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カテゴリ:恋愛小説
Dear昭和 話の中身は・・・
「構いません、どうぞ」 チャーリーは、初対面の人には滅多に見せることのない笑みを浮かべると そのまま佑に目を移し、マキと朝川氏に一番近いテーブルを指さして 「そこに座ってもらったらどうだい?」 そう言った。 「そ、そうだね・・・こちらのテーブルにどうぞ」 俺はダスターで手早くテーブルを拭きながら言った。 朝川は頷き、マキを促してイスを引いて 「ありがとう」と言ったが、腰を下ろす前に チャーリーと佑を交互に見て 「娘と私の仕事の都合がつかず、勝手を承知ですが一目彼に 会っておきたかったのです」 そう言うと軽く頭を下げてからイスに腰かけた。 今日は普段よりやや地味な格好したマキも父親にならい 頭を下げ、ちらっと上目づかいに俺を見て腰を下ろした。 朝川の話の中身は、分かっている。 たぶん、外れることはないはずだ。 ランキングの応援、よろしくお願いします♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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