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ベラ・ダヴィドヴィッチによる、ショパンの作品集。

ブリリアント・クラシックスから発売されているのを知って、入手した。CD二枚組。バラード、即興曲、前奏曲とクラコヴィアクを収めたもの。

このかたの演奏は、二十数年前に、FMで一度聴いたことがあるのだが、正直に言えば、印象に残っていない。ピアニストの名前を覚えていても、演奏が記憶に無いというのは、つまり、自分が音楽をそのものとして聴いていないということの証左でもあろう。

力強さを備えていて、かつ、繊細。

ただし、好みという点から言えば、ピリスのほうが、いい。