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(前回からの続きです)
株式投資の手法には、テクニカル分析を主とする手法とファンダメンタル分析を主とする手法があります。僕は、ファンダメンタル分析を主とする投資家です。トレードは逆張り投資が多いです。 まず、下のチャートを見て下さい。 ![]() 読者の皆様の中には、チャートに興味がある方もいらっしゃると思います。このチャート を見て、次の日の株価推移を無意識のうちに予想した方もいらっしゃると思います。投資手法によってはなかなか魅力的なチャートだと思います。出来高急増しながらの連続した長い陰線での大暴落から一転、10%以上の急反発。出来高を伴った大陽線。非常に勢いのあるチャートです。 ただ、僕はこれだけみても、興味がわきません。この銘柄がどんな銘柄なのか分からないからです。ということで、どんな銘柄なのかを簡単にみてみましょう。 ![]() ここまで見ると、僕は俄然興味が湧きます。僕の投資手法は後で書きますのでここでは 割愛します。ともあれ、このような銘柄が、最初のチャートで示したような株価推移をしている訳です。次に日経平均株価と比較してみます。 ![]() 最後に週足チャートを見てみます。 ![]() 指数との比較や週足チャートだけでも、最初のチャートから随分印象が変わったのではないでしょうか。 さて、最初の日足チャートに戻りましょう。 ![]() この銘柄は、買いでしょうか?売りでしょうか? 僕は、このまま翌日も上昇するのではないかな?と思います。投資妙味あり、と判断します。 ただし、急騰の翌日なので急落するかもしれません。急騰するにしろ急落するにしろ、出来高は高いでしょう。 さて、翌日の日足チャートが下になります。 ![]() 急騰も急落もしていません。始値と終値が殆ど同じです。出来高は急減しています。前日まで出来高が激増していたのに、ここに来ての出来高急減。誰もこの銘柄に注目していない。この日の値動きは前日比 -1.74%。日経平均は-1.68%、TOPIXは-1.96%、 JASDAQは-0.95%でしたので、概ね指数の変動の範囲内です。 このような相場になると、読者の中で予想できた方はいらっしゃるでしょうか? 翌日の値動きを予想するのは無理なのです。何事も起こり得るし、それを予想しても仕方がないのです。どのような値動きになろうとも、トレードを始める時に結果を受け入れる必要があります。相場は自分の思い通りにはなりません。誰の思い通りにもなりません。 大切なのは、値動きを予想することではありません。自分が許容できるリスクの中で投資行動をすることです。どこまでリスクを許容できるのかは人それぞれなので、その受け入れられるリスクに応じて投資手法は異なるべきです。このような値動きになったからといって、一体何なのです?結果を受け入れるだけです。受け入れられないリスクを取らないようにしなければなりません。 ということで、長かったはじめにを終わります。 (次回へ続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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