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テーマ:暮らしを楽しむ(384823)
カテゴリ:イタリア生活
イタリアに「Ticket Restaurant」というものがある。 何かというと、会社勤めをする人に 会社から ![]() ![]() ![]() これが金券だ!! 私の職場では、3年前から雇用者と組合との話し合いで お昼ごはんの手当てが出るようになった。 しかし、何とその金額、1ヶ月に20ユーロという、 スズメの涙とも言えない金額だった。(1日1ユーロ) 大きな企業ではないので社員食堂なんていう立派な物はない。 しかし、そのわずかな20ユーロを給料の中に組み込んでしまうと、 税金を払った後には跡形もなくなってしまうという懸念から 組合が金券にするようにと話をつけてくれたのだ。 さて3年前、20ユーロ分の金券を毎月お給料と一緒に もらう事になったのだが、使いずらくて困ってしまった。 何度も書くが、田舎に住んでいるのでこういう金券を 受け取ってくれるところが限られている。 ピッツェリア、バールを筆頭に、 ガストロノミア(個人で経営のデリカテッセン) やミニスーパーマーケットなどで金券が使えるということだ。 私たちはピッツェリアには行かない。 外食するなら、トラットリアとかアグリツリズモ専門である。 バールには夫がよくエスプレッソ ![]() ![]() しみったれた事が俺に出来るか!!」 ![]() と一喝される。 「第一、現金ならともかく、こういう金券になると ![]() ![]() という観念があるから、そういうのが気に入らない。」 とお説教までついた。 もちろんこの金券、有効期限があって毎年年末の有効期限のものをもらう。 というわけで、最初の年は10月になっても まだ60ユーロも残っていて、本当に冷や汗をかいた。 ![]() ![]() ガストロノミアに何度も通って、ちょっとおいしい物を 買ってみたりもした。 そして去年 ![]() ![]() 金券の金額がひと月40ユーロに跳ね上がった。 それと同時に、車で20kmの所にあるCOOPでも、 一回の買い物につき30ユーロまで金券が使えることになった。 ただし、食べ物の消費のみ。 雑誌や衣類にはこの金券は使えない。 去年の年末、社内でちょっと一騒動があった。 山に住んでいる同僚、Bruno(ブルーノ)という独身のおじさんが なんと100ユーロも金券が余っていて、期限が2週間と迫っているのだが、 ![]() ![]() というのである。 はっきり言って、呆れた。 と、ろ、い そして、5ユーロの金券を4ユーロで売ってくれるというなら まだしも、現金と交換なんて調子が良すぎる。 私だって、毎月20kmも離れたCOOPにわざわざ出かけて行って、 この金券を消費しているのだ。 私のように思った人もかなりいたようだが、 結局何人かがブルーノおじさんを助けてあげて、 無事100ユーロの金券を処理したようだ。 そして組合と雇用者の契約から、今年1月から毎月50ユーロ、 来年1月からは毎月60ユーロの金券の手当てが出る。 3年前に比べて、他の大型スーパーもこの金券を受け取るようになった。 なんとなく一安心である。 くやしいのは、私の行くおなじみのスーパー、 金券を受け取るそぶりも見せない。 ちょっとお高くとまっているのだ。 我が家の食材はほとんどここで買い物しているので、 このスーパーでも金券を受け取ってくれる日がくるのを望んでいる。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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