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カテゴリ:マスコミ試写
【32%OFF!】ウィッカーマン (2006年度製作版) 【CINE STYLE @ SONY PICTURES 衝撃のエンディング・セレクション 第2弾】(DVD) 映画の話 行方不明の娘を探すために、白バイ警官のエドワード(ニコラス・ケイジ)は孤島サマーズアイルを訪れ、同島で娘が生活していた形跡を発見する。しかし、島民たちは娘の存在を否定し、真実を語ろうとはしなかった。秘密めいた島民たちと外界から閉ざされた孤島で捜査は難航するが、エドワードは島にまつわる驚がくの事実を発見する。 1973年の伝説的なカルト映画「ウィッカーマン」のリメイクであるが、今回は大きな枠組みを継承したリ・イマジネーションと言った所か。 主演は最近趣味の世界を突っ走るニコラス・ケイジ。「ゴースト・ライダー」に続き、オープニングは白バイ警官としてバイク好きをアピールしつつ衝撃的な展開が待ち受けている。 映画は、オープニングの事件がトラウマとなって薬物依存になったエドワードの元へ、元婚約者から行方不明になった娘を探して欲しいとの依頼が舞い込み、手紙を頼りに娘がいなくなった孤島サマーズアイルに向かうまでがテンポ良く進む。 個人所有の島サマーズアイルへの交通手段は、配達の為に定期的に運行するセスナのみで外部から進入は出来ない。エドワードはセスナのパイロットを買収して島へ潜入をする。 島の形態は、「刑事ジョン・ブック/目撃者」で描かれたアーミッシュや、M・ナイト・シャマランの「ヴィレッジ」の世界に通じるもので、島主のシスター・サマーズアイルを頂点とした女尊男卑で男は労働力と種付けの為の役割で、女王蜂と働き蜂の関係のようだ。 明らかに娘の居た形跡があるのに、非協力的な島民の態度で捜査は難航を極め、エドワードにも予想もしなかった罠が待っていた・・・。 映画の感想 アメリカでの評判が悪いらしいが、私は結構好きな作品だ。1973年版は随分前にCSのシネフィルイマジカで鑑賞したが、オリジナルにあったミュージカル調&牧歌的なエロスは影を潜めてサスペンス溢れる作品に変貌している所に好感を持った。 主役のエドワードを演じたニコラス・ケイジはハマリ役で全編通して困り顔で、執念に取り付かれたように娘を探す姿は、エドワードの元婚約者を演じたケイト・ビーハンが出演した「フライト・プラン」を思い出した。それから久しぶりに見たリリー・ソビエンスキーは、すっかり成長してしまい可愛くなくなった。 この映画の醍醐味は不条理なラストで、それまではラストに向かう淡々とした伏線であり、この後味の悪いラストをどう受け取るかで評価が分かれるのではないだろうか。 余談になるが、この日の試写室の左リアセンタースピーカーの調子が悪く、上映前からブツブツとノイズを発生していて、本編中も時々ガァーッとノイズを発したりで、ラストの大オチにはスピーカーも狂ったように耳障りなノイズの大音響で、映画のシーンとシンクロして恐ろしかった。 映画「ウィッカーマン」の関連商品はコチラをクリック。 【22%OFF!】ウィッカーマン (1973年度製作版) 【ベスト・ライブラリー 第7弾】(DVD) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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