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日経新聞の昨日の記事を一部引用させていただきます。
『最近の好業績の中小型株がブン投げられていたのは、ヘッジファンドの解約売りが出ていたのかもしれません。 『ヘッジファンドによる投資が多い銘柄の株価が軟調だ。昨年末と比べたヘッジファンド保有株の平均下落率は7%と、同2%の日経平均株価よりも下げがきつい。米中貿易摩擦問題などで相場全体が振らされる局面が多く、割安(バリュー)株など業績と株価の乖離(かいり)に着目して投資しても思ったように株価が反応しない銘柄が増えている。運用成績の低迷が資金流出につながり、さらなる保有株安を招く悪循環になりかねない。 21日の東京株式市場では日経平均が小幅高となるなか、コールセンター業務を手掛けるプレステージ・インターナショナルや印刷用インキのT&K TOKAなどが年初来安値を更新した。共通点はヘッジファンドによる投資が多いことだ。 ヘッジファンドの保有比率が高い銘柄は苦戦が目立つ。QUICK・ファクトセットはアクティビストやロング・ショートファンドなどをヘッジファンドに分類する。こうした投資家が5%以上株式を保有する119銘柄について、昨年末比の下落率をみると単純平均で7%だった。 ヘッジファンドの運用成績はさえない。米ヘッジファンド・リサーチ(HFR)によると、日本に特化したヘッジファンドの運用成績は今年1~7月にマイナス1・8%と、同期間の日経平均(マイナス0・9%)より悪い。ファンドごとに成績の違いはあるが「際立った好成績のファンドは見当たらない」とヘッジファンド調査を手掛ける大和ファンド・コンサルティングの中川晴取締役は話す。 特に目立つのが売り持ちと買い持ちを組み合わせるロング・ショート戦略の不振だ。成長期待の高い中小型株を買う一方、大型株を売る手法をとるファンドが多かった。だが、4~6月期決算をきっかけにそれまで買われてきた中小型株に利益確定の売りが殺到した。割安株を買って資本政策の改善などを求めるアクティビスト戦略も保有株の下落が目立つ。 ロング・ショートなど一部のファンドにはすでに解約の動きも出ているようだ。「東京オフィスで運用担当者がやめる例が出ている」と国内大手証券でヘッジファンドなどを顧客に持つ営業担当者は話す。HFRによると4~6月に日本を含むアジアに投資するヘッジファンドからは12億ドル(1300億円)の資金が流出した。 以下省略』 一番美味しい下落と考えたのがスターゼンの大暴落。 2018年3月期に過去最高利益を更新し、更に2019年3月期も連続で過去最高利益を更新する決算予想を発表しているスターゼンの株価が正に滝のように1500円も落ちました。 8月初旬は6000円以上していた株価が8月22日の昨日は4500円ですから、1500円の下落です。直近の高値は6月につけた6670円ですから、そこからの下落は2170円。下落率は32.5%です。 ヘッジファンドが解約が多くて売りまくっていたのだと気が付いて、買いました。 2019年3月期の通期一株利益予想は569.49円。3月末の一株純資産は5051.12円です。 PERは7.9倍。PBRは0.89倍です。配当と優待は3月に一度に出ますが、流石にこの暴落は買うべきだと判断しました。 スターゼンは生産肥育から食肉の処理加工、製造、販売に至るまでの事業を主に国内で行う内需主体の「食肉関連事業」の企業です。 スターゼンの株価のチャート。 https://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=3month&scode=8043&ba=1&n_cid=DSMMAA13 なぜ今期も過去最高益を更新すると考えているかというと、食肉か輸入牛肉、国産鶏肉が増勢。一部の和牛輸出も拡大しています。 マクドナルドのハンバーガーのパテを作って供給する企業で、マクドナルドの売り上げ回復で、加工食品も好調です。そこでハンバーグ新工場を建設中ですが、10月に完成するのでハンバーグの販売量が10月から増加するわけで、今期も利益が伸びることが見えているのに、この株価の急落を買わないのは勿体ないと判断しました。 スターゼンの2019年3月期の第1四半期の決算短信。 http://pdf.irpocket.com/C8043/y7if/wTS6/gQZw.pdf お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.23 05:27:24
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