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2008年07月06日
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カテゴリ:欧州
司馬遼太郎さんの『街道をゆく』第22巻、「南蛮のみち I」に、山崎正和さんのご指摘として、次のような記述があった。

“ヨーロッパでは、昼と夜のあいだに夕方という時間帯があって、この時間を楽しむための文化がある。”

「夕方という時間帯」は、司馬さんの文章からは、人為的なものとして読めるのだが、そのように理解しようとすると、やや難しい。欧州に住む前だったら、自分には、山崎さんの言は理解できなかったことだろう。

社会生活のなかでの約束として設定された、終業時刻というものによって、昼が終わる。

夏の、遅い日没時刻、そして、その後にも残る空の蒼さという、高緯度地域に位置することからくる自然な結果とが、夜の開始を定めている。

これらの二つ、約束と自然とから出来上がったのが、「夕方という時間帯」なのだ。





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最終更新日  2008年07月06日 14時51分54秒
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