カテゴリ:7月の誕生花
晩春から初夏に、すらりと伸びた茎頂につけた3枚の先のとがった大きな菱形の葉のつけ根から出した花柄に、褐紫色や緑の3弁の花が横向きに1輪、咲きます。 7月24日の誕生花は、雪解けのあとの林床に咲く趣のある山野草、エンレイソウ(延齢草)。 花の名は、漢名の延齢草根からで、中国で乾燥した根茎を胃腸薬などに用いていたことによります。 エンレイソウは花弁がなく紫褐色や緑色の3枚の萼(がく)片だけですが、ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)やオオバナノエンレイソウ(大花の延齢草)には3枚の白い花弁があります。 エンレイソウの属名Trilliumは、ラテン語のtreis(3)で、葉や花弁などの数が3つであることからつけられています。
花言葉「奥ゆかしい美しさ」は、大きな3枚の葉の中心に咲く小さく飾り気のない花の姿につけられています。 花言葉「叡智」は、3枚の萼と6本のおしべと、柱頭が短く3つに裂けためしべで形成される花の姿が神秘的で気品のあることからきているのでしょうか。
初夏の尾瀬の樹林帯の遊歩道わきなどに、エンレイソウやミヤマエンレイソウが咲いていました。 エンレイソウは生育が遅く、タネが発芽してから開花するまでに10年ほどの年月が必要で、草としては寿命が長いそうです。 ユリ科エンレイソウ属、耐寒性多年草、原産地:東アジア、北アメリカ エンレイソウ(延齢草)の花言葉:奥ゆかしい美しさ、叡智、熱心。 エンレイソウ(延齢草)の誕生花:5月22日、5月28日、7月24日 流通時期:鉢花を春に見かけます。
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Last updated
2015.07.24 10:31:18
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