ミラノのカトリック大学のそばにあるのが、ミラノの守護聖人、聖アンブロージョが眠る、サンタンブロージョ教会。
アンブロージョ自らが発見したという殉教者の遺体を祀るために建てられた教会は後に、アンブロージョ本人の死後、その名をとった教会となりました。西暦394年に亡くなったという聖アンブロージョのご遺体は、二人の殉教者にはさまれるようにして、地下のクリプトに安置されています。
ミラノの大聖堂や、ほかの教会よりもずっとシンプルな聖アンブロージョ教会は内部も静かで落ち着いた雰囲気。そんな中、写真中央の黄金の祭壇だけが煌々とした輝きを静かに放っています。祭壇の奥に、半分地下に埋まるようにアーチが見えていますが、あの下に、サンタンブロージョのご遺体が安置されているクリプトがあります。
今からおよそ1600年前に世を去ったアンブロージョのご遺体は、赤と金色の豪華な法衣をまとって横たわっていました。両脇にぴったりと寄り添うように殉教者のご遺体があり、3体ともにほとんど白骨化しているのに、見ている方にはなぜか、おだやかな、微笑んでいるかのような「表情」が伝わってくるようです。
ミラノ大好きな私だから。。。かもネ