テーマ:観劇(143)
カテゴリ:……か行
2020年2月15日 観劇(俳優座劇場) 2日続けての観劇。 またあの世界に浸るのかと思うだけでヒリヒリする… しかもこの日の席は、チケットには2列って書いてあるけど最前列。 あの感情のぶつけ合いを最前列で観るなんてキツい …と言いつつ、もちろん前日以上に見入ってました。 この舞台は演出が変わってたし、それを生かす役者さんたちの力も凄いと思った。 何よりも戯曲がすごいのかな? 最初にト書き(?)が読まれる。 舞台はケラー家のに裏庭で、人目を避けるようにポプラの木で囲まれてるとか… 最初のこれによって、その場所の想像できたし、後々も容易に想像できるというか見える気がした。 舞台前方に白いフレームがあり、そのフレーム内が舞台である裏庭 そしてフレーム外…舞台の両端には椅子が並べられ普通なら客席からは見えない舞台袖にいるはずのその場面では演じていない役者たちが座って、ジッと裏庭を見ている。 その役者たちの役柄はケラー家の近所の人たち。 ケラー夫妻が秘密にしていることは全部知っている。全部お見通し その事実をケラー夫妻が知ったときのシーンでは椅子から立ち上がり鋭い目つきで裏庭を見る・・・ この演出、このシーン、ゾッとした 幸せになるためにはどんなことをしてもいいわけではない。 登場人物のひとつひとつのセリフで壊れていく家族。 この家族は特別な存在ではなく、今のこの世の中でも起こり得ることなんぢゃないかと… お泊まり遠征で観劇するときは行った日のマチソワ、翌日のマチネを観て帰ることが多いんだけど、 この公演は1日1公演のみなのがちょっと残念 でも観劇してわかった。 役者さんたちの熱量が凄すぎて、1日2公演は無理だろうと… 観る方もキツいかと… 本当にすごい舞台でした。 観に行けて良かった そうそう最後に鳴り響く銃声 わかってたから前日はそのシーンが近づくと身構えてた…と思う。 この日は・・・おもっきりびっくりしてしまいました 身体がビクッと…後ろの人に見られてたら恥ずかしいぐらい あの時私はケラー家の近所の人になってたのかな… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.02.24 00:39:00
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