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野村のレポートはかなり間違っている可能性が高いです。黒鉛電極は消耗品であり、黒鉛電極メーカーは過去に酷い赤字に苦しんだので、すぐに設備新設、増強をするつもりは無さそうです。
黒鉛電極の材料のニードルコークスの生産メーカーも増産するつもりが薄いようです。そうだとすると黒鉛電極の需要は、そう簡単には衰えず、価格も下がりそうもありません。 鉄スクラップを溶かす電気炉に使う黒鉛電極が値上がりしている理由は、中国で違法鋼材の排除が進み正規品の需要が高まっていること。したがって電炉の増産で電極の引き合いも強いこと。 中国から安い半製品(ビレット)が輸出されなくなり、ビレットから鋼材を造っていた東南アジアで鉄スクラップを使う製鉄所が増えたこと。 電極メーカーと電炉の交渉に基づく2018年の国際価格は、主要な取引が1トン8千~1万2千ドルと17年の3倍以上で決まりました。アジアや日本でも需要が高まりました。 電極大手の東海カーボンも14日、国内値上げを発表しています。2018年18年4月納入分から値上げします。新価格は日本で多く使う18~24インチ品が1トン90万円。日本では4月と10月に価格を改める場合が多いです。この値上げで価格は現在の2倍強になるとみられる。 ☆東海カーボンの2018年12月期の業績予想には、この値上げが織り込まれているので、4月8日の業績発表で日本カーボンのように増益修正が発表されるかどうかは、まだ分かりません。もし株価が上がらなければ、買ってみるのも良いかもしれないと考えだしました。ただ株価が上がりすぎたら、買いません。!!!!!! 黒鉛電極は消耗品のため、電炉が定期的に電極メーカーから買います。海外の電炉は1月からの1年契約が主流とのこと。2017年の国際価格は約2500ドルだった。東海カーボンの立花善治電極事業部長は「過去最高だった09年の価格を超えるのは間違いない」と取材で回答しているようです。 電極メーカーはここ数年の市況低迷で大赤字に陥って生産能力の削減を進めました。中国の電極メーカーも環境規制で生産を抑えています。 黒鉛電極の材料となるニードルコークスの製造も大手企業の寡占体制にあり、増産する気は薄いようです。だから簡単には増産できません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.04.30 09:43:04
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