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2020.11.12
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カテゴリ:金融と投資

 驚くべき株高、である。アメリカ大統領選挙がぶじ終わり、バイデン氏が当選をほぼ決めると、怒濤の株高が、アメリカと日本で起こった。

​◎大統領選後のあく抜けとファイザー社のワクチンを歓迎​
 当選を決めたバイデン氏は、必ずしも株式市場に優しくはない。企業増税と株式売却益への増税を掲げていた。当初はバイデン氏の当選で、市場は嫌気するかと思われたが、あく抜けしたように株高で応えた。
 市場はまことにドライである。この株高で、トランプ離れを顕現した。
 また9日には、アメリカのファイザー社が治験中の武漢肺炎のワクチンが途中経過ながら9割の有効性が見られると発表したことも、さらに追い風になった(写真)。



 これまで欧米で第3波流行中の武漢肺炎が、どこまで広がるか分からず、市場は景気回復に悲観的だったが、ともかく曙光が見えたことを好感した。マーケットはそれが有効か否かの確証を求めず、希望があれば理想買いする。それが、アメリカ初め、世界の株式市場の反応であった。

​◎JAL、ANAなどが大幅高​
 東京市場では、先週の月曜日から株が騰がり、昨日まで驚異の7連騰である(昨年10月以来)。
 そして昨日、ついに終値で2万5000円を回復した(前日比444.01円高の2万5349.60円=写真)。これまで何度も2万5000円を試しながら、必ず手前で跳ね返された「壁」である。



 バブル崩壊後の1991年に付けていた2万5000円を突破したことは、マーケットが節目を抜け、雰囲気の変わったことを意味する。
 ただ7連騰の過程の1昨日は、市場がそれまでと180度異なる物色を行った。それまでのIT銘柄が売られて総崩れとなり、逆に見向きもされていなかった航空、陸運、デパート、重厚長大産業などが買われた。例えば21年3月期巨額赤字のJALは市場1部で4位、21.2%の、同じくJALを上回る巨額赤字のANAは同9位の18.0%の値上がりであった。
 しかしそれも昨日の前場まで。1日を通じて終わってみると、JALもANAも反落し、IT銘柄も微反発した。​


​◎年内2万6000円の期待​
 株価の値上がり以上に、市場の雰囲気は一変している。ひょっとすると、3月の暴落時は誰1人として予見しなかった年内2万6000円も夢ではなくなった。まさに「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち(ジョン・テンプルトン)」である。
 悲惨を極めるのは、アメリカ大統領選の混乱を予想し、売りに賭けた「売り方」である。彼らは、日経平均株価の倍に動く「日経レバレッジ指数ETF」の売りを積み上げていた。日経平均株価が1000円上がれば倍の2000円上昇する。暴騰以前から2000円以上も騰がっているので、売りを建てていれば4000円以上の損失になる。
 空売りとは、暴落時に大きな利益を得られるが、暴騰時には時には回復不能の損失を被る。
 マーケットの恐ろしさ、である。

昨年の今日の日記:「南米でまた強権・左派ポピュリスト政権が退陣、不正選挙のモラレス『大統領』は辞任し、亡命へ;香港で警官が無警告で若者に発砲の暴虐」






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Last updated  2020.11.12 05:47:27



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