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2011年01月30日
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カテゴリ:読んだ本のこと
松浦晋也 『増補 スペースシャトルの落日』 (ちくま文庫)

まずなによりも、綿密な調査と、それに基づく記述による、堅固な構成に感嘆した。技術の詳細、アメリカ国内の政治と経済の状況、さらに欧州と我が国での宇宙関連技術の開発状況までも網羅した、大変な力作。恥をしのんで言えば、僕は、弾道飛行と周回飛行とに要するエネルギーの差を、本書を読むまで、きちんと(数字で)理解していなかった。こうした、基本中の基本のことまでも触れてくれている。
ところで、スペースシャトル、昨年で終わりだった筈が、今年も打ち上げ。ほんとうの最後は、いったいいつなのだ?



佐藤正樹 『国鉄/JR列車編成の謎を解く』 (交通新聞社新書)

この本は、表題通りの内容の一冊であり、楽しんで読んだ。「表題通り」とは、がっかりしたという意味ではない。本書のような表題を持つ本の中には、「なぜ」には触れず、結局「どのように」に終始し、期待はずれ(約束違い)のものが多数あったので、今回もあまり期待をせずに読んだのであったが、この新書は、たしかに謎を解く記述をしてくれている。



コリン P.A.ジョーンズ 『手ごわい頭脳』 (新潮新書)

僕がこれまで(二十年以上前の北米での二年間の生活等を通じて)、なんとなく、そうだろうなと感じていたことを、はっきりと書いてくれているおかげで、読み終えて実に爽快であった。たとえば、次のような箇所だ。
「アメリカの法律制度は、政府に対する深い不信を前提としている」(p.62)
「人権を自ら主張する政府はどうしても怪しく感じる」(p.142)
「公権力は絶えず監督しなければならない」(p.155)





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最終更新日  2011年02月16日 09時05分45秒
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