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人工股関節・灯里☆の日記

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2012年05月28日
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カテゴリ:その他

昨日の大藤の事について(小千谷の伝説、五十嵐秀太郎著より抜粋)

お杉、お松、お藤

昔、京都の東本願寺を塗り替える大工事がありました。国中の信者が工事の手伝いに出かけました。3人の娘がかいがいしく働いている姿は際立った美しさと疲れを知らない働きぶりで人々の目を引いていました。

「あなた方はどこから来られたのですか」「私たちは越後の時水と言う所から来ました」「お名前は?」「私は杉、この二人は妹で松と藤と申します」という事でした。工事は無事に終わりました。

東本願寺では3人の働きに感激して、3人姉妹への感謝状を時水村の庄屋へと届けました。庄屋は早速村中に問い合わせしましたが時水村から京都まで手伝いに行ったものはいません。その話が村中に広まると村の人たちは「そういえば、今年は勝覚寺の大松と大杉ははっぱがでんかったし、あの白藤の花もさかんかったざいのし」

「あの杉と松と藤が人の姿になって御本尊さんへ手伝いに行ったがんのし」「ほんとに不思議なこったのし」とうわさしあったと言う事です。藤は老木になりましたが初夏の頃になると美しく白い花を咲かせています。

私が幼少の頃父が聞かせてくれたトントン昔話の中にこの話が良く出てきました。おばさんが85歳の頃この話を聞かせたら両親が信心深くてこの話を良く聞かせてくれたそうです。内容はだいぶ違いますが同じ宗派のお寺なので離れた地でも語り継がれたのだと思います。

父の話は簡単に言うとーー行方不明になった3姉妹を父親が坊様になって托鉢に回り歌いながら訪ね歩いてとうとう遠いお寺で働いている娘たちに会うことが出来た。其処には子供たちと同じ名前の大きな木が3本あった。めでたし、めでたし。

この話をしてくれる時父は必ず歌います。そして一緒に歌ったものです。哀調を帯びた歌い方で子供ながらに涙が出たものです。弟に話したらやっぱり覚えていました。

(大杉やお藤、お松がいたならば、この鐘何とと叩こかなーチンコンカン)今思えば父が創作した歌だったかもしれません。でもおばさんに歌って聞かせたら懐かしいといっていましたのでどこから来たのかわかりません。私の実家は紫雲寺様ですのでこのお寺と交流があったようです。(弟に聞いたら小千谷から布教に来られた事があった)

今度藤を見ながら方丈さまに父から聞いた話を聞いてもらいたいと思っています。(歌も)






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最終更新日  2012年05月28日 10時10分44秒
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