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カテゴリ:ナニワ接客道を極める!
そもそも、母の病気が発覚したのは昨年の春のことです。
60歳の還暦を向えたばかりの母は急激に体重が減り始め、続いて腹部に違和感。そして腹水が溜まってきました。 やせ始めた当初はこれも毎夜のウォーキングの効果があったのかと喜んだお母チャンでしたが、あまりにも急激すぎたため少々不安にもなり、病院で検査をすることに、、、 検査の日から3日後、結果を告知するため、私と父と母の3人は処置室へ通されました。X線写真を前に説明を始める医師。 「こちらが肝臓部分の画像です。」 輪切りに見える肝臓の一部には黒い影があります。昔どこかのテレビで見たような写真でした。 「先生、これがもしガンやったとしてこの部分だけを取り除くのは可能やないんですか。」 「肝臓部分だけはそうなんですが、、、」 医師は話を続けます。 「こちらが腹部の縦方向からの断面です。」 改めて見せられた一枚を見て愕然としました。 胸の位置から下腹部に至る広い範囲にいくつもの斑点が見られます。 黒い斑点がいくつも、、、巨人の桑田投手の顔のホクロを基準に100クワタという単位とすると、ざっと95クワタはあります。 「腹水を採取した中からは悪性種用の細胞は見つかりませんでした、、、開腹による手術でないと明らかなことはいえませんが、、、もしかなり症状が進んでいるとすればかなり末期です。」 医師の言葉も重々しい口調で響いてきます。 それからいくつかの説明を受けました。ガンは個人差が大きいこと。発症した内臓の器官によって治療法が違うこと。開腹手術を行なっても内臓を確認した時点で手術が不可能な可能性もあること、、、、 あらためて告知されました。検査結果はほぼ「クロ」です。レントゲン写真から見る腹部は明らかにガンの症状。しかも、写っている影がすべてガン細胞であれば、かなりの末期であること。。。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 19, 2006 09:20:17 AM
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