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牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

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映画

2013年06月10日
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カテゴリ:映画
『水のないプール』
(6/13:フォルツァ総曲輪)

昼は地下鉄の駅員、夜は口うるさい女房の相手と、単調で退屈な日々を送る中年男。
男はある日、息子が昆虫の標本作りで使う注射器を見てあることを思いついた。
大量のクロロホルムを購入、夜、若い女の住む部屋の窓からクロロホルムを吹き込み、
女を眠らせることに成功し、性犯罪をくり返すようになるのだが・・・。

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現在、フォルツァ総曲輪では、6周年記念として「若松孝二監督特集」を組んでいます。
『水のないプール』は1982年公開、内田裕也さん主演の映画で、
このあとの上映は6月13日(木)19:30~の1回を残すのみです。
当然ですが、基本的には『千年の愉楽』を中心にプログラムが組まれています。

『水のないプール』は実在した事件をベースにした物語です。
今でもこういう事件はありそうです。いや、今の方が多いかも・・・。
でも、実話そのまんまではなさそうで、展開と演出はいかにも映画です。

1982年は、まだ東京の地下鉄にも自動改札機がなかったんですね。
オープニング、駅員が切符切りのハサミをカチャカチャカチャカチャ鳴らしています。
内田裕也さん演じる駅員は、ただただ惰性で生きているかのような感じです。
なんか、こういう役が妙に似合うんですよね。

でも、それなりに正義感は持っていたようで、
ある雨の夜、2人の男に襲われていた若い女性じゅんを助けました。
この女性を元ピンクレディーのMIEさん(現:未唯mieさん)が演じています。
当時のMIEさん、さすがにカワイイです。いやいや、今も素敵ですけど・・・。

で、じゅんが呼ぶところの「駅員のおじさん」はストーカーになってしまうのですが、
じゅんは彼に対して好意を持っているので、特に嫌がることもなく、そして彼は・・・。
ここから犯罪者と被害者、男と女の複雑な心理が描かれていきます。
被害女性は被害女性で、あまりにも犯罪に足して無防備を感じさせるシーンが多く・・・。

「地下鉄のおじさん」は明らかに犯罪者ですから、彼に共感することはありません。
クロロホルムで相手を眠らせて・・・なんて、はっきり言って卑怯者ですからね。
ただ、共感することはないのですが、感情移入してしまっている自分がいるのも確かで、
それは「女性側も実は・・・」と思わせるような描き方をしているからかもしれません。

でも、これは男のエゴというか都合のいい解釈ですよ。
最初の、そして、一番多く被害にあうのは中村れい子さん演じる喫茶店のウェイトレスで、
なんと最終的に彼女は・・・。うーむ、そんなことってありますかね。

地下鉄のおじさんがじゅんに対して行動できないのは男の純情からで、
だからウェイトレスや他の女性を犯した・・・というのは甘えもいいところです。
ただ、そういうところにも感情移入できてしまう自分も甘いわけで・・・汗。

じゅんのルームメイトの女性もかなり謎めいてまして、
出会ったときの行動もそうだし、タイトルになっている「水のないプール」に必ずいます。
まぁ、女性は謎の多いほうが魅力的・・・なんていうのも、今の僕には負け惜しみですね。

この「水のないプール」をどう解釈するかは、この映画の鑑賞の楽しいところでしょう。
僕は「水のないプールじゃ泳げないだろう」をそのまま発展させれば良いかと思ってますが。

沢田研二さんや赤塚不二夫さんやタモリさんがちょっとした役で出ています。
公開から30年が経っていますが、なんだかんだで、今観ても斬新な作品です。
この先映画館で鑑賞できる日はやってこないかもしれないだけに、この機会に是非!

