テーマ:自己実現を考える(108)
カテゴリ:今日の思い
今ね、ボランティアに行っていて、面白いことがある。
僕に、色々分かりやすく教えてくれる人と、僕に、命令口調で言ってくる人がいる。 僕は、不思議でならない。 大したことをやっているわけではない。 毎日決まったことを、繰り返しているだけである。 それより、利用者と呼ばれる、クライアントの一人一人の心の中を、 感じて、理解しているのだろうかと思う。 僕は、一人一人の心の中を感じようと思っている。 例えば、お風呂に入れようと誘導しても、言うことを聞かない人がいる。 彼は、男である、だから、女性が行かないとダダをこねるのである。 みんな知っているが、どうにもならない。 それは多分、彼が家で粗末に扱われているからであろう、と思う。 職員でも、僕に命令口調で言う女性は、きっと、 家族からも、職員同士からも、うと回れていることを知らないのだろう。 いわゆる、仕切り屋である。 僕は思う、人生面白くないだろうにと。 小さな人間は、自分を強い立場におきたいものである。 普通の人間は、普通にいるだけである。 僕は、心の鏡になるだけであるから、僕を見る目がその人の心である。 認知症のクライアントが僕に心を向けて笑顔でいるとき、それを、理解するのは、 それを見ている、家族やケアをしている人たちだろう。 僕が、介護援助をした人たちは、一回で心を開いてくれる。 それは、僕が何時でも、無の状態で心から接しているからだ。 老化は、誰にでも訪れるものであるが、 ある日突然、倒れて、半身不随になる、その多くは、体のたて半分が多い。 全身的に来る人もいる。 足腰が弱って歩くことが、苦痛になってしまう人もいる。 意識が無いのかと思っていた人が、実は、そうではなく、体全体の動きが、 鈍くなっている人だった。 本当に、わが子を扱うようにしているから、僕の気持ちが相手に通じのだろうと思う。 何故なら、相手の気持ちが手に取るように感じられるからだ。 そんな時、母もこのようにして、介護されているのだろうと思うと、 感謝の気持ちがおのずと出てくると言うものである。 つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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いわゆる、仕切り屋である。
僕は思う、人生面白くないだろうにと。 小さな人間は、自分を強い立場におきたいものである。 普通の人間は、普通にいるだけである。 ----------------- おっしゃるとうりですね。 そして、子供の時期に親から虐待されていると いうような事例も多いと思います。 (November 6, 2006 11:41:40 PM) |
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