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カテゴリ:独り言
まるちゃんの事をブログに書くと「是非、逢いたい」と言う方が多くて・・・好評につきまたまた入院秘話を。
まるちゃんが手術をした。翌日は私の番。 元気に手を振って手術室へと向かうまるちゃん。 「鍋、かけとけよ!」と・・・。 (外科病棟は悪い臓器をとる為、何故か食べ物にたとえるのです。) ちなみに私の時はホルモン鍋だったようです。 二人順番に手術を終えICUから自分の病室へ。 話しはここからだ。 「おい、屁、出たか?」 「出ませんよ。まだ二日だよ~」 「屁さえでりゃぁ、こっちのもんだ。出れ!屁!」 「そんなにいきまないで、自然にまかせましょうよ」 「随分、上品だなや・・・」 迎えのベットの人が手術後四日目で「ぷっ」 まるちゃん、すかさず「やりましたねっ、奥様」 笑わすな・・・御願い。お腹の傷が痛いから・・・。 「おめぇ、上品ぶってねぇで、屁こきたくなったらよ、するんだぞ」 「わかってる」 「外科病棟は屁をこいて当たり前なんだからな」 それからというもの「おなら」の大合唱。 あっちでも、こっちでも「ぷっ」「ぷっ」「ぷ~っぷ」 みんなで笑う。おめぇのは長いだの、もっとハッキリした屁をこけだの・・・。臭い付きは罰金と決まった(笑) 夜、主人が来た。 嫌な予感・・・的中。 「こいつ、すまして屁・・・こくこく。だんなさん、聞いた事ある?」 「・・・・・・・」 「やっぱり、こいつはすましてるだけあって今まで、こっそり屁こいてたんだなぁ」 「・・・・・まるちゃん。おならが出ないと大変だから・・・」 「あ~っあ、かばう?やっぱりなぁ、昼間どんだけ屁こいてるか聞かせてやりてぇなぁ」 数日後、ニコニコしながら病室へ戻って来た。 (いつもフラフラと出かけて行っては情報収集してくるまるちゃん) 手に何か持っている。 よくよく見るとお皿にのったカステラ。 「へっへっへ、おらぁのおやつの時間だぁ」 「どこから持って来たの?そのカステラ」 「隣」 「隣って?男の人の部屋じゃん」 「んだ。胃ガンで胃とったおじさんがいてよ、リハビリらしい」 と言いながら美味しそうに食べてるまるちゃん。 「リハビリって?」 「胃がないからカステラでならすみてぇだ」 「なのに、まるちゃんが食べるの?」 「んだ。喰えねぇってよ、苦しそうに泣くからよ」 「・・・・・・」 「喰わねぇと看護婦に叱られるってよっ。かわいそうだべ」 あぁ、そいう事ね。 それからの数日間、まるちゃんはカステラを「お・や・つ」と言って食べていた。 まるちゃん曰く、助け合いだそうだ。 こんなまるちゃんと過ごした約三ヶ月間。 どんな時も前向きで明るく生きることを学んだ。 まるちゃんの話しはまた、明日。 blogランキング参加してます。 まぐまぐのメルマガ始めました↓ 「開運のヒントがつまっています」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.08 18:13:22
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