テーマ:フランス語のお勉強日記(433)
カテゴリ:フランス語翻訳のお勉強
<課題10>
課題5で出題された「35時間労働制」についての記事の続き。(日本経済新聞2004年10月24日掲載) 評価:B 今回の大きなミスは、関係代名詞。 「前置詞+関係代名詞」にしなければならないところを、関係代名詞だけにしてしまったのだ。 間違った人が多かったらしく、詳しい解説があった。 これについては、次回まとめることにする。 今日は、それ以外でミスしたもの、覚えておきたい表現をメモしておこう。
■「労働」は苦痛であり、少なければ少ないでそれに越したことはない。 ・苦痛 ×douleur douleurには、精神的な苦しみという意味もあるが、なによりも肉体的な「痛み」を意味する。したがって、le travail est une douleurとはいえない。 ここでは、pénibleを使う。 ・少なければ少ないでそれに越したことはない moins on travaille( moins on a de travail) mieux ça vaut 私の訳:Le travail étant la douleur, il vaut mieux qu'on travaille le moins possible. 修正:Le travail étant considéré comme pénible, …… 模範解答:Le travail étant considéré comme pénible, moins on en a mieux c'est. ■「35時間労働制」が保守党ですら反対しがたい雰囲気の中でフランス議会を通過した ・反対しがたい雰囲気 ×un climat difficile à s'opposer 「名詞+difficile à+不定詞」構文は、当該名詞が動詞の直接目的語である場合しか使えない。 例)un problème difficile à resoudre この場合、problèmeはresoudreの直接目的語。(resoudre un problème) また、「反対」の対象は、「35時間労働制」であるのに、上の文だと、「雰囲気」に「反対しがたい」の意味になってしまう。 (この文の正解は、次回、関係代名詞の項で) ■私は丁度35時間の夏期休暇を取りましたよ。 ○ J'ai justement pris 35 heures de congés d'été. ○ J'ai pris exactement 35heures de vacances d'été. × J'ai juste pris 35 heures de vacances d'été. justeは「35時間しかとらなかった」、または「休みを取ったばかりだ」の意味になる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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>Le travail etant considere comme penible, moins on en a mieux c'est.
普通(?)に「le travail etant penible」じゃなくて、considere commeが入るっていうところが、「うーん、そうなのか・・・」と唸らされちゃいますよね。だって筆者は「労働は苦痛だ」と言い切ってるじゃないか!(笑)。 そこらへんが日本語とフランス語のビミョーな差なんでしょうね。 (2005.08.01 18:00:14)
>普通(?)に「le travail etant penible」じゃなくて、considere commeが入るっていうところが、「うーん、そうなのか・・・」と唸らされちゃいますよね。だって筆者は「労働は苦痛だ」と言い切ってるじゃないか!(笑)。
> >そこらへんが日本語とフランス語のビミョーな差なんでしょうね。 このビミョーな差を訳出しなければならないところが難しいですよね! (2005.08.01 19:07:31) |
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