些かでも心をお寄せ頂ければ幸いです。」

父は、画家になりたいという夢を持ちながらも
実生活のことを考えて、書家という道を選びました。
(と、私は理解しています。)

私は書の道を歩みませんでした。
長い紆余曲折の果てに、ようやく
心理学という人間存在のあり方を見つめる学問と
セラピストとしての臨床現場が
自分の進む道だと確信しました。

今年84歳になった父は、現在も元気に
たくさんの方々の師として働きつづけています。

この画集には、様々な画とともに
父の生き方が記されています。

その一つひとつを皆さんに紹介しながら
私の父に対する想いも伝えて行きたいと思っています。

表紙の絵.jpg

表紙の画 「花」です。

 「あたたかい美しさ
  つめたい美しさ

   見る人によってどのようにも見える

   この美しさは、決して人間のためだけではあるまい。
 

  花はほんとうに美しい。   1981.5.11 」

 

  5月に画かれた、この一輪挿しの花は
  なんの花だろう。椿だろうか。

  花は人間に美しく思われたいから咲くのではない。
  ただ花としての生命をまっとうしているだけだ。

  だからこそ、人は時にその美しさにこころを奪われ
  いのちのちからに打たれるのだろう。

  父の言う
  「あたたかい美しさ、つめたい美しさ」とは、
  そして「花はほんとうに美しい」とため息にも、歓喜にもとれる
  この言葉の向こうには、どんな心象風景があるのだろうか。

  中国戦線で、戦争を体験した父、
  脊椎カリエスで長期闘病をした父
  母と恋愛して結婚した父
  キリスト教と出会い、深い信仰を持っている父
  4人の息子の父
  書道界で活躍し、たくさんのお弟子さんに囲まれている父

  そして、私の知らない父

  そんな父と画を通じて会話してみたい。
  






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最終更新日  2007年10月18日 00時39分48秒
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感動です   junkoさん さん
私も子供の頃、豆子先生にお習字を教えていただいておりました。今もお元気にご活躍のお姿を拝見してとても嬉しく思います。
先生が26年も前に書かれたという事に感銘を受けました。「癒し」の言葉や音楽や空間等を求められる今の時代にとても調和していると、本当に驚きです。
やはり、その道を極める方は、静かに心と向き合い、「気」を自然に表現されるのだと、とても感動しました。きっとその精神や考え方は、ひさし先生や、ほかのご兄弟方にも受け継がれていらっしゃる事と思います。機会がありましたらぜひ他の作品もご紹介してください。楽しみにしております
(2007年10月18日 10時03分05秒)

Re:感動です(10/17)   豆子 ひさし さん
junkoさんさん

温かいコメントありがとうございます。
とても嬉しいです。
画集の画をカメラで写すのが
なかなか難しくて、
作品の迫力や繊細さを
損なってしまっているようで気になっています。

でも、めげずに続けていきます。

(2007年10月19日 17時56分05秒)


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