ある程度は話を知っていたので、ジンジャエールを飲みながら鑑賞しました。
作品中で飲まれていたものとは銘柄が違います。正直、僕には少し辛かったなぁ・・・汗。







最終更新日  2013年06月11日 07時52分55秒
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2013年06月07日
カテゴリ:映画
『箱入り息子の恋』
(6/8~:TOHOシネマズファボーレ富山)
公式サイト:http://www.hakoiri-movie.com/

市役所に勤める天雫(あまのしずく)健太郎は彼女いない歴35年(=年齢)の独身男。
内気で愛想もなく、ろくに金も使わず、自宅と職場を行き来するだけで、
楽しみはゲームとペットのカエルの世話ぐらいの毎日を過ごしている。

見かねた健太郎の両親は、親同士が婚活する「代理見合い」に参加し、
そこで知り合った今井家のひとり娘・奈穂子とお見合いするチャンスを掴んでくるが、
実はそれ以前に、ひょんなことから、健太郎は彼女に出会っていて・・・。

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実は奈穂子は目が不自由でした。
いきなりのシーンで、それをハッキリさせる脚本と演出が素晴らしいと思いました。

市井昌秀監督の作品は『無防備』でも『あの女はやめとけ』でもそうでしたが、
まず脚本の上手さを感じるんです。そして、演出も細かいところまで行き届いています。
今回も流して観てしまいそうなキャラクター設定が忘れた頃に生きてきたりしていました。
初のメジャー作品でも変わらず勝負なさっておられるな・・・という印象です。

奈穂子を演じるのは夏帆さん。もう25歳の女性の役をするようになったんだぁ。
でも、ピュアな雰囲気はいつまでも変わりません。
一方、健太郎を演じるのは星野源さん。ご病気から復帰後も大活躍ですね。
この星野さん演じる健太郎もピュアなんです。35歳だけどピュアなんです。

いやいや、ピュアに年齢は関係ないですよね。彼の気持ちもよく分かります。
でも、そんな僕が観ていても、二人の恋のやり取りは「どんだけピュアやねん!」って感じ。
市井監督のお話では「コメディーにしたつもりはなかった」そうですが、
微笑ましいやら可笑しいやらで、僕は素直に笑いました。他にも笑いどころが結構あります。

健太郎も奈穂子も恋によって、それぞれに成長していきます。
恋は人を成長させます。言い換えれば、人として成長する恋こそ本物なのかもしれません。
あのファーストキスのシーンは日本映画史に残るのでは。いや、残したい!

一方、天雫家と今井家の両親も重要なキャラクターです。特に天雫家。
考えてみれば、タイトルは『箱入り息子の恋』ですものね。
ある意味、健太郎の両親はもう一組の主役でもあるわけです。
健太郎の父を演じるのは平泉成さん。いろんな意味で「さすが!」でした。

あと、健太郎の上司役の古舘寛治さん。
私、あの方が登場すると、なぜか無条件にツボにきちゃうんです!
それと、健太郎の同僚の“ヤ◎◎ン”と噂されている女性。
噂の真偽はともかく、彼女は彼女で魅力的だよなぁと思ったりもするわけで・・・。

さぁいよいよ、明日(6/8)公開となりました。
市井昌秀監督が富山県出身だからとか、そういうことではなく、
この映画は本当に面白いので、たくさんの方にご覧頂きたいです。
で、映画館からの帰りには牛丼・・・。

TOHOシネマズファボーレ富山では、
6月16日(日)の12:50~の回の上映後に市井監督の舞台挨拶が予定されています。
私も進行役で参加させていただく予定です。








最終更新日  2013年06月07日 03時21分11秒
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2013年06月04日
カテゴリ:映画
『愛、アムール』
(上映中~6/14:フォルツァ総曲輪)
公式サイト:http://www.ai-movie.jp/

夫ジョルジュと妻アンヌは、パリの風格あるマンションに暮らす音楽家の老夫婦。
ある日、アンヌは病に冒され、手術も失敗して不自由な身体になってしまう。
医者嫌いの彼女が発した「二度と病院に戻さないで」との切なる願いを聞き入れ、
車椅子生活となった妻と、夫は自宅でともに暮らすことを決意するが・・・。

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戸惑いや悲しさはあるにしても、最初は「これはこれで」的な穏やかな介護生活なんです。
ですが、アンヌの障害は進み、徐々にいろんな事が難しくなっていきます。
介護される側だけでなく、する側も老人ですし・・・。

