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カテゴリ:ナニワ接客道を極める!
このブログもやはり全国の方にご覧頂いているみたいで、その他の地域(多分東京とか)の方などからは「関西人って面白いですね。」
とのお声も頂いております。どうもありがとうございます。 しかし、こう見えても正直、関西人というのは結構、全国区や東京人相手になるとどうも弱いんですね。 毎年、全国でサーヴィスコンクールや、ソムリエコンクールなどが開催されています。最近ではソムリエ協会も地方の例会などで、盛んにコンクール挑戦を勧めたりしているのですが、いかんせん東京勢が強い。 もちろん、圧倒的な店鋪の多さや、情報量の違いがあるのですが、関西も含めて、なかなか地方になるとそういう部分に関しては弱そうです。 とあるサーヴィスマンのコンクールでの事。そのコンクールはフランス料理に携わるサ-ヴィスマンが対象のものなんですが、私も何度か挑戦致しました。 いくつか競技項目が細かく分けられており、筆記予選を通過した選手は、さらに様々な審査に挑み、そして順位が決まります。 デクパージュのテクニック、ワインのテイスティングなど、諸々レストランの業務に関わる審査があって、そのうちのひとつが「テーブル審査」です。 「テーブル審査」と呼ばれる項目は、審査員がお客様に扮して、レストランの営業に近い形でサーヴィステクニックなど審査されます。テーブルのセッティングから審査は始まり、セッティングの美しさ、用意したナイフ、フォークの数、当日提供される料理の把握など多項目に渡ります。 ミ・ザン・プラス(準備)が終わるといよいよお客様を迎えます。テーブルの着位置、お客様の上下関係も設定されていますので料理の供出順など間違えないよう注意しなければなりませんし、デクパージュ(客席での切り分け)などを行いながら、料理の進行も円滑に進めなければなりません。 前年、私はこの「テーブル審査」に臨んだ際、随分と舞い上がってしまい、結果は惨澹たるものでした。今年こそはと意気込んで、毎日寝る前にはイメージトレーニングを欠かさず、毎朝目覚めれば朝日に手を合わせ、いざ審査に臨みました。 「いらっしゃいませ。今年はですね、昨年失敗したんは、どうも関西弁のせいでアカンかったんとちゃうかなぁ、と思いまして、結構東京弁を練習してきたんですわぁ」 「キミ、関西だからってそんなに卑下しなくていいんだよ。審査には影響しないから頑張りなさい。」 うーん、なんて優しいお言葉……って、ちがいますってぇ~! そこは、 「ぜんぜんっ、関西弁治ってへんやん!」 ってツッコミ入れるトコですやん。またまた掴みで不発。 以降、積極策に出る事が出来ずその年もいまイチで終わってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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