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牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

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2008年05月16日
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カテゴリ:映画
阪神ネタを書いた方がページビューは上がるみたい…。

『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
(5/17~:ファボーレ東宝、高岡TOHOプレックス)
公式サイト:http://www.charlie-w.com/

またまた実話をもとにした(※実話もとにしたベストセラーの)映画。
チャーリー・ウィルソンは再選の回数以外は目立った実績のない下院議員。
美人秘書軍団(“チャーリーズエンジェル”だって!?)を従え、
朝から事務所で酒ワイングラスを飲むような男ですびっくり

その辺が予告編では強調されていたので、
全体的にお気楽な映画なのかと思ったら、さにあらず。
そんなのは最初だけでした。つまり、ツカミみたいなもんです。
1980年代の冷戦、ソ連のアフガン侵攻の現実などがリアルに伝わります。

戦争を終わらせるためにチャーリーが取った行動は、
決して平和的な解決法ではないし、今から見れば賛否両論出るかもしれない。
しかし、本作は行動したチャーリーの姿を冷静に評価する映画だと思うのです。
彼は政治家としての使命に目覚めました。そして、行動しました。

人がある事を成し遂げる上で必要なのは、
資金、人脈、本人の情熱、愛…などなど、1つではないということ。
予告編では「彼1人で」とありましたが、1人で成し遂げたのではありません。
しかし、多くの人が動いたのは、チャーリーがチャーリーだったからです。

まず大事なのは彼の性格。ツカミで見せたお気楽さは確かに生きてます。
世界規模の(ある意味)タブーを犯せる勇気と行動力も素晴らしい。
そして、彼の選挙区民が地元への利益誘導を求めないことも好都合でした。
(というか、本来はこれが当たり前といえば当たり前ですが…)

主要な出演者は大人の俳優ばかりです。
トム・ハンクスとフィリップ・シーモア・ホフマンとのやり取りは、
あ~、こういう映画好きだわ~ウィンクと思わせてくれるものでした。
ジュリア・ロバーツもこんな役をするようになったのか…。

観ながら飲もうと思ったペットボトルのふたを開けることもなく、
集中して最後まで観てしまった映画でした。


『つぐない』
(5/17~:ファボーレ東宝)
公式サイト:http://www.tsugunai.com/

予告編を観た時点では大映&昼ドラみたいな面白さを予想していて、
序盤は実際にそうだった(つまり僕の大好きなパターングッド)のですが、
徐々に別の世界観がでてきて、深みが増していきました。

1935年のイングランド。大きなお屋敷。
若い男と女が結ばれて、それに嫉妬する少女がいる。
少女は嫉妬から過ちを犯し、過ちは贖罪を生む…どくろ
どういった嫉妬、過ち、贖罪なのかは、劇場でお確かめ下さいマル秘

男と女が結ばれるきっかけを作る手紙が良いんですよ。
彼の気持ちはよく解るけど、僕にはとても真似ができません。
でも、あれで女が惹かれていく(自分の気持ちに正直になる)のも解るひらめき

…、何だか抽象的な書き方ですねわからん
いや、書けないんですよ。とにかく皆さんにご覧いただきたいので。
僕はしばらく、身を乗り出して観ていました。

大河ベストセラー小説の映画化で、
原作は13万語もあるのに、脚本は2万語になっているんだそうです。
でも、映画として素晴らしい仕上がりになっていました。
映像や役者の演技だけでなく、音響スピーカが大きな効果を出しているのです。

ゴールデングローブ賞で作曲賞を含む2部門受賞、
アカデミー賞でも作曲賞を含め7部門でノミネートされましたが、
僕の中では実際には選ばれていない最優秀音響賞を与えたいところです。
男と女が結ばれる部屋の音。何て素晴らしいんでしょうきらきら

そして、時代は戦争へと突入していきます。ここからが大河。
これがまた、時代を上手く使っているんですよ。
戦争がなければ…、いや、戦争がなくても…。
あぁ、書きたい。もうネタバレ気にせず、全部書いてしまいたい雫
最初は「そんなのアリか?」と思ったラストも、最後の最後で衝撃的!!

キーラ・ナイトレイの美しさが際立っています。
気品がありながら、突然、噴水に下着姿で飛び込んで、
上がってきたときの濡れ具合なんか、もうたまりませんショック
しかも、貧乳(すいません)なボディーラインが実は僕好み…どきどきハート

そして、嫉妬する少女を演じたシアーシャ・ローナンの、
何も知らずに恋に憧れ、何も知らずに嫉妬していくまなざしが印象的でした。
この役は3人の成長過程で計3人の女優が演じていますが、
なんたって、過ちを犯すのは少女期なのですから…。





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最終更新日  2008年05月17日 11時17分07秒
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