結末はともかく、老人の自宅介護の実態でいえば、こういうことって世界中でありそうです。
なので、会話も実に日常的というか、私が理解できていないだけかもしれませんが、
演劇的必然性にとらわれていない内容ものが結構あったように思います。
だからこそ、テーマ性のある台詞が際立っていたのではないかと・・・。

だから社会はこうあるべきだ!とか、あなたならどうするか?
みたいな問いかけは、映画自体がしていたようには感じませんでした。
感じなかったのですが、観ながら考えないわけにはいかないという・・・。
そこがこの映画の凄いところかもしれません。

娘がやって来て、現状を見て偉そうに言ってはいるけど、彼女は何をするでもなく、
遠くの親戚より近くの他人よろしく、老夫婦の買い物を手伝う近所の夫婦が、
「ジョルジュとアンヌのあり方を尊敬している」って言うんですが、
現実はそんな簡単なことじゃないので・・・。

アンヌ役のエマニュエル・リヴァは1927年生まれの85歳。
綺麗な歳の取り方をなさっています。なので中盤以降は余計に・・・ということになります。

ミヒャエル・ハネケ監督は前作『白いリボン』に続き、
2作品連続のカンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞になります。
確かにカンヌ的といえばカンヌ的・・・という感じはします。

昔のフランス映画らしい、いい意味での“だらんとした”長さがありました。
若い頃の僕なら退屈に感じたかもしれませんが、
ある時期から、こういうのも、いや、こういう雰囲気こそ楽しめるようになってきました。
映画が始まった瞬間にフィルム作品だと分かったのも嬉しかったし。

にしても、『くちづけ』の次にこれを観ることになるとは、
映画というのは観るタイミングに必然的なつながりを感じることが多いものです。








最終更新日  2013年06月04日 04時57分29秒
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2013年05月28日
カテゴリ:映画
『くちづけ』
(5/25~:TOHOシネマズファボーレ富山)
公式サイト:http://www.kuchizuke-movie.com/

かつて『長万部くん』というヒット作を飛ばした漫画家の愛情いっぽんが、
30歳になる知的障害のある娘マコを連れて、埼玉県北にある「ひまわり荘」にやってきた。
「ひまわり荘」は知的障害者が集団で暮らすグループホーム。
マコはそこで出会った男性うーやんに結婚を申し込まれ、マコもそれを承諾したが・・・。

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うーやんを演じる宅間孝行さんが主宰していた劇団「東京セレソンデラックス」の舞台を、
堤幸彦監督が映画化しました。映画ですが、演劇的な部分がたくさんありました。
まず、物語は「ひまわり荘」の中だけで展開していきます。
あと、ハッキリとは分かりませんが、ワンカットを長く撮っていたのではないでしょうか。

宅間さんは舞台と同じ役を演じているので、当然といえば当然ですが、
愛情いっぽん先生役の竹中直人さんや、マコ役の貫地谷しほりさん、
その他のキャストの皆さんも、どこか演技が演劇的で、特に導入部はそうでした。
そして、カメラアングルも演劇的であることを多分に意識していたように思います。

この撮り方は必然的に俳優の技量が問われるはずですが、皆さん素晴らしかったです。
そうですね、話題先行的なキャスティングをされた人がいませんものね。
特に貫地谷さん演じるマコの優しい雰囲気の出し方は素敵でした。

ただ、映画らしさを感じるシーンもあったのですが、
全体的に少し「演劇的」に拘りすぎていたかな・・・という印象も受けました。
映画と演劇って、台詞や動きやテンションや演出におけるリアリズムが違うんですよね。
でも、それでも僕は、こういうタイプの映画、好きですよ。

さて、物語はおおまかに言ってしまうと「とても悲しい話」でした。
でも、余韻はそんなに悲劇じゃない。そこがこの映画の魅力です。
ホノボノとしたおかしさも随所に散りばめられています。
個性的な入居者たちの行動や言葉に素直に笑いました。

物事を表面的に捉えている人は「知的障害者の行動で笑うなんて不謹慎だ」
と、不快に思われるかもしれませんが、僕はそうじゃないと思うんです。
障害のある人とない人が一緒に暮らすというのは、こういうことなんじゃないですかね。

