昨日聴いた五日市剛さんの講演会。
http://pqq.jp/mahou.html
何年か前に彼の話を聞いていたものの、ご本人の講演会に行くのは初めてでした。
ふくよかで幸運が喜んでついて回りそうなお顔の方でした
みならおう。
石川遼君の中学校卒業の作文を紹介されてたのですが、
彼は中学生活をありがとうととってもいい3年間でしたと締めくくったそうです。
傍目には順風満帆に見える彼も、
ゴルフの試合で休みがちな学校生活で、
決していいことばかりではなかったけど、
こうしてありがとうと締めくくることによって、
ものすごくいい中学生活に変わって行く。
また本人の力もどんどん発揮されていくと、
『ありがとう』の言葉の力について話されました。
もう一人紹介されたのが
日本一無口な画家のたけさん。
彼のHPより引用
http://hyougensya-take.com/
2001年10月に突然、脳梗塞で倒れ、48時間後に救出されたものの、言語障害、聴覚障害、右手麻痺、失語症という重い後遺症を残す。
かつては京都の地元バンド「たけかめ」のヴォーカルとギターを担当、ライブ活動を行い、CDの売り上げも伸ばしていた彼だが、この病気は音楽を聴く耳、歌を歌う声、 ギターを弾く右手、そして詩を考える言葉という「たけ」にとって最も大事なものを、わざわざ選ぶようにして持ち去ってしまった。
「もう、死んだ方がましだ」という絶望が繰り返し襲った。
しかし、以前から知っていた宇宙学の詩「与えられたことを感謝して受けよ」を実践しようと、この障害に「ありがとう」と思い続けた。
「ほんまにムリヤリ感謝した」と彼は言う。
すると発病して2カ月経ったある日、残った左手で絵が描けることを発見。
これが絵と詩を表現し始める「表現者たけ」の誕生でした。
そして、発病して半年後、まだリハビリ病院に入院中にもかかわらず、京都の中心街で路上販売(ストリート)をし始めた。
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講演会ではDVDを見せて下さったのですが、いい笑顔の方でした。
失語症の彼が言えるのは、
ありがとうの言葉のみ。
なみなみならぬ時間を過ごされたのだと思うと、頭が下がります。
はじめは無理やり感謝したとあるように、
何か事が起きた時それを受け入れるのに時間がかかるけど、
それを超えて未知の世界が広がって行くことのありがたさ。
五体満足で震災後もきちんとご飯も食べれるし温かいお布団で眠れる毎日を送らせてもらってる自分。
もっとっもっと感謝を忘れず毎日を送りますと振り返りました。
講演が聞けなかった昇地三郎さんは福岡県にあるしいのみ学園の園長先生です。
http://shiinomigakuen.com/
山の中に捨てられた小さなしいのみは、人や獣に踏みにじられているけれども、
これに温かい水と太陽の光を与えるならば必ず芽を出して来る。
障害児は固い殻をかぶって動こうとしない。その固い殻を槌や小刀で破ろうと
すると、殻は破られるが、中身が傷ついてしまう。温かい水と太陽の光をじっと与
えて気永がに待っていると、殻は破れて芽が出て来る。これがわからないといけない。