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カテゴリ:読んだ本のこと
秀村欣二『ネロ』中公新書、1967年。
この本はこれまでに何度か読んでいる(最初は高校生になったばかりの時期だった)。既に複数の史書があり、さらに『クオ・ヴァディス』のようなフィクションがある場合には、後の人間が伝記を記すのは困難な作業だ。
筆者は、歴史学者として、先人の記述の性格を考慮しつつ、ネロの生涯を描いてくれている。ネロの母アグリッピナや、「哲人」セネカが、ずいぶん世俗的な人間として登場する。いくつもの場面を現在形で書いているのは、読者を退屈させないためなのだろう。
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最終更新日
2024年05月19日 19時18分53秒
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