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牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

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2007年10月18日
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カテゴリ:映画
ここの映画感想文、いろんな意味でもう少しラフでもいいのかな…。


ヘアスプレー
(10/20~:ファボーレ東宝、高岡TOHOプレックス)

現実的にはまだまだ白人が中心だった1962年のボルチモアが舞台。
と、ここだけ理解しておけば、後はもう存分に楽しむだけ。
僕が生まれる前のアメリカだけど、ファッションや街並みなど、
当時のアメリカの風情がよく出ていたように思います。

主人公の女子高校生トレーシーは、
パッと見はチビデブですが、ダンスは上手いし、性格も明るいし、
肌の色に関係なく誰にでも分け隔てなく接する彼女に魅力を感じる人も多く、
憧れのテレビ番組に出演できることになるのですが…。

トレーシーの母親役がなんとジョン・トラボルタでメチャメチャBIGサイズ。
でも、あれだけ特殊な体型をしているのに、やっぱり踊りは上手いんです。
ミシェル・ファイファーやクリストファー・ウォーケンの演じた役は、
僕の中にはイメージがなくて面白かったし、
ブラック・デーのMC役クイーン・ラティファの歌声は最高でしたきらきら

他人と違うことは(個性なんだから)素晴らしいということや、
愛をもって接することの素晴らしさを謳ってはいるのですが、
そんなことよりも、ナチュラルに心を開いて楽しんでしまえば、
幸せな気分で劇場を出られることを約束します。


エクスマキナ
(10/20~:ファボーレ東宝、高岡TOHOプレックス)

これはあくまで好き嫌いの世界ですが、CGアニメの無機質感が僕にはどうも。
表情が薄っぺらくて、声優のテンションに合ってないように思うんです。
アニメにはアニメとしてのリアリズムがあるんじゃないでしょうか。

これは『アップルシード』のときも感じたのですが、
人間であろうとサイボーグであろうとバイオロイドであろうと、
愛がなければ生きられないんです。この話はここに尽きます。

そして、軍事力で作り出した平和は真の平和とは言わないということ。
これは僕の勝手な解釈というか、日頃から思っていることなんですがね。

過去の素晴らしいアニメ作品を思わせるシーンもありますが、
そもそも、この手の話には手塚治虫さんの世界観が色濃く残っています。
だから、逆に漠然とした面白さを感じるのかもしれないのですが…。

※19日(金)追記
今日の『ハッスル宅配便』で大森華恵さんが言っていた通り、
細野晴臣さん監修の音楽は素晴らしいです。
YMOの頃から21世紀の音楽だったんだなぁと改めて感じられます。
映像世界がやっと追いついてきたのかもしれません。


インベージョン
(10/20~:ファボーレ東宝)

これ、ラジオでは全く触れてないのですが、20日公開の映画です。
水曜の夜に観たのです。来週(24日)の番組内でも機会があれば紹介します。

90分ちょっとで意外とよくまとまっているSFサスペンス。
いきなりスペースシャトルの着陸失敗事故から始まります。
こんなのよく許されたな…。ニュース番組としての映像の作り方がリアル。

その事故により、ウィルスのような宇宙生命体が人々の身体に感染。
感染して発症すると、人間としての感情がなくなってしまいます。
一夜にして親しかった人が別人になってしまう恐怖。

こういうのは設定が勝負で、僕がとても上手いなと思うのは、
感染しても眠らなければ発症しないという逃げ道を用意していたところ。
眠らなければって、メチャメチャ難しいんだけどね。
恋気(性欲)<食い気(食欲)<眠気(睡眠欲)でしょ。

そして大事なのは、この映画では
「人間の感情がなくなれば、争いごとも消え平和な世の中になる」
というような理屈が登場しているところ。果たしてそうなのか違うのか。

答は皆さんの心にあります。
でも、この映画を観て「ニコール・キッドマン綺麗やねぇ」
と思えないのは悲しいですよね。

しつこいようですが、軍事力で保たれている平和は真の平和ではなく、
逆に全人類が平和ボケすれば本当に平和になるとさえ思っています。
そういう意味では僕のツボにはまる映画でした。





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最終更新日  2007年10月19日 21時11分17秒
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