とはいえ、現実は厳しいし、実際には簡単には理解されない世界です。
僕だって、分かったようなこと言ってますが、実は何も分かってません。
無理解による偏見を全く持っていないといえば嘘になります。

その点で一番共感したのは、大酒飲みで口の悪いスタッフの袴田さんの台詞でした。
最初は「この人、ちょっと感じ悪いな・・・」とも思ったのですが・・・。
これは観る人の置かれている環境によって違ってくるのかもしれません。

一方、愛情いっぽんの最後の行動は、理解できるけど納得はできないわけで・・・。
だんだんと自分の身体が弱っていく中で、知的障害のある娘を抱えた父親の不安と苦悩。
それは当事者でなければ分からないことなのかもしれませんが、
それでも、他にも方法があったんじゃないかな・・・と思ったりもするわけです。

なんだかんだで、僕が感情移入していたのはいっぽん先生でした。
共感したのは袴田さん、感情移入したのはいっぽん先生ということです。








最終更新日  2013年05月28日 17時37分45秒
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2013年05月27日
カテゴリ:映画
聖☆おにいさん
(5/10~:TOHOシネマズファボーレ富山、TOHOシネマズ高岡)
公式サイト:http://www.saint023.com/

ダジャレやお笑いをこよなく愛し、新らしもの好きで浪費家のイエスと、
自分に厳しく、シルクスクリーンでTシャツに印刷するのが好きな倹約家のブッダ。
世紀末を無事に越えた2人は、東京・立川のアパートをシェアして、
日本の四季を堪能しながら、下界でのバカンスをエンジョイしていた・・・。

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2人は自分たちの正体を隠している(言っても誰が信じるのだろう・・・?)のだけど、
思わず発揮してしまう神&仏パワーに、ほのぼのとしたおかしさを楽しむタイプの映画です。

こういう、キャラクターを生かした笑いは好きなんですけど、
原作コミックは1ページも読んだことがなくて、
物語は解りましたが、いろいろ知っていた方がもっと楽しかったのかな・・・?
「理髪店馬場」とか、探せば細かいギャグももっと見つけられたような気もします。

四季折々の中での短編を繋いで長編にしている構成です。
「遊園地」や「クリスマス」の話は面白かったです。
ただ、ギャグより“緩さ”に重点を置いているので、その心地良さはありますが、
僕の中では、ずっと観ていてちょっと変な疲れみたいなも感じました。

2人の煩悩を生かした話がもう少しあっても良かったように思います。
考えてみれば、修行とは簡単に言えば煩悩の抑圧という側面もあるわけで、
イエスもブッダも今まで頑張ってきたんだから、逆に反動もありますよね。

イエス役の森山來来さんとブッダ役の星野源さんの雰囲気が素敵でした。
特に森山さんは上手さが半端ないというか、知らずに観たら誰だか分からなかったかも。

ということで、今日の感想はいつもより短めで。
いや、本当はいつもこのくらいの長さでまとめてしまいたいのです・・・汗。








最終更新日  2013年05月27日 09時51分33秒
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2013年05月20日
カテゴリ:映画
『偽りなき者』
(上映中~5/24:フォルツァ総曲輪)
公式サイト:http://itsuwarinaki-movie.com/

デンマークの田舎町。
教師として勤めていた小学校が閉校し、離婚して独りで暮らしていたルーカスは、
幼稚園教師として再出発し、仲間にも囲まれて穏やかな日々を取り戻し始めていたが、
親友テオの娘クララの作り話が元で、性的虐待をした変質者の烙印を押されてしまう。
無実を証明する手立てもなく、ルーカスは町の人々に酷い扱いを受けることに・・・。

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クララは優しいルーカスに好意を持っていたけど、
ルーカスは杓子定規に接するところもあって、クララは拗ねて嘘ついちゃったんですね。
これだけだったら「たわいのない少女の行動」というだけなのですが、
「たわいのない嘘」というには、嘘の内容が洒落になっていませんでした。

