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カテゴリ:活字
中島河太郎は解題で、結末が「緑衣の鬼」と同工異曲であると書くにとどめているが、結末だけではなく、なにからなにまで過去の作品の同工異曲。
なにしろ、「陰獣」で自ら手を染めた禁断の反則技(探偵=犯人)を、またしても使っているのだ。臆面もないとはこのこと。 シリーズ全巻に掲載される、歴代乱歩賞作家による巻末エッセイは、ここまでは総じて乱歩を賞賛する内容に終始していたが、今巻の担当である内田康夫に至って遂に、かなりあからさまに乱歩を非難している。 乱歩はこんな駄作を量産していたのだから、非難されて然るべきだ。文句は云えまい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/09/12 12:34:39 AM
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