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平日昼の総曲輪通りを歩いていると、
以前より、心なしか人通りが多くなっているような気がしました。 特に、ちょっとオシャレしたご婦人が目に付きまして、 これはなかなか良い雰囲気なのではないかと思って帰ってきたような次第 『PARIS(パリ)』 (~5/22まで:フォルツァ総曲輪) 公式サイト:http://www.alcine-terran.com/paris/ とはいえ、パリには逆立ちしても勝てないわけで… でも、パリはその全てが華やかという訳でもないようで…。 心臓病で難しい手術が必要だと言われた元ダンサーのピエール。 そんな弟を案じて同居を始めたシングルマザーのエリーズ。 その他、教え子の現役学生に恋をしてしまった歴史学者ロランや、 彼の弟で建築家のフィリップとその妻、 エリーズに恋をするマルシェの八百屋ジャンとその仲間たち、 パン屋さん、華やかなモデルさん、不法移民、無職の人たち…等々。 パリには多くの人がいます。 また、エッフェル塔や有名な観光施設だけではなく、 イメージとは少し違うビルディングもあったりなんかします。 そして、その人たちや建物を含めて、様々なパリの景色があるのですね。 映画はその景色の一部を垣間見せてくれているだけです。 でも、観ている僕たちもパリにいる気分になり、 いつしか登場人物たちを自分や身近な誰かに照らし合わせていました。 実は、それぞれの登場人物の話は何も終わっていません。 フランス映画らしいな~と言ってしまえばそれまでですが、 つまり、それは人も街も「生きてる」ってことなんじゃないですかね。 ラストのピエールの台詞が、この映画の全てのような気がしました。 仕事や恋や、その他のことで、悩みや不安、不満は尽きないけれど、 そういう思いになるのも生きていればこそ。 そして、その生きている時間を思い切り楽しむのは素敵なことで、 そのために恋をするのは大事なことなんですね。 器用にアプローチする人もいれば、どこまでも不器用な人もいるけど、 恋する気持ちには貪欲でいたいですな~ ちなみに、僕が自己投影したのは歴史学者。 といっても、明らかに僕より年上ですが、現役の美人学生に恋をして…。 その後の彼の行動や想いは、まんまではないけど、ほとんど僕だな…と 一方、エリーズは40歳の美女。まぁ、ジュリエット・ビノシュですから。 いつまでも若いだけじゃない、年齢相応の美しさのある人ですよね 実は僕もこういう女性が本当はタイプだったりします エリーズは恋にはオクテになっちゃってる。もったいない話です。 でも、そういう女性って、僕の周りにも結構いるんですよ。 ということは、僕も含めて富山の男どもは何にやってんだってことですね。 マルシェの男たちを見習わなくては でも、男だけが頑張ってもダメなんですよね本当は。 女性側も自分からソノ気にならなきゃね ということで、パリを舞台にパリそのものを描いてはいるのだけど、 実は日本でも富山でも通じる世界も描かれていたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月14日 18時49分45秒
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