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カテゴリ:イタリア生活
昨日イタリアのスーパーの ![]() ![]() ちょっと考えてしまったのだが、 今日は、またこのスーパーでのお話。 このスーパーには、「Cassa Amica(カッサアミカ)」 直訳「お友達レジ」というのがある。 一体何かっていうと、「自分でお会計する、セルフサービスの レジ」のことである。 ド田舎に住んでいるもので、このスーパーがオープンして 店内にこんなハイカラなものがあると知ってから、 一度使ってみたいと思っていた。 これを使う条件としては、カートではなく、カゴ使用の場合のみ。 商品の数、15品まで。 支払いはカードでもキャッシュでもOK。 さて、ある日の朝のこと。 平日の丁度暇な時間帯だった。 レジも3つくらいしか開いてない。 でも列が出来ていた。 私が半分くらい一杯になっているカートから 商品をベルトコンベアーの上に乗せている時である。 後ろをウロウロしていた初老のおじ様が、突然言った。 ![]() ![]() 言い方がね、「すみませんけれど・・・」 という控えめな感じではなく、 「ほら、いいだろう?」という感じだった。 別に私は急いでいるわけでもなかったし、 場合によっては、先に通してあげる事も過去に何度かあった。 しかし今回は、この聞き方が感にさわったので、 私はこう言った。 「ほら、そこにセルフサービスのレジがあるでしょう、 誰もいないから行けば?」 ![]() そのおじ様、気弱そうに見えるこのアジア人が まさかそんな生意気なことを言うとは思わなかったのだろうか、 「あのレジか、あれを使えってか・・・・ ![]() とんでもない話だ、 ふぉっ、ふぉっ・・・・」 ↑ ここ意味不明 とまるで人を殺して来い、とでも言われたような恐ろしい 顔つきをして私を見た。 「そんなら、待ちな。」 とでも言うように 欧米人がよくやる、両手を広げて「困ったわね~~」 とでもいうようなジェスチャー、シュラッグをして、 私は何も言わず、しかし「ここは私が先よ。」 としっかり意思表示した。 おじ様はウロウロしたあげく、お店の人に招かれて 結局カッサアミカを利用したのを私は横目で見ていた。 ![]() カッサアミカはこんな感じ。 いつも誰かお店の人がいて、困っていると助けてくれる。 新しい物、慣れていない物に対する不信感は誰にでもあるだろう。 特に年配の方となると、その傾向が強いかもしれない。 私なら知りもしない他人に、順番を変わってくれと お情けを乞うより、この新テクノロジーの機械を試しに行った方が よっぽど気がラクだと思った。 さて、このカッサアミカ、過去に2度ほど使ってみたことがある。 バーコードを機械の前に通すのに慣れていなくて、 何度もやり直しになってしまった。 ちょっとアタフタしてしまった。 ![]() ![]() しかし紙幣で決済してもおつりを間違わないし、 レシートもしっかりくれるし、 長い列を待つよりは、この方が絶対いいなと思った。 ただカートでお買い物をする時は、品数が少なくても 通してくれないので、それが残念だ。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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