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「おはよう、いばら姫」5巻の感想です。
ネタバレ注意! ★1巻の感想はこちらです。 ★2巻の感想はこちらです。 ★3巻の感想はこちらです。 ★4巻の感想はこちらです。 ![]() おはよう、いばら姫(1) おはよう、いばら姫(2) おはよう、いばら姫(3) おはよう、いばら姫(4) おはよう、いばら姫(5) 5巻は色々と明かされてきましたね。 というのももう、次の巻で最終巻なんですね。 さて屋敷から逃げ出した哲と志津さん。 行き場所は哲のおじいさんのところ。海で民宿をやっていて、そこに匿ってもらいます。 おじいさんは厳しそうなひとですが味方につけたら頼もしそうなイメージ。 一応はおいてくれるようです。 それとは別に突然おじいさんに通帳と印鑑を渡す哲。 「親父が じーちゃんから借りたお金、俺が返します」 どうやら哲が今までお金を貯めていたのはこのためだったようですね。 そのお金は、やっぱりお母さんのためのもの。 哲のお母さんは哲が10歳のときに車の衝突事故で怪我をして以来、もう8年も眠り続けているようです。 そしてその入院にはとてもお金がかかり、おじいさんは延命治療をやめるのもひとつの選択だとお父さんに言っていたようです。 それを知ってしまった哲は頑張って稼いでいたんですね。 お母さんを生かすために、サッカーも勉強も全部捨てて。 でもいくら自分が辛くても志津さんを傷つけていいわけがない。 哲はすべての事情を話し、そして志津さんに告白をします。 「俺は志津さんが好きです あなたは人に好かれるものを沢山持っていて これからあなたを好きになる人は数えきれないほど現れる」 ![]() なんかすごい素敵な言葉ですね(´∀`) その後志津さんは、手を繋いでもいいですかと言って、二人は手を繋いで眠りにつきます。 …なんか健全!純粋! そしておじいさんの民宿にお父さんや妹たちも合流。 おじいさん、お父さん、哲の三人で哲が貯めたお金について、お母さんの延命治療について話し合います。 おじいさんはお母さんの父親なので、もちろん生きてほしいと思っているのでしょうが、あえて治療をやめる、ということを言っているんでしょうね。哲やお父さんが責任を感じてしまわないように。 でも、そんなおじいさんに影で盗み聞きしていた志津さんは突然あらわれて、 「おじいさんのおたんこなす!!!」 ![]() 「てつ、哲くんはお母さんが大事なんです! 小さい頃からずっと… 大事な人には…何をしても笑っててほしいんです! 涼さんや鈴さんやお父さんのことも 大好きだから助けたいって…! がんばることは、変ですか…っ!?」 志津さん(´;ω;`) こんな大きい声出して主張できるようになって…成長ですね。 だけどそのあと、 「もし、哲くんのお母さん 死んでも…わ、わたしの体使えば…いつでも会えます!」 と言って哲に怒られてしまいましたw なんか、怒られるようになってそれもよかったなーなんて思いました。 まぁそんなわけで哲のお母さんのことは妹たちも含めて家族全員で話し合って協力し合って治療を続けることになり、良い方向に落ち着きました。 だけどその後鈴がいなくなってしまいました。 鈴のところには志津さんからいつの間にか変わったみれいさんが付き添っていました。 鈴は哲たちが大変なのを知らないでわがままばっかり、浴衣がほしいなんて言わなければよかった、皆が鈴のこと嫌いになったらどうしようと泣きます。 そんな鈴をなぐさめるみれいさんが、なんだかまるで母親のようです。 ![]() …案の定、みれいさんって、みれいさんって…!!! 霊感のある千尋にはわかっていたみたいですけど、みれいさんは哲のお母さんでした。 ただ、お母さんは死んでいるわけではありませんが…。 そして志津さんのお母さんの早苗さんには打ち明けて、悩んでいる早苗さんにカツを入れて助けてあげました。 ![]() 見た目は志津さんだけど、中身は哲のお母さん。 やっぱり中身が違うと表情が全然違いますね。この二人の友情が感じられてこのシーンすごくよかった。 志津さんのお母さんのほうは良いんですけどね…問題はお父さんですよね…。 お母さんが説明してわかってくれたように見えたお父さんですが…胡散臭い(゚∀゚) 結局は志津さんのお父さん、お母さんのことが好きすぎてこれ以上お母さんを苦しめないよう志津さんを閉じ込めようとしていたみたいです。 まぁ、すぐには無理そうですがなんとか歩み寄っていけそうな感じではありました。 そんなわけで色々と解決に向かっていって次の巻が最終巻。 タイトルのいばら姫って志津さんのことだけではなく、哲のお母さんのことでもあるのかなぁなんて思いました。 眠りから覚めると良いのですが…。 5巻は良いエピソードがたくさんありました。 志津さんのお母さんと哲のお母さんの友情とか、志津さんのお母さんとお父さんの馴れ初めとか。 最後はハッピーエンドかなと思うけど、ちょっと切なさもありそうな予感。 ↓拍手をいただけると嬉しいです! ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年04月13日 14時24分02秒
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