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オススメ投資本第4位 「日本経済を凋落させた七人」 三橋貴明著 ほとんど売れていない本(というかこの本を書店で置いているところすら見たことがない)で、余程の読書家でもない限り、読んだことあるどころか存在すら知らないと思います。著者の名前で検索してもこの本に辿り着くのは至難の業です。作りも荒い。本と冊子の中間くらい。でも何故か紙質は良い。そんな本が今回紹介する本です。 ※僕は、紙質と内容は結構比例することが多い印象を持っています。この感覚、分かってくれる人多いんじゃないかな? この本が発売されたのは2009年。もう10年も前になります。当然ながら、当時と現在では経済環境が大きく異なっています。現在と状況が大きく違う記載がありますが、それでも主張は正しい。 この本で、著者は日銀が国債を買い取れば政府の返済負担が減少してインフレ方向に進む、と主張しています。しかし近年ではずっと日銀が膨大な量の国債を買い取り続けているにも関わらず、デフレが続いています。それは政府が財政投資を絞っているからです。金融政策だけの片輪走行ではダメなのです。最初のアベノミクスの第二の矢である「財政政策」を疎かにしたので第一の矢の「金融政策」を拡大してもデフレが続いているのです。この本を出版した頃、著者は金融政策に重きを置いていた感じがあり、金融政策を絞り続けている日銀批判を行っていました。 実際は金融政策だけではダメなのです。当たり前ですが財政政策を絞っている中で金融政策を拡大しても効果は得られません。リフレ派と著者では考え方が大きく違うので注意して下さい。 この本は、日本を凋落させた人物を挙げ、何故その人が日本を凋落させたのか、を説明しています。内容もかなり分かり易いです。本も驚くほど薄いので、あっという間に読めてしまいます。著者は有名な三橋貴明さん。良くも悪くも、まだ著者が洗練されきっていない10年以上前の本ですので、興味があれば読んでみることをオススメします。 この本で、日本経済を凋落させた七人は ・橋本龍太郎 ・財務官僚 ・日銀総裁 ・小泉純一郎 ・竹中平蔵 ・アラングリーンスパン ・鳩山由紀夫 となっています。 今著者が七人をあげるとしたら ・橋本龍太郎 ・財務官僚 ・安倍晋三 ・小泉純一郎 ・竹中平蔵 ・野田佳彦 ・消費税増税論者 になるでしょうかね。 僕は共著含めて三橋貴明さんの書いた本を20冊位読んできましたが、一番を上げるならこの本です。 意外でしょう。はっはっは。 今ならアマゾンで1円で大量に売ってますよ。送料350円かかるみたいですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.10.10 09:38:05
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