|
カテゴリ:Viaggio ~旅
さて、そろそろ夕刻。・・・とはいえまだ日没には時間がありそうだったので、関門海峡を15分ほどで遊覧できるというクルーズ船に乗ってみることにしました 小さいボートみたいな遊覧船ですが、私を含めて乗客はわずか3人 これじゃあ採算があわないんじゃないかしら、なんて心配をしましたが、船は勢いよく門司港のドックを飛び出して関門海峡へ。 あっというまに、門司港が遠くなってゆく~~。 陸から眺める関門海峡は、対岸の下関が手に取るように近くて、穏やかな海なのかと思いきや、実際に船で乗り出してみると、海流が速くて揺れる揺れる。。 私のほかに乗って来た女の子2人も「やばい、酔う~~!」なんて悲鳴をあげるほど。 一応遊覧船ということで、船を操縦しているお兄さんがマイクで案内してくれてるんだけど、船は揺れるし、私たちは船内ではなくて、船尾のデッキにいたのでよく聞き取れなくて。。。(苦笑) でも、やっぱり潮の流れについてはなにやら語ってたんですよね。。たしか、1日に何回か流れが変わってしまう、珍しい海峡なんだって。 しかも国際航路でしょ、ときどき大きな貨物船が横を走ってゆくと、余計に揺れるんですよ~~ さすがの私も、船酔いするかも、なんて心配になってしまいました。 門司港と対岸の下関とを結ぶ関門橋も、近くで見れてなかなかの迫力☆ 下関側の橋脚のした辺りが壇ノ浦。 小学生の頃、壇ノ浦の合戦について本を読んで、幼い安徳天皇が二位の尼に抱かれて「波の下にも都があります」と、入水する場面に子供ゴコロにやるせなさを感じたものでしたが、その場所がここだということになんだか不思議な感慨を覚えてしまいました。 壇ノ浦の合戦も、そういえば途中で潮の流れが変わったことにより源氏方が優勢になり、勝利を収めたんでしたっけ。 写真でみると静かに見えますが、このときもほんとに揺れに揺れていて、こんな海の上で八艘飛びしちゃった義経サンってタダモノじゃないな、って思ってしまった私なのです。。。 揺れる船の上から撮った対岸の下関の町。 画像のもっと右側のほうに、安徳天皇をまつった赤間神社があります。 安徳天皇は合戦の翌日、漁師の網にかかって引き上げられ、神社の裏手に葬られたとか。 また、神社境内には平家一門の墓もあり、あの「耳なし芳一」の舞台になったトコロなんですって。。。 ・・・下関にも行ってみたくなっちゃいますネ。 海と焼きカレーが目当てで出向いた関門海峡ですが、歴史の舞台となった場所が沢山あって、改めて惹かれてしまったのであります。 そして、ちょうど海峡の真ん中辺りに見えてくるのが、宮本武蔵と佐々木小次郎決闘の舞台となった、巌流島 ちょっとわかりにくいんですが、 正面の陸地に、ろうそくみたいにふたつ並んでる灯台があるのですが、あの灯台の手前に、平べったい島があるんです。ソコが巌流島なんですって。 クルーズ船のお兄さんは、別料金で巌流島上陸ツアーもあります、って宣伝してたけど。。。 15分のクルーズはあっという間に終わり、私たちは門司港へ引き返します。 見所沢山ありすぎてびっくりのクルーズでしたが、めっちゃくちゃ揺れるので、15分がいいところだわね、とは私たちたった3人の乗客の弁 でも、いい勉強になったわ~~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[Viaggio ~旅] カテゴリの最新記事
|