でも、これを大問題にしてしまった一番の責任者は幼稚園の園長先生です。
あの対応はおかしいです。問題があると思います。全く思慮と配慮が足りませんでした。
また、ルーカス自身も園長に尋ねられたとき、はっきりと否定するべきでした。
最初の話し合いで不明瞭な表現を使ったことが後に悲劇を生みます。

そもそも、「子供は嘘をつかないものだ」という固定観念がおかしいです。
まぁ、“あれ”は嘘とは思えない嘘だったのかもしれませんが・・・。
僕は冤罪であると認識した上で観ているので、
園長先生の対応や、その後の町の人たちの態度に怒りを覚えてしまいました。

でも、こういうことって身近にあります。よくあります。
園長先生みたいな大人も、スーパーの店員みたいな大人もたくさんいます。
実際、冤罪で人生を台無しにされた人が日本にも世界にもたくさんいるはすです。

また、冤罪とは言わないまでも、根も葉もない噂話やレッテルで被害に遭うことも・・・。
最近はネットで簡単に情報が拡散されるので、醜聞だけでなく美談まで、
それが真実であるかないかを確認されることなく世間に広まることも多々あります。

鑑賞後に劇場の人と話をして見えてきたことでもあるのですが、
人って物事を自分に都合のいいように受け止めがちで、
しかも、自分よがリな正義を社会正義だと信じて行動したりするのでタチが悪いです。

また、冤罪が晴れることがあっても、全ての人が信じてくれるわけではありません。
社会が許しても自分は許さない、自分はまだ疑ってる・・・というような人もいます。
この映画の物語も一段落ついたところで終わっていますが、実は問題は解決していません。

怖いですね。この映画は怖いです。リアルさが怖い。
そして、それこそが本作の魅力であると考えます。まぁ、怖いですねぇ・・・。

僕自身も気をつけなければいけないと思いました。
自分が認識していない中で、被害者にも加害者にもなる可能性があるのです。

ルーカスが誰にも信じてもらえなくなった中で、
一人だけ味方になってくれた友人がいました。そこはホッとしました。
ルーカスの息子の名付け親でした。息子の名前はマルクスですって!
ということは彼は・・・というのは、ちょっと考えすぎかな?








最終更新日  2013年05月21日 00時52分56秒
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2013年05月19日
カテゴリ:映画
『HK 変態仮面』
(5/18~:シアター大都会)
公式サイト:http://hk-movie.jp/index.html

ドMの敏腕刑事とドSの女王様の間に生まれた色丞狂介は紅遊高校拳法部員。
転校生の姫野愛子に一目惚れした彼は、銀行強盗に巻き込まれて人質となった愛子を救うため、
覆面で変装して強盗を倒そうとするが、間違えて女性用パンティを被ってしまった。
その瞬間、彼の中で眠っていた「変態」の血が覚醒、超人「変態仮面」へと変身した・・・。

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原作漫画(人気らしい)は未読ですが、映画は観てみたかったんです。
いや~、バカバカしくて面白かったです。こういうの、素直に好きです。
作品中の台詞をそのまま借りれば、「これはこれで良い」って感じです。
PG12かぁ。良い子のみんなは、パンティなんか被っちゃダメですよ~!

誰でもパンティを被れば変態仮面になれるわけではなく、
狂介には「変態」のDNAがあったというのがミソ。
母親の女王様を演じている片瀬那奈さんのテンションが良かったです。
ご本人もとても楽しそうに演じておられました。

いや、他の皆さんも良かったです。
ムロツヨシさんや安田顕さん、佐藤二朗さんの悪役(なのかな?)が特に良かったです。
映画なんだけど、演劇的演技のテンションなんですよ。やけに高いというか。
こういう映画を一生懸命、でも、楽しく撮ってる感じが僕は好きです。

変態仮面曰く「21世紀は“変態”こそ正義」なんだそうです。
妙に納得している自分がいました。変態万歳!
でも、狂介の変態は、ニセ変態仮面に言わせれば甘かった・・・。
ニセ変態仮面の台詞にも説得力を感じている自分がいました。変態万歳!!

う~む、そもそも「変態」ってなんなんですかね?
その定義は難しいところですが、なんにしても「変態」、大いに結構じゃないですか~!
人はね、ちょっとぐらい「変態」の要素がなきゃダメですよ!

でも、変態仮面に変身できるのは使用されたパンティを被ったときだけなんです。
変身の必要を迫られた狂介は・・・。おい、正義の為とはいえ、それは犯罪や!
そこはちょっと悩んでいたみたいですが、結局は変身することを選ぶわけで・・・。

狂介役の鈴木亮平さん、見事な肉体でした。1年以上かけて鍛えたそうです。
愛子役の清水富美加さん、いかにも清純って感じのお嬢さんなんですが、
僕が思うに、愛子は結局、変態の男が好きなんですよね。
そういうことって(どういうこと?)、結構あるんじゃないかな。








最終更新日  2013年05月20日 03時21分43秒
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2013年05月17日
カテゴリ:映画
『アルバート氏の人生』
(5/11~24:フォルツァ総曲輪)
公式サイト:http://albert-movie.com/

19世紀のアイルランド。モリソンズホテルでウェイターとして働くアルバート・ノッブス。
人付き合いを避け、ひっそりと暮らす“彼”には、長年、隠し続けてきた秘密があった。
それは、貧しく孤独な生活から逃れるため、男性として生きてきた女性だということだった。
そんなある日、ホテルの壁を塗り替えにやってきた大男のペンキ職人ペイジが、
しばらくアルバートの部屋に寝泊りすることになってしまった・・・。

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グレン・クローズが長年、舞台で演じ続けてきた役を、映画でも演じることに。
凛としたたたずまいや、ウェイターとして黙々と仕事をこなす姿。
男役ということを抜きにしても、格好良さ(すいません、稚拙な表現・・・)を感じます。

アルバートが男性として生きることを決めたのには理由がありました。
女一人で貧困から逃れて生きていくのは、今とは比べものにならないほど難しい時代でした。
と、分かったように書いてますが、いや、本当はそんなに詳しくなくて、
その辺の時代背景をもう少し知っていれば、もっといろいろ感じることができたかも・・・。

例えば、そういうことが理解できていれば、
ホテルのメイド、ヘレンの「男を見れば・・・」という生き方も、
単純に「ふしだら」と責めることはできないような気がします。

さて、アルバートの部屋に大男のペイジが寝泊りすることになりましたが、
この大男も、実は“大男”ではなく、女性でした。
アルバートはグレン・クローズなので、女性だとすぐに分かるといえば分かりますが、
ジャネット・マクティア演じるペイジの方が、正直、僕はちょっとビックリです。

アルバートは何かに脅えながら男性として生きてきましたが、
一方のペイジは、アルバートに比べれば腹が据わっています。
というのも、ペイジは既婚者でして、理解者が身近にいるんですよね。
アルバートはペイジの生き方を参考にしようとしますが・・・。

僕は人様のことを「可哀想」というのは好きじゃないのですが、
そんな僕が観ていても、アルバートの人生は可哀想だな・・・と感じてしまいました。

貰ったチップをコツコツ貯めています。全く使わないので結構な金額です。
アルバートは自分が貧困に戻ってしまうことに絶えず恐怖感も持っていました。
それは僕にもあります。今でもあるんだから、あの環境でならもっと・・・。

ただ、そんな中で、アルバートは形にこだわって生きようとした。
ペイジは心のあるがままに生きたら、この形になったという違いはあるように思いました。
詳しくは書けませんが、終盤、“彼”の心は少しは救われたのかな・・・?

あるところで物語は終わるのですが、
いやいやいやいや、その先はどうなるんですか?
と、聞きたくなるような(自分で考えれば良いのでしょうが・・・)終了感でした。

全体的には悲劇です。
でも、どっぷり悲劇という描き方でもありません。
そういう上手さも感じる映画でした。








最終更新日  2013年05月18日 01時44分27秒
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2013年05月14日
カテゴリ:映画


本日のラジオ・ミュー『サンセット★ミュー』のゲスト、市井昌秀監督とカメラ

市井監督には何度かお目にかかっていますが、
こうやってラジオでインタビューさせてもらうのは初めてでした。

映画『箱入り息子の恋』は6月8日(土)公開です。
富山ではTOHOシネマズファボーレ富山で上映されます。

私、既に鑑賞しておりますが、いつもの(?)長い感想は後日改めて書きます。

一言で申し上げれば、「君たち、どんだけピュアやねん!」って感じです。
でもって、キスシーンがとても素晴らしいです。日本映画史に残したいです。
キスの後の主人公の台詞は演じている星野源さんのアドリブだそうです。

そういえば、これは今日のインタビューの中では話しませんでしたが、
市井監督の前作『あの女はやめとけ』のキスシーンもインパクトあったなぁ。

あ、すいません、長い感想は後日改めて書きます。

市井監督は富山県のご出身ですが、そういうことではなく、
僕はこういう映画こそ多くの人にご覧いただきたいと思っています。






最終更新日  2013年05月15日 00時08分47秒
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2013年05月13日
カテゴリ:映画
『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』
(上映中~5/19:TOHOシネマズファボーレ富山、シアター大都会)
公式サイト:http://www.shinchan-movie.com/

春日部に全国のB級グルメが終結して開催中の「B級グルメカーニバル」は連日大盛況。
しんのすけたち春日部防衛隊は、子供たちだけで会場に出かけることにした。
一方、B級グルメを滅ぼそうとたくらむグルメッポーイ率いる「世界A級グルメ機構」は、
カーニバルの目玉とも言うべき「健さんの焼きそば」のソースを狙っていた・・・。

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上映終了週に間に合いました。
何度も書いてますが、僕、『クレヨンしんちゃん』が好きなんです。
前作はちょっと物足りませんでしたが、今回は面白かったです。
スケールが大きいようで小さい、馬鹿馬鹿しさと感動が混ざっているところが良いです。

いや、『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』には及びませんよ。
それ以前の完全お馬鹿しんちゃんも含めて、原恵一監督のシリーズは神作品ですから!
『雲黒斎の野望』も面白いです。とにかく、あの頃と比べちゃダメだと思います。

いつも感心するのは、春日部防衛隊と闘うことになる組織の理論です。
「B級なのに“グルメ”と言うな」とか、
「何にでもマヨネーズをかけて味を破壊して!」という台詞は、
そんなに目くじら立てなくても・・・と思う一方で、理屈は通っているような気がします。

知り合いにもマヨネーズ嫌いの人がいるので、
「世界A級グルメ機構」のキャビアさんとは気が合うかもしれません。
このキャビアさんがエキサイトするシーンが僕はいちばん笑いました。

でも、キャビアやトリュフの味を否定する春日部防衛隊の気持ちも理解できます。
僕も子供の頃は食べたいとは思わなかったです。
今は食べたくても自分の甲斐性ではなかなか食べられなくなり・・・汗。

B級グルメは庶民の楽しみであり、喜びですよね。
この世からソース焼きそばがなくなったら困りますよね。
でも、グルメッポーイがB級グルメを嫌うのには理由があって・・・。
ラストシーン、「やっぱり・・・」という言葉にはホロっときます。

その前のマサオ君のビスケットの件の方が涙腺緩みましたけどね。
にしても、春日部防衛隊はいつも子供だけで戦っているくせに、
「子供だけでカーニバルに行くなんて」って、とりあえずは躊躇するんですね。

健さんの焼きそばは、キャベツ、もやし、タマネギ、にんじんと野菜豊富でした。
で、最後に生卵の卵黄だけを乗せるんです。
となると、物語の鍵を握る秘伝のソースは濃い目の味なんですかね。

健さんに頼まれてソースを運ぶことになる紅子は、健さんからの電話に、
「こんなときだけ電話して、私は都合のイイ女じゃないのよ」的なことを言ってましたが、
あは~、子供たちには覚えさせたくない感じの台詞が良いですねぇ。
ちなみに、今日の客席は大人だらけでした。








最終更新日  2013年05月13日 23時33分24秒
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