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テーマ:野の花(1020)
カテゴリ:植物
ナニワズの花。学名のダフネのように、太陽を避けるかのように湿った日陰に ひっそりと咲く。ピアニストE.フィッシャーが、著作のなかで、水というものは それが形作っていたものの形を記憶していて、結晶となったときにそれは、 しばしば、その記憶を再現してみせる・・・と書いていたけれど、全くそれは 音楽的解釈の領域のことであって、科学的な目で見た自然現象ではない。 現に私は、何年もの間、窓に凍りつく氷を観察したがそういう形になったのを 見たことがない、水が記憶するという植物には、確か薔薇とか貝母、 そしてこのナニワズが入っていたと記憶するがそういう風に見えないのは、 もしかしてどころでなく私が音楽的感受性に乏しいからなのかもしれない。 早春のナニワズはジンチョウゲ科、オニシバリとかナツボウズとも呼ばれ、 夏には幹だけになって赤い実がついているのが「坊主」の由来で、 ナニワズとはオニシバリに対する長野県の方言だといわれている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月10日 22時46分02秒
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