カテゴリ:競馬予想G1
ジャパンC(G1・東京芝2400)はスゴいメンバーがそろったな~
![]() ギャロップの印を参考に人気を予想するとこんな感じだろうか? 1番人気 オウケンブルースリ 内田博 2番人気 スクリーンヒーロー デムーロ 3番人気 ウオッカ ルメール 4番人気 レッドディザイア 四位 5番人気 ロジユニヴァース 横山典 6番人気 コンデュイット ムーア 7番人気 リーチザクラウン 武豊 8番人気 マイネルキッツ 松岡 9番人気 アサクサキングス 岩田 やばい・・・。 ちょっとやばすぎねーか、このメンバー。 今年のG1の中では間違いなく最強メンバーがそろってる気がする ![]() 1番人気はオウケンブルースリだろうが、押し出された1番人気だと思うので、6番人気のコンデュイットあたりまでは人気が均等に割れるんじゃないだろうか? まあどれも単勝4~10倍くらいで接戦になってもおかしくはないと思う。 なので、いつも以上に有力馬の分析が重要になりそうだ。 で、どの馬から分析していこうか? いつもはだいたい1番人気になる馬からしていくんだが・・・。 しかし、そこはジャパンC ![]() やはり“格”として最もジャパンCにふさわしいこの馬から分析すべきだと思う。 それはこの馬だ。 ![]() 日本ではともかく、世界の視点ではダントツだろう、コンデュイット。 逆に、この馬が負けてしまうことで、日本の競馬が笑われてしまうのがつらい(笑) エリザベス女王杯(G1・京都芝2200)4着のシャラナヤ(オペラ賞)、マイルCS(G1・京都芝1600)3着のサプレザ(サンチャリオットS)もたしかにスゴいが、コンデュイットはちょっと“格”が違うんじゃないの? そういう意味で、ジャパンCで好走できる下地は十分なので、まずそこからおさえておこう。 ![]() キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(イギリスG1・芝2400) BCターフ・2009(アメリカG1・芝2400) BCターフ・2008(アメリカG1・芝2400) セントレジャーS(イギリスG1・芝2900) 脚質は「差し~追込 ![]() ステイヤーっぽい実績からも、オウケンブルースリとだぶる気もしないでもない。 ただ、この実績はもうただもんじゃないな、コンデュイット。 キングジョージを勝ってるのももちろんスゴいが、それでありながら馬場の軽いBCターフでも勝ってる柔軟性もスゴい。 それもBCターフは2連覇とは・・・ ![]() あげくの果てには、BCターフのタイムが2分23秒4と、2分23秒7だと? これってふつうに日本競馬のタイムなんじゃ・・・。 去年のJCを勝ったスクリーンヒーローの勝ちタイムが2分25秒5だから、それよりもぜんぜん速いぜ、コンデュイット。 てゆーか、もうこの時点で通用するだろ、コンデュイット。 「日本の高速馬場がどうなのか ![]() ![]() 凱旋門賞(G1・芝2400)は4着だったが、勝ったのがシーザスターズなんだから仕方ない。 それにコンデュイットは休み明けだったこともマイナスだったと思う ![]() その状況で2、3着とは接戦の4着ならむしろスゴいかもな、コンデュイット。 ![]() 父ダラカニ(シャーレイハイツ系)×母父サドラーズウェルズ(ノーザンダンサー系)×アイリッシュリヴァー(リヴァーマン系) ネヴァーベンド5×5のインブリード、ネイティブダンサー6×5×5のクロスがあるようだ。 父ダラカニの実績がこう。 凱旋門賞(フランスG1・芝2400) ジョッキークラブ賞(※フランス・ダービー)(フランスG1・芝2400) リュパン賞(フランスG1・芝2100) クリテリウム・インターナショナル(フランスG1・芝1600) ジョッキーは全部スミヨンだったようだ ![]() 馬もスゴいがジョッキーもスゴかったんだね、ダラカニ。 シャーレイハイツ系といえば、以前コタシャーンがジャパンCで2着している。 ただし、コタシャーンは種牡馬としてはまったく走らなかったので、日本の馬場適性そのものは疑問もあるが・・・。 最近でいえば、先日の東京スポーツ杯(G3・東京芝1800)で勝ったローズキングダムの祖母ロゼカラー。 このロゼカラーの父がシャーリーハイツだよな。 ちまたではバラ一族などと言われてるようだが・・・ ![]() そう考えると、まったく適性がないとも言えなさそうだ、ダラカニ。 まあシャラナヤ(父ロミタス)よりは適性がありそうな気がする。 サプレザ(父サーム)とは、ほぼ同等の適性イメージだろうか? いや、BCターフの速いタイムを考慮すると、ダラカニのほうが柔軟性があるのかもね。 毎度のことだが、血統分析は自己満足だけで、その本質は走ってみんと分からんっ ![]() ![]() マイケル・スタウト調教師はジャパンCではもはやおなじみの調教師と言える。 シングスピール、ピルサドスキーでジャパンCを勝ってるわけだから、日本競馬におけるノウハウはまったく問題ない。 ここ数年はイズリントン、ゴーラン、ペイパルブルで参戦したが、いい結果は出せていないようだが・・・。 ただ、これは馬に適性がなかったパターンなんだと思う。 それにペイパルブルは実績もやや劣る ![]() 今回のコンデュイットはシングスピール、ピルサドスキーに近い存在の馬だと思うので、スタウト調教師なら侮れない。 陣営のコメントがこう。 「来日後も体調は万全。毛づやが輝いているのを見て、私自身も驚いたくらいだよ ![]() 「過去の2頭(シングスピール、ピルサドスキー)は“完成品”として連れてきたが、この馬は競走馬として成長途上。それだけ伸びしろがあるから、2頭以上という期待も大きい ![]() 「肉体的に強く、レースに対して集中力のあるところがセールスポイント。日本のダービー馬2頭(ウオッカ、ロジユニヴァース)を含め、レベルが高いレースだけど、だからこそ、この馬のパフォーマンスを見せたい ![]() まあ日本で実績を出してるだけあって、陣営も強気だね。 なお、コンデュイットはジャパンCを最後に引退し、日本で種牡馬入りすることが決まっている。 コンデュイットの所有権はないが、北海道新冠のビッグレッドファームでけい養することになっているそうだ。 その岡田代表のコメントがこう。 「筋肉が柔軟で、強じんなゴムみたい。収縮力、瞬発力がすごい。相撲で言えば、元横綱の千代の富士みたいですよ。それに、エンジンがかかると、前の馬を抜くまで頑張るんです ![]() 「アイルランドで見たんですけど、すごいバネでしたね。ビデオで見た時は、そうでもなかったけど、実際に自分で見たら、本当に体がすごかった ![]() 「日本の馬場にも合うと思いますよ ![]() まあ岡田さんが言うんだから、きっとそうなんだろう。 馬を見る目はスゴいらしいからね、岡田代表。 と、ここまでコンデュイットを分析してきたが、もうだいたい分かってしまった。 体調さえまともで、ふつうに走れさえすれば、コンデュイットはジャパンCでも勝ち負けできるのではないだろうか ![]() とりあえず現時点ではこう判断することにしよう。 ただ、それでも決定的な不安が1つだけある。 それはジョッキー。 主戦のライアン・ムーア騎手が引き続きここでも騎乗するそうだが・・・。 このムーア騎手。 2008年のペイパルブルでは14着、2007年のペイパルブルでも7着と大敗している ![]() それだけじゃない。 JCダートでもマイルCSでも騎乗してるが、もう見るに耐えない着順で情けないほどの大敗を喫しているのだ ![]() ヨーロッパではともかく、日本での騎乗での実績がないのは非常に気になる材料ではある。 てゆーか、コレって実は一番大事なことなんじゃね? 陣営がどんなにカンペキに仕上げても、馬がどんなに強くても、最後の最後でジョッキーが全てをだいなしにするシーンをこれまで何度目にしてきたことか ![]() 一流の食材、一流の調理場を与えれても、料理を作るのはシェフなのだ。 そのシェフの人選・・・。 ムーアで正しかったのだろうか? もっとも、ずっとムーアが乗ってるから、ここで他のジョッキーに替えるのも人道的でないとえばそうなのだが・・・。 スミヨン・・・。 空いてたんじゃないの、スミヨン? イコピコに騎乗予定となってるようだが、賞金足りないからたぶん出走できないだろ、イコピコは。 ムーアに任せてしまった陣営の判断が、最後の最後で誤ってたんじゃないかと思えて仕方ない。 つまり、結論はこうしよう。 ![]() もうちょっとムーアの騎乗情報を調べてから判断する ![]() ふ~。 最初からずっと好評価で絶賛してきたんだがな、コンデュイット。 まさかムーアで悩むことになるとは自分でも思わなかったぜ ![]() でもジョッキー、大事だしね。 いくらこっちが願っても、思うような騎乗をしてくれないことは多々ある。 それが日本に適性のないジョッキーなら、そこから繰り出される珍騎乗はもはや“必然”だ。 仮にムーアがそうであるなら・・・第3コーナーあたりくらいですでにもがくような早仕掛けをし、その結果、最後の直線ではまるで伸びあぐねて馬群に沈む・・・そんな姿が目に浮かぶようだ、コンデュイット ![]() 馬は強いと思うだけに・・・それではもったいないぜ、コンデュイット。 まあ1週間、ムーアの騎乗レースをVTRで見て分析することにしよう ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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