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カテゴリ:つぶやき
アメリカで小児の臓器移植手術をされている加藤先生が現場の状況をかかれたもの。
病気はもちろん、 臓器が働かないので補助の処置をしたがために、 合併症が起きて悪化が激しかったり、 事故などから 小児への臓器移植がやむを得なくなったり、 それに伴う病院の状況や移植コーディネーターの話等が読みやすく書かれています。
小さいわが子が病気なら、 せめて学校に上がるまで、 もっともっと生きて恋をするまで、 結婚して子供を産んで...と 少しでも長生きしてほしいと心から祈ります
今病気の人も移植手術が成功した人も 長生きして楽しい人生を過ごして欲しい、 それは祈りに近い心で思います
最後の方に加藤先生も少し書かれていますが、 臓器移植が本当にいいのかどうか考えないではないと、 しかし救える命なら救いたいと言う気持ちが書かれていて、 現場にいたら切実だと思います。
しかし事故はともかく病気が原因不明が多いのが印象でした。 本当はその辺も突っ込んで欲しかったのですが、 臨床現場からの内容なので、 それは研究医の立場の本があればいいなあ。
また売れる内容でないと出版できないと言われたとも書いてあったので、 病気の原因を知りたいと言う内容では本作ってくれないかもね~ これも大事なんですけどね。
親がアルコール依存やドラッグの中毒など2.3件書いてありましたが他は特に詳しくはなかったです。
スティーブンス・ジョンソン症候群がやっとニュースになったばかりだけど、 日々何気なく使用しているものが、 場合によってはとても悲しい状況を引き起こすこともあり得るのだから、 知るは自分の身を守るためにも大事です。
臨床現場の命最優先も大事だけど、 原因不明の病気の解明が進むことを祈るばかりです。
子供が生まれながらに臓器の働きが悪いという状況をできる限り避けたいものです。
病気の原因からの対処を考慮するとともに、 魂のことや 人の寿命(老衰だけでなく) 死生観もしっかり普段から考えて行こうと思います。
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最終更新日
2012.07.03 22:14:03
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