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カテゴリ:ナニワ接客道を極める!
あらかじめ断っておきますが、ウチのお母チャンはまだ存命中です。
うかつなコトを話してしまうと、シバかれます。 私が子供の頃やたらとシバかれた記憶があるのです。私が長男ということもあって、やたらと期待を掛けられ、完璧を求める母でしたので何をやってもあまり誉められたことはありません。 大体、自分とお父ちゃんとの営みで生まれた我が子ですから、ふたりの能力を足して2で割った程度に考えるのが普通なのでしょう。お母チャンはそもそも、そういう意味では稀有な楽天家であったといえます。 お母チャンのその性格は、私が30いくつになろうとそのあたりは変わることは無かったのです。 私はこう見えても、一昨年度の「全国フランス料理・サーヴィスコンクール(仮称)」のファイナリストでした。今だから言えますが、一応、全国4位です。 年に1度行なわれるサーヴィスコンクール、全国からの受験者は例年約100人あまり。毎年チャレンジして、出場回数は6回を数えました。その前年度、ファイナルに進出。決勝進出者は5人でしたが、結果は5位。 今年こそは、と意気込んでの挑戦です。とは言っても、「優勝する!」なんてたいそれた事は申しません。もちろん、優勝賞品の「フランスへの航空券」も欲しいし、「サーヴィス用包丁6本セット」も欲しい。 …しかし、何よりも欲しかったのは「トロフィー」でした。 「トロフィー」、心くすぐる響きです。 何よりも、成果が形になるのがいいじゃないですか。持って帰れれば、玄関の人目に付く場所に置いておけるよう、金魚鉢も何気に動かしておいていたのです、、、 しかし、、、結果は4位。3位以内の入賞までしかトロフィーはありません。 思えば、お母チャンに見せつけてやりたかったのです。ドラ息子はドラ息子でもタダのドラ息子では無かった事を。 ♪ちゃらららっちゃら~ん ボク ドラ…むすこ~ (声;大山のぶよ) などと、自分を慰めている場合ではありません。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 29, 2006 01:12:40 PM
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