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カテゴリ:SF小説
※お詫び:動画を埋め込む際に、皆様より頂いた、貴重なコメントが削除されてしまいました。幸い、バックアップしてありましたので、当方で書き込みさせていただきました。本文はそのままですが、発信は全て私、マトリックスAになっております。こうこさんが知らせてくださり、たった今、このお知らせを書いています。大変紛らわしくてすいません m(__)m お詫びして、訂正いたします。 ―― マトリックスA
人は人を求める。 友情を求め、その相手に出会えたならば、大切に思い、友達となる。 灯が消えなければ、胸はどんどん熱くなる。 やがて胸を焦がし、愛となり、2人は結ばれる。
結ばれて、そのまま「永久に続け」と願うけれど、必ず別れはやってくる。 それでも、ひとたび点された胸のキャンドルは、消えてしまう、ということはないのだが・・・ 愛する人から、「おはよう」の返事がもらえなくなった時、 人は写真に話しかけるようになる。
21世紀初頭に大きく進歩した、ロボット工学は、2070年に起きた 「太平洋アジア大震災」の直後、さらなる進歩を遂げる事になる。
震災の人的被害により、極端に低下した労働力を解消するため、政府はロボット工学の 研究開発チームを立ち上げ、災害復旧のための緊急措置として特例予算を計上した。 潤沢な資金と、研究開発スタッフの献身的な努力が結実し、「災害救助用ロボット」が完成 した。 それは、人が中に入って運転する仕組みで、そのパワーは電柱を一本、持ち上げて運ぶ ことができ、細密作業能力は、毛布で赤ん坊を包むことが可能、上出来である。
あれから80年を経た今、浩次の目の前にいる、アンドロイドの唯は、ドアを開けて中に入 り、ドアを閉める動作、近づく浩次の方へ差し出す手の動き、そのすべての仕草が唯その ものだった。
心で抱きしめていても 差し出された両手をつかみ、引き寄せる浩次、そしてついに・・
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