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テーマ:ヨーロッパ旅行(4186)
カテゴリ:UMBRIA ~自然と調和する町~
アッシジの隣町、スペッロの路地にて。 古い建物の間の石畳ってなんか風情がありますよね~ 実は、アッシジの町では、もうほとんどがアスファルト舗装の道になっていました。 これはもちろん、地震で被災したアッシジの復興の証でもあるわけなんですが、こうしていまだに昔ながらの小道を歩くと、かつてのアッシジもこうだったんだろうなぁ~。。などと感慨にふけってしまいます。 先日アッシジの風景をアップしたさいに、UMIUさんのコメントで、アッシジのサン・フランチェスコを描いた映画「ブラザー・サン、シスター・ムーン」のことを知り、早速DVDを入手して見たんです 聖フランチェスコが生きた中世イタリアの風景はまさにこの写真のような石畳の小道と、どこまでもつづくウンブリアの自然が美しい映像世界でした ストーリー的にはかなり象徴的な作品で、その分見る側のイメージや宗教観といったもので随分見え方も変ってくると思いましたが、華やかな俗世を捨てて修道の道に入ったフランチェスコがぼろをまとい、裸足でこの石畳の道を踏みしめて歩く姿には自然と胸を打たれます。 坂の多いウンブリアの城塞都市では、雨が降ると石畳の溝を雨水が伝い流れ、くぼみには水溜りができます。そんな石畳を踏みしめるフランチェスコの足は汚れて真っ黒になっているのに、彼と弟子たちの表情が対照的なまでに明るく晴れやかだったのが印象的でした。 やっぱり今のクルマ社会を考えれば、石畳よりもアスファルトのほうが断然便利だし、修理も簡単ですよね。 実際に、アッシジや去年のラクイラのように、災害が起こったときにもめくれた石畳の残骸がそのまま瓦礫になってしまうよりも、アスファルトのほうがいいのかもしれません。 でもやっぱり、石畳のこのぬくもり、捨てがたいんですよね